エルダーBP

登山 写真撮影等多趣味ですが最近は卓球で登山のためのトレーニングして 山岳写真撮影に励んでいます。

雪崩事故後、栃木県高校体育連盟会見に思うの巻

2017-03-30 | 登山、ハイキング
8人が死亡、40人がけがをした雪崩事故を受けて、今回の講習を主催した栃木県高校体育連盟の登山専門部が、29日午後5時から栃木県庁で会見を開きました。
その中で講習会の責任者の1人で、大田原高校の教員も務めている猪瀬修一委員長は、事故が起きた当時、みずからはラッセル訓練の現場ではなく、本部としていた近くの旅館にいたとしたうえで、「現地にいる教員に電話をして状況を確認していた。
教員からは雪が積もっているので茶臼岳への登山は無理だが、雪はさほど強くなく、風もほとんどないためラッセル訓練は可能だろうと提案を受けた」と述べました。
・Tグループ会社で言う、現地、現物、現認が重要、旅館に居て判断は甘い 後で記述するが、ラッセル訓練をどこで行うかこの時考えなければななない

そして「スキー場で雪崩が起きやすい地点は私たちの中で認知していて、そこには近づかないということで大丈夫だろうということで、現地にいた登山の経験が長いほかの2人の教員と私の3人で話し合ってラッセル訓練は可能だと判断した」と説明しました。
・どこでラッセル訓練を行うか相談することが重要、スキー場の見解ではこの付近は雪崩が心配なエリアと言っているがこの議論をしたのか!?
そのうえで「当時は安全だと判断して訓練をしたが、こういう事態になったことを反省しなければいけない。
訓練を中止すれば、こういうことにはならなかったと思う」と述べました。
・どんな情報を基に安全と判断したのか釈明してほしい

また、猪瀬委員長は、現場とのやり取りのために無線を持っていましたが、午前9時ごろの10分間ほどは無線を車に置いて旅館に戻っていたということで、「離れるべきではなかったと今は思う。
ラッセル訓練で危険な場所に行っていると認識していなかったので、無線を離してはいけないと思っていなかった」と述べました。
・何のための無線か?この場合無線で相談するより、先ほど指摘した通り、現地で現場を見てどうするか判断すべき

一方で、今回の講習の参加者が自分の位置情報を発信する「ビーコン」と呼ばれる機器を持っていなかったことについて、「きつい冬山登山には必須だが、講習会でビーコンを必ず持ちなさいとか、義務づけして持っていないところは参加させないという認識はなかった」と説明しました。
・どんな登山、訓練がきついのか!?雪崩が起きる可能性の有る所で行う訓練には必要なのではないか!? 
 この斜面が雪崩が起ても不思議でないという判断が出来なかったことが最大の問題点と思う。
 また、栃木県高校体育連盟の登山専門部の部長で、大田原高校の植木洋一校長は、「生徒7人と教員1人が命を落とすという痛ましい事故になってしまい、心からおわびします。ご冥福を祈るとともに調査に誠意を持って協力したい」と述べ、謝罪しました。
 
以上・の後の記述が私の意見です。
雪山に於ける三種の神器の解説を添付します、私が在籍したOACでは愛知県山岳連盟の講習会参加後、私的にも山岳会としても導入し、これを使う訓練を行いました。
追伸
私が計画したOSACの山行で数回雪山に入りましたが積雪量が少なくまた傾斜の緩い山域を選んでいました。
今後この状況を越える山行を計画する場合は三種の神器の導入を検討しましょう。
この事故後ビーコンなど安全装備のレンタルがあることを確認しました。
安全のためには対価を惜しんではいけないと感じます。