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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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国産材での家づくり…北斗市

2006年11月11日 17時51分46秒 | Weblog
家づくりに多くの木材を使用いたしますがその多くが価格の安価な輸入材に頼っているのが現状です。しかし、日本に建築する家にはやはり国産木材が様々な面でフィットします。今日は国産材の特徴を紹介します。

原生林で育つブナ材は、硬く、熱をかけた曲げ加工に適しており、イスや机などに使用されておりますが、とても狂い易いので時間をかけての乾燥させる事が必要です。
秋田杉などが有名ですがスギ材は、植樹してからの成長が速く、垂直に伸びて育ちます。このため建築用に植林しても、植樹した方の家づくりに間に合うと言われます。
スギ材は、香りがよく、柔らかで加工しやすく、柱材、梁材などの構造材や床、壁、天井などの仕上げ材として幅広く利用されています。
桧材は良い香りがしますが、この香りをシロアリなどが嫌がると言われます。ヒノキ材は、香りがよいだけでなく飴色の光沢があり耐久性が高いので付加価値の大きな高級木材です。

日本ではマツ材が多く使用されております。松材には、アカマツ、クロマツ、トドマツ、ゴヨウマツ、リュウキュウマツ、エゾマツ、カラマツなどが生育しています。
マツ材は、曲げに対する強度が強いので梁、柱などの構造材に多く使われています。

写真はファース本部、ハウジング事業部の工場で細工中のトドマツ(北海道で一般に使用されている)の板で破風(屋根の妻側の端部)に仕上げられようとしております。

北海道で多く見られるナラ材は、生育に相当の期間を要し、木目が細かく硬くて重量の重いのが特徴です。重厚感のある家具などに用いられています。
400年前に建築された姫路城など古い建築物の多くに使用されているケヤキの木は、田園の真ん中に立つ農家の防風林や公園などの緑地帯、街路樹など植えられております。ケヤキ材は、板目や柾目に特徴があり、その目の描く線はアートそのものと絶賛され、その目の線の上に独特の光沢があり、とても硬くて強いので高級木材として使用され、古くから、神社や仏閣などの大黒柱などに使われています。

昔から嫁入り道具に桐タンスと言いますがキリ材は、軽くて柔らか、湿気に強いと言われております。成長が著しく早く、娘が生まれた記念に植樹して、嫁入り道具のタンスに間に合うと言われます。真っ白い木肌に木目がとても美しく浮き上がります。

春の桜の花は美しいのですがそのサクラ材は、木目が緻密で褐色の光沢が特徴です。
玄関ホールの上がり框や床柱、床の間の床縁などに使用される高級木材です。
このように国産の木材は、その種類ごとに特徴があり、味わい深いものがあります。

今日は真面目に「住まいのお役立ち日誌」に相応しい題材にしましたが…
本社の北斗市は今日11日、朝から雨…明日は更に荒れそうです。
明日は自宅で休養して明後日は関西へ移動です。明日は休むぞ!!!
ファースの家
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