エルダーBP

登山 写真撮影等多趣味ですが最近は卓球で登山のためのトレーニングして 山岳写真撮影に励んでいます。

春樹ではなくカズオ イシグロさんの巻

2017-12-27 | 日記
先日NHKで放映されたカズオ イシグロさん受賞インタビュー番組を見た感想です。
図書館で本を借りようとしましたが当分読めそうにないので「忘れられた巨人」を購入しました、しかしまだ読みかけです。
そこでこの番組の感想です。
彼は私より10歳位若く長崎生まれです、父の仕事の都合で5歳でイギリスにそこで英国人としてより日本の家庭の価値観で育ったようです。
50年代の日本映画やまんがに親しんだそうです。
そして結果的には日本に帰らずボブディランにあこがれを持つようような青年に。
ソーシャルワーカーとして働きならら作家デビュー、1986年には英国の文学賞を受賞これをきっかけに多くの人に読まれたと思います。
彼のテーマの一つは人は何を忘れ、何を忘れまいとするか・・・これは日本で言えば過去の戦争責任の何処を、何処まで、何時まで考え近隣諸国に謝罪するか、またその教訓をどう活かし国作りを取り組むか、と重なります。
私は以前書いたようにドイツはナチの正当性を全く擁護せず(できないので)謝罪に徹し、その後くすぶらなかったのに反し、日本は例として、まだ靖国神社にこだわる政治家が居るので近隣諸国から信頼されないのです。
私は戦勝国の裁判で有罪になった戦犯に対しそれを国の為戦ったと擁護する人がいることが問題と感じています、そうでは無く、日本人に対する犯罪でもあるのです。
これは究極の業務上過失と考えていますが、最近の不正企業との共通点を感じます、会社の為の不正OK、その後の謝罪の態度も戦前の価値観を引いていると感じます。
もっと遡り武士道精神で企業運営をして欲しいのです、今回の一連の問題は切腹ものです。
話が戻りますが、戦犯を擁護する人が居るので、村山、河野談話で謝罪は終わりに出来なく何時までも尾を引く事態になっているのです。
また本を読み終えたら感想を書きますが価値観で共感を感じました、私は作家でないので文章にはできませんが彼の考えている次期テーマと私の興味もかなり共通性を感じました。