英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

2019箱根駅伝 感想

2019-01-08 17:52:16 | スポーツ
“今さら感”がありますが、箱根駅伝の感想です。

往路2位の東海大学が6区7区で追い上げ、8区でトップに立ち、9区10区も快調に走り、ゴールのテープを切り、初優勝を果たした。

【復路の 経過と感想】
6区
 往路優勝の東洋大、1分14秒差で2位東海大、2分44秒差で3位國學院大、3分28秒差で4位駒澤大、5分05秒差で5位法政大、青山学院大は5分30秒差の6位でスタート。
 東洋・今西、東海・中島がそれぞれ区間3位、区間2位で走り、区間1位(区間新)で走った青学・小野田に、大きく差を縮めさせなかった(東洋15秒、東海9秒)
 とは言え、小野田の走りは称賛に値する。先を走る今西(東洋)、中島(東海)、坪井(法政)らが序盤からハイペースで走り、差が縮まらない。小湧苑前(9.0km地点)での個人順位は4位、函嶺洞門(17.0km地点)でようやく個人順位1位タイに浮上したものの、5位を走る法政(坪井)はまだ16秒先を走っており、スタートしてから9秒しか詰まっていなかった。
 調子が良くないのかと思ったが、下り終ってからもピッチを緩めず坪井(法政)を抜き5位に上がり、区間記録を更新して7区につないだ。遥か先の見えない東洋、東海、法政との縮まらない差に対し焦ることなくしっかり走り切った小野田の見事な走りだった。
 だが、この区間で大きく縮められなかった(東洋に対して15秒、東海には9秒)のは、青山学院にとって小さくない誤算と言える。

7区
 青学・林は前回7区区間新でMVPも獲得したランナー。対する東洋・小笹は主将、東海・阪口も実力者。
 林(青学)はスタート直後から飛ばし、1.7km過ぎで6区で4位に下がった蜂屋(國學院)抜き、9.5kmで小島(駒澤)に追いつき、東洋、東海を追うが、東海(阪口)もハイペースを維持し、中盤からは拮抗状態を保つ。
 対する東洋(小笹)は徐々に足取りが重くなり、後方の阪口の姿が大きくなっていった。7区スタートの小田原中継点で1分8秒あった東洋~東海の差が4秒まで縮まった。
 林は区間記録に2秒及ばないだけの快走で東洋との差を1分27秒縮めたものの、まだ3分48秒の差がある(東海・阪口に23秒上回り、東海大学との差は3分44秒差)

 青山学院は6区7区で少なくとも2分は縮める予定(出来れば3分~3分30秒縮め、2分30秒差以内)だったはずだが、東洋に対して1分42秒縮めるにとどまった。しかし、東洋の8~10区のメンバーを考えると、充分、逆転を見込める差ではある。
 しかし、8区では更なる誤算が青山学院を襲うこととなった。


8区
 中継地点で4秒の差しかなかった東海・小松はすぐ追いつき東洋・鈴木の背後にピタリとつく。
 背後につかれた鈴木(東洋)も構わずピッチを緩めず走り続ける。
 3分48秒差の青学の飯田はハイペースで追うが続かない。スタート直後はやや詰まったものの、膠着状態が続く。茅ヶ崎(6.9km)では、トップの東洋、東海とは3分30秒差。
 14.6km、レースが動く。小松(東海)がスパートし、一気に鈴木(東洋)を置き去りにする。
 戸塚中継所に東海・小松がトップで襷を渡し、東洋・鈴木も粘って51秒差で繋ぐ。青学・飯田はトップ東海とは4分29秒差で襷を繋いだ。
 飯田(青学)は区間2位の走りだったが、序盤のハイペースが祟ったのか、茅ヶ崎地点でトップの2校との差が3分30秒で、それ以後は東海とは約1分、東海に離された東洋にも8秒、差が広がった。
 しかし、飯田(青学)の走り云々より、小松(東海)の走りを褒めなければならない。何しろ22年振りの区間記録更新の快走だった。古田哲弘(山梨学院・1997年)の記録を16秒更新。それを考慮すると、飯田(青学)も鈴木(東洋)良く粘ったと言える。飯田は45秒差の区間2位、鈴木は55秒差の区間2位。

 青山学院はタスキを受け取った時点でのトップ(この時は東洋)の3分48秒差が、8区を終わって4分29秒差に広がってしまい、5連覇は相当難しくなった。
 鈴木(東洋)が小松(東海)に追いつかれても好ペースを維持し、15km近くまで小松のペースメーカーの役割を果たしてしまった。しかも、情報によると小松は絶好調で、鈴木の作るペースに良い具合にピッタリと嵌り、余力を持ってスパートすることができた。
 この小松の走りは、さしもの青学・原監督も想定外だったであろう。


9区
 青山学院は9区10区も強力なので、逆転の可能性がないわけではない。東海、東洋も区間順位が2桁になるような走りだと、雲行きが怪しくなる。
 しかし、湊谷(東海)がその望みを打ち砕いた。序盤は確実に走り、後半に余力を残し、後半もしっかり走り、区間2位で吉田圭(青学)に46秒しか詰めさせなかった。
 対照的に中村(東洋)は区間19位と振るわず、東海との差は3分35秒に広がり、3位の青学に8秒差まで詰め寄られてしまった。
 吉田(青学)区間1位、歴代5番目の好走を見せたが、トップ東海とは3分43秒と5連覇の道は遠くなった。

10区
 郡司(東海)も落ち着いた堅実な走りで区間3位の好走で、嬉しい初優勝のテープを切った。
 鈴木(青学)は最初から飛ばす捨て身の走りで、大澤(東洋)を抜き去り、東海との差を3分に縮めるが追撃もここまで。オーバーペースが祟り、区間後半はもがくような走りとなったが失速を最小限に止め、区間2位の走りで、東海大には3分41秒差の2位でフィニッシュ。
 大澤(東洋)は区間10位。東洋大は5分54秒差の3位でゴール
 10区の区間賞は、星(帝京)。

総合成績
順位 大学     記録/1位とのタイム差
1 東海大学    10:52:09    (大会新記録)
2 青山学院大学  10:55:50 / 03:41(大会新記録)
3 東洋大学    10:58:03 / 05:54
4 駒澤大学    11:01:05 / 08:56
5 帝京大学    11:03:10 / 11:01
6 法政大学    11:03:57 / 11:48
7 国学院大学   11:05:32 / 13:23
8 順天堂大学   11:08:35 / 16:26
9 拓殖大学    11:08:35 / 17:01
10 中央学院大学  11:09:23 / 17:01
11 中央大学    11:10:39 / 18:30
12 早稲田大学   11:10:39 / 18:30
13 日本体育大学  11:12:17 / 20:08
14 日本大学    11:13:25 / 21:16
15 東京国際大学  11:14:42 / 22:33
16 神奈川大学   11:15:51 / 23:42
17 明治大学    11:16:42 / 24:33
18 国士舘大学   11:16:56 / 24:47
19 大東文化大学  11:19:48 / 27:39
20 城西大学    11:19:57 / 27:48
OP 関東学生連合  11:21:51 / 29:42
21 山梨学院大学  11:24:49 / 32:40
22 上武大学    11:31:14 / 39:05



復路成績
順位 大学     記録
1 青山学院大学  5:23:49(復路新記録)
2 東海大学    5:24:24(復路新記録)
3 帝京大学    5:29:40
4 駒澤大学    5:31:06
5 東洋大学    5:31:32
6 法政大学    5:32:21
7 早稲田大学   5:34:33
8 中央大学    5:35:13
9 日本体育大学  5:35:44
10 中央学院大学  5:35:51
11 神奈川大学   5:36:10
12 国学院大学   5:36:17
13 順天堂大学   5:36:30
14 大東文化大学  5:36:41
15 拓殖大学    5:37:02
16 東京国際大学  5:37:27
OP 関東学生連合  5:37:34
17 日本大学    5:37:48
18 城西大学    5:39:47
19 山梨学院大学  5:40:33
20 国士舘大学   5:41:03
21 明治大学    5:42:28
22 上武大学    5:48:48




【レース全体の感想】
東海大学
1区 鬼塚 6位 +0:08(区間1位との差) 6位(チーム順位)
2区 湯澤 8位 +1:47          5位
3区 西川 7位 +1:36          4位
4区 館澤 2位 +1:43          2位
5区 西田 2位 +0:24          2位
6区 中島 2位 +0:09          2位
7区 阪口 2位 +0:23          2位
8区 小松 1位    0 区間賞・区間新  1位
9区 湊谷 2位 +0:46          1位
10区 郡司 3位 +0:15          1位

 1区は順位は6位ながらも、トップとはわずか6秒差。
 2区3区は区間トップとは1分半強の差があるが、2区はエース区間、3区は区間新の森田(青学)との差なので、まずまずの結果だったと言える。
 4区は区間2位。トップとの差1分43秒差は区間新の相沢に比べての差なので許容範囲であるし、青学より2分弱のアドバンテージを得たことが大きい。
 5区もトップ東洋との差を縮め1分13秒差、青学には望外の4分16秒リード。
 6区7区も区間2位の走りでトップ東洋との差はわずか4秒に。しかも、青学がかなり優位と見られていたこの2区間を合わせて32秒しか劣らなかった。
 8区は区間記録を22年ぶりに更新する快走で勝利に大きく近づき、9区10区も堅実な走りでリードを保ち初優勝。
 区間賞は1人だったが、2位5人、3位1人、1区~3区はどの大学も主力を投入した区間なので区間順位は4~6位にとどまったが、メンバー全員がほぼ100%、区間によってはそれ以上の走りをして、青山学院の5連覇を阻んだ。
 東洋大学より復路のメンバーが揃っており、往路を終えた時点でトップ東洋と1分14秒差は優勝にいちばん近い位置と思えたが、私は東海はどこかの区間で失敗すると思っていた。失敗しないどころか全区間とも素晴らしい走りだった(失礼しました)。

青山学院大学
1区 橋詰 3位 +0:06(区間1位との差) 3位
2区 梶谷 10位 +2:12          8位
3区 森田 1位    0 区間賞・区間新  1位
4区 岩見 15位 +3:38          3位
5区 竹石 13位 +3:58          6位
6区 小野田1位    0 区間賞・区間新  5位
7区 林  1位    0 区間賞      3位
8区 飯田 2位 +0:45          3位
9区 吉田圭1位    0 区間賞      3位
10区 鈴木 2位 +0:13          2位

 2区がやや遅かったがエース区間であることを考えると想定内。
 3区森田が素晴らしい走りで、3区を終わって“予定通り”に改善。
 4区の苦戦で3位に落ち、トップ東洋と3分30秒の差がついてしまったが、まだ想定内で逆転は十分に可能な範囲。
 しかし、4区に続いて5区も振るわず、往路を終えて5分30秒差は想定外の事態
 それでも、復路のメンバーを考えると射程距離と考えられ、6区7区も予定通りの素晴らしい走りをしたが、復路にもメンバーが揃っている東海が予想以上の走りをし、5連覇に暗雲が立ち込めた。
 さらに、8区の東海に区間新の快走をされ、5連覇は遠のいてしまった

 復路はメンバー全員が素晴らしい走りをして東洋を抜き2位に浮上したが、東海も素晴らしい走りをしたため、最後まで東海大学を視界に捉えることもできなかった。

 復路の展望記事
『「青山学院の逆転の可能性は60%」……「優勝は青山学院」と言っておこう』
と書いてしまったが……
 5分30秒差をつけられていた東洋を逆転したということで、ご容赦ください。


 10区に起用された復路の切り札の鈴木は8区に起用されると思っていた。往路が想定内だった場合は6~8区で勝負を決める。往路で後れを取った場合は、6~8区で挽回しトップに立つか並ぶ予定。
 ところが、あまりにも往路で差がついてしまったので、(10区にエントリーされていた吉田祐也の調子が良くなかったのかもしれないが)鈴木にアンカーを託し、2分弱の差なら最初から突っ込んだ走りで勝負をかける腹積もりだったような気がする。
 しかし、東海の8区の快走で、その目論見は外れてしまった…とか。

東洋大学
1区 西山 1位    0(区間1位との差) 1位
2区 山本 4位 +1:19          2位
3区 吉川 4位 +1:07          2位
4区 相澤 1位    0 区間賞・区間新  1位
5区 田中 8位 +1:58          1位   
6区 今西 3位 +0:15          1位
7区 小笹 3位 +1:27          1位
8区 鈴木 5位 +0:55          2位
9区 中村 19位 +3:30          2位
10区 大澤 10位 +2:34          3位

 往路は1区西山、4区相澤を始め、ほぼ完ぺきな走り。
 6区~8区も7区がやや誤算だったかもしれないが、力を出し切った走りだった。
 けれども、9区10区は走りが100%かどうかと言うより、申し訳ないが実力的に苦しいランナーだった。情報では、大会前になって実力ランナーに故障が相次いだとのこと。
 不運とも言えるが、青学は3~4人程度なら充分にカバーできる層の厚さがあり、「層の厚さが課題」と酒井監督も述べていた。


 東海大学、初優勝。おめでとうございます!
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相棒 season17 元日スペシャル 第10話「ディーバ」

2019-01-03 22:39:21 | ドラマ・映画
「日本の皆さんは、政治に興味がないんじゃありませんか?
 国政を担う方々が、とんでもない失言をしても、お友だちに便宜を図っても、大して問題にならないんですか?
樹は敦盛家の血を引くたった一人の男子です
犯人は敦盛家の人間を苦しめたいんじゃないかしら?


 事件の本質を暗示していた上記の台詞……


 脚本家による先入観を持たないために、視聴前に担当脚本家についての情報はカットしているが、途中から太田愛氏の脚本という気がしてきた。
 太田愛氏は昨年の元日スペシャル「サクラ」を手掛けており、本作を含めると元日スペシャルは5作目。
 太田脚本の特徴は「サクラ」でも述べていて、読み返してみると、けっこう細かく分析していた。自分で書いておきながら、≪えっ、そうなの?≫という項目もあった。
 それはともかく、太田脚本の特徴としては
・巧みな“伏線⇒回収”がたくさんある。多くの謎(伏線)がラストで見事に収束していく。
・愛情をテーマにすることが多い
・レギュラー陣がいつもより少し優しい
などが挙げられる。

★今回もいろいろな伏線が貼られている。上記の台詞も伏線と言える。
①演歌歌手が意味深な笑顔で花束を瞳子(大地真央)に渡した
⇒過去に瞳子に塩酸を浴びせた女性だった。
 ちょっと分かりにくくてずるい伏線だったかも(太田氏なので許す・笑)

②別荘の管理人と「人が住んでいたことに周囲は気付かなかった」という聞き込み情報
⇒そもそも住んでいなかった。劉造(西岡德馬)もそう思っていただけ

③孫の命が懸かっているとはいえ、貴巳(河井青葉)は娘の槙(優希美青)のケガを心配しない
⇒劉造の犯罪を暴くための狂言誘拐だった

④“その子”と言わず“あの子”と表現した
⇒一面識もない少女の事を話すのであれば、普通は“あの子”ではなく“その子”と言う筈

⑤現場検証の際に劉造のDNAを採取
⇒槙の子・樹の父親が劉造だと証明するため
現場検証の際の痕跡分別の為なら、DNA鑑定よりは指紋の採取・提供なのでは?
【補足】(「尾幡の爪の間から犯人の皮膚片が採取されたから」と言うべきだったのでは?)

樹の誘拐での一連の細工と真相
①樹は同じマンションの別の部屋にいた。防犯カメラをうまく逆用していた。
②首謀者の瞳子(大地真央)は巻き込まれたと思わせると同時に、三雲生命の悪事を表沙汰にする
③貴巳(河井青葉)と瞳子(大地真央)は共犯だが、表向きは敵対

 これらは見事な筋書きで、瞳子たちの目的が劉造の2つの犯罪を暴くことだった。


★劉造の2つの犯罪とは?
Ⅰ.いわゆる“忖度”を強いて、政治家の都合のいいように事を運ばせる。
 しかも、不正な金は一切動いておらず、証拠が残らない案件=G案件
Ⅱ.槙に乱暴して妊娠させた
 “敦盛家の血”に拘る劉造らしい暴挙……真希の父は優(劉造の息子)ではなく、劉蔵は敦盛家の血を引く男子が欲しかった

★劉造の犯罪を暴く手段
・瞳子の記者会見中の不可解な告発
・劉造の暴言の隠し撮り動画のネットでの拡散
・死体発見現場に劉蔵を誘導し、現場検証の為に劉造のDNAを採取し、樹との親子関係を立証




劉造の犯罪を暴くための瞳子らの犯行と右京たちが推理・捜査して真相究明するストーリーは見事だった。
ただし、疑問点や不満点も多かった。


暴力団、フリーライターの尾幡関連はご都合主義的
・尾幡暴行時にハードディスクを奪い引き出しにしまったが、そのまま放置(三雲生命への切り札として保管するなら、もっと厳重にすべき)
・冠城が暴力団事務所に忍び込んだとき、若い女を監禁中に関わらず留守
・取材妨害の為に暴力団に暴行されたというかなりやばい状況のはずだが、彼らの手が届く範囲に留まる
・尾幡と市原幸雄(実行犯)との協力関係の描写が弱いし、ジャーナリストとしての使命感も感じられなかった

 なんだか取って付けたような暴力団の存在だった。
 冠城が彼らに囚われる経緯も冠城が迂闊過ぎるし、尊の冠城の救出劇も締まりがなかった。(尊の活躍シーンがあったのはうれしい)

 ただし、尾幡の存在(尾幡が殺されること)は必要不可欠(劉造のDNA採取)

【どうでもよい疑問】
劉蔵は爆弾が仕掛けてあるスーツケースから何故離れない?


 満足できる内容だったが、塩酸ぶっ掛けシーンや、敦盛家の真の血縁関係が分かりにくかった。
 そもそも、ほとんどフランスにいたらしいのに、貴巳や槙や幸雄らと家族のような感情や一体感を持つのは不思議
 それに、尾幡や暴力団絡みのエピソードは不出来だった。
 美彌子(仲間由紀恵)、神戸尊(及川光博)たちの登場は嬉しかったが、美彌子はほんの顔見せだった。
 ゲストの大地真央さんには気を使い過ぎの脚本だったが、西岡德馬さんの役に対しては容赦ない扱いだった(笑)

 

 


第1話「ボディ」第2話「ボディ ~二重の罠」第3話「辞書の神様」第4話「バクハン」第5話「計算違いな男」第6話「ブラックパールの女」第7話「うさぎとかめ」第8話「微笑みの研究」第9話「刑事一人」

【ストーリー】番組サイトより
凱旋帰国した世界的歌姫を巻き込む誘拐事件が発生!!
さらに、世間を震撼させる“殺人の告発”が…
右京は元特命係・尊に協力要請!! 前代未聞の難事件に挑む!!


 年末の朝、110番通報が発信されたマンションに駆けつけた右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、室内で血を流して倒れている少女・槙(優希美青)を発見。彼女の幼い息子が誘拐されたと分かり、槙の母親・貴巳(河井青葉)は亡き夫の父親である衆議院議員の敦盛劉造(西岡德馬)の元に向かう。身代金目的であれば、劉造に連絡してくるはずだと考えたらしい。
 その後、槙は意識を取り戻したものの、息子の父親については黙秘。偽装誘拐の可能性も浮上し、捜査は難航する。そんな中、犯人から連絡があり、意外な要求がなされる。それは、来日中の大物シャンソン歌手・神崎瞳子(大地真央)に、マスコミの前で告発文を読ませろという奇妙なものだった。内容は、「三雲生命の社員・天野弘は自殺ではなく殺された」という告発。犯人はなぜ瞳子を巻き込み、こんな手の込んだことをするのか?

 天野弘について調べ始めた亘は、急速に業績を伸ばしている三雲生命について不穏な情報を入手する。そして、右京に相談しないまま単身、暴力団事務所に乗り込むが、それから消息を絶ってしまう。いっぽう、瞳子と誘拐事件の関係を探っていた右京は、貴巳と瞳子の過去にある接点があったことに気づき、劉造と三雲生命が浅からぬ関係にあることも指摘。
 そして、亘と連絡が取れないことから、元特命係の神戸尊(及川光博)に協力を依頼する!!そんな中、犯人から劉造に再び連絡があり、事態はついに殺人事件にまで発展してしまう…!!

誘拐と殺人、2つの事件に意外な繋がりが!?
世界的歌姫と一連の出来事の関係とは…?
そして、亘の捜索のため、尊が大胆な行動に!
特命係の命を懸けた戦いが始まる!


出演:水谷豊 反町隆史 鈴木杏樹 芦名星 及川光博 榎木孝明 杉本哲太 仲間由紀恵 石坂浩二
ゲスト:大地真央 河井青葉 優希美青 西岡德馬

脚本:太田愛
監督:権野元
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2019箱根駅伝 復路 展望

2019-01-03 00:56:37 | スポーツ
往路成績
 優勝(1) 東洋大学         5:26:31
 2位(2) 東海大学          1分14秒差
 3位(6) 國學院大學         2分44秒差
 4位(4) 駒澤大学          3分28秒差
 5位(12) 法政大学          5分05秒差
 6位(3) 青山学院大学        5分30秒差
 7位(11) 順天堂大学         5分34秒差
 8位(9) 拓殖大学          5分37秒差
 9位(5) 帝京大学          6分59秒差
10位(13) 中央学院大学        7分01秒差

往路の4区、5区が思いもかけぬ展開で、青山学院が5分30秒差の6位と苦戦。
しかし、層が厚く、復路も強力メンバーが揃っているので、5分30秒差は充分逆転可能と見ている。


【エントリーメンバー】
青山学院
  6区 小野田  前回6区1位、全日本1区3位
  7区 林    前回7区1位、全日本4区2位
  8区 山田
  9区 吉田(圭)出雲4区1位 、全日本6区1位
  10区 吉田(祐)全日本5区1位
主な控え 鈴木   前回1区5位、出雲2区1位、全日本3区3位
     橋間   前回10区2位

東洋大学
  6区 今西  前回6区5位 、出雲5区1位 、全日本3区4位
  7区 小笹  前回10区1位、出雲4区4位、全日本5区3位
  8区 田上  全日本1区11位
  9区 中村
  10区 浅井  前回8区7位、全日本4区7位
主な控え 鈴木  全日本6区5位

東海大学
  6区 中島  前回6区2位 出雲3区12位
  7区 阪口  前回2区7位
  8区 松尾  前回5区12位
  9区 鈴木 
  10区 郡司  出雲5区3位、全日本6区2位
主な控え 關   前々回2区13位、出雲4区2位、全日本2区4位
     湊谷  前回9区5位、全日本7区9位

 3強の復路エントリーメンバー、補欠登録者を比較すると、やはり、青山学院が強力だ。
 6区の小野田は昨年6区1位の山下りのスペシャリスト、7区の林も昨年同区間を区間新の区間賞。9区10区の両吉田も実力者。さらに、補欠の鈴木はエース級、橋間も前回10区2位の実力者で、復路どの区間も区間賞を獲ることが可能。
 東洋大学は6区7区は実力者だが、8~10区が手薄
 東海大学は、8区9区に關、湊谷が入れば、充実する

【6区7区の検証】
 6区……3校とも昨年の経験者。昨年のタイム差は青山学院の小野田が東海・中島に33秒、東洋・今西に1分28秒差をつけている。
 今西は実力があり、前回の経験を活かすと思われるので、今年もこの差がつくとは思えないが、青学・小野田が30秒~1分を稼ぐことは樹分有り得そうだ。
 7区……青学・林は前回区間2位に2分34秒差をつけている。昨年が出来過ぎと考え、さらに、東洋・小笹、東海・阪口も実力者なので、互角の戦いをする可能性もあるが、やはり、東洋、東海に30秒~1分差をつけることは充分に考えられる。

 とすると、6区と7区で慎重に考えて1分30秒、うまくいけば3分差を縮められる。
 その場合、7区終了時の東洋との差は4分~2分30秒。
 この差は8区9区10区での戦力差を考慮すると、逆転の可能性は充分にある。
 ただし、青山学院が復路メンバー全員が100%に近い走りをすることが条件である。

 もちろん、東洋、東海が100%セントの走りが出来なかった場合は、逆転の可能性はさらに高くなる。

 結論を言えと言われたら、「青山学院の逆転の可能性は60%」……「優勝は青山学院」と言っておこう。
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2019箱根駅伝 往路

2019-01-02 16:43:23 | スポーツ
青山学院大学の5連覇と今シーズン3冠なるか!
 対抗東洋大(前回2位往路優勝・出雲2位・全日本3位)と東海大(前回5位・出雲3位・全日本2位)だが、質、層ともに高レベルの青山学院の優位は揺ぎそうもない。1区間で大きな誤算、2区間で小さな誤算ぐらいが生じない限り優勝は動かないような気がする。
 上位争いに加わりそうなのは、予選会ダントツの駒沢大(全日本4位)と、戦力充実の帝京大(前回9位・出雲5位・全日本5位)。法政大(前回6位・出雲12位・全日本7位、山登りのエース青木を擁する)、城西大(前回7位・出雲8位・全日本8位)、拓殖大(前回8位・出雲4位)も上位が期待できる。
 学生ナンバー1の塩尻を擁する順天堂大、エース阿部を中心に5000m、10000mのチームの平均タイムが良い明治大学も面白い存在だ。


【1区】
 有力ランナーは橋詰(青学・出雲1区区間賞)、西山(東洋・前回1区区間賞)、鬼塚(東海・前々回1区2位、前回3区3位)、中谷(早大・全日本3区2位、スーパールーキー)、片西(駒澤・ユニバのハーフ金、前回1区3位)、タイタス(東京国際大)、山藤(神奈川大)、中山(中大)と各大学のエース級が揃った。1区で好スタートを切りたいという意図が感じられる。特に駒澤はエースの片西を、中央も中山起用と、勝負を懸けている。

 スタート直後に大東大・新井が転倒。ダメージが大きそう。
 10キロ付近でタイタスが飛び出すが、12km過ぎで集団に吸収される。しかし、それで、集団が縦長になり、大東大・新井など数チームが遅れだす。
 18キロ、東洋・西山が先頭に立ちペースを上げると、15人いた集団が縦長になり、明治・鈴木、国際・タイタス、神大・山藤が遅れ始める。
 18.5キロ、集団は9人になり、駒澤・片西、早大・中谷もついているものの苦しそう。
 18.6キロ、更に西山がスパートすると、片西、中谷らに続いて、東海・鬼塚らも遅れ始め、3番手にいた青学・橋詰も離され始める。
 19キロで西山についているのは中央・中山だけとなったが、19.4キロで遅れ始める。
 しかし、その後は中山も引き離されず粘る。

 東洋・西山がトップでタスキを渡し、2年連続の区間賞
 2位は中央・中山で1秒差。
 3位は青学・橋詰で6秒差。
 4位は法政・佐藤、8秒差。
 5位は早大・中谷、8秒差。
 6位は東海・鬼塚、8秒差。
 駒澤・片西は7位の9秒差で中継点に入ったが、2区ランナーがスタンバイしておらず15秒のロスで、実質24秒差の10位。
 8位は国際大・タイタス、15秒差。
 9位は国士舘・住吉、18秒差。
 10位は國學院・藤木、22秒差。
 神大・山藤は47秒遅れの15位と遅れた。
 日大は1分49秒遅れの17位でワンブイにタスキを渡し、拓大は1分51秒遅れの18位、順大は2分5秒遅れの19位で塩尻にタスキを渡した。
 転倒した大東大・新井は8分40秒差の22位で何とかたすきを繋いだ。

【2区】
 1キロ地点で、中大・堀尾が東洋・山本に追いつく。山本も1キロのラップは2分40秒と速いペース。ふたりに6秒差で青学・梶谷、少し遅れて法大・坂東、国士舘・ヴィンセント、東海・湯澤、早大・太田(前の選手に隠れてはっきりとは確認できず)。
 6キロ付近では、中大・堀尾と東洋・山本が並走、8秒差でヴィンセント、更に6秒差で青学・梶谷、法大・坂東、国士舘・東海・湯澤が集団で走っている。
 早大・太田は後方に下がり9位まで後退し、ブレーキの気配。
 その約400m後方で日大・ワンブイと拓大・デレセがハイピッチで追い上げている(ワンブイの5kmは13分53秒のハイペース)。
 さらにその後方100mで順大・塩尻が城西・金子を抜いて18位に浮上。
 横浜駅前地点での個人順位は1位ワンブイ(日大)22:52、2位デレセ(拓大)22:55、3位ヴィンセント(国士)23:08、4位堀尾(中大)、塩尻(順大)23:17。
 11キロ地点で、駒澤・山下と国際・伊藤と國學院・土方がが4位グループの青学・梶谷、法大・坂東、国士舘・東海・湯澤に追いつき、6人の集団に(先頭から250mほど遅れているという実況)。
 権太坂(15.2km)でも中央・堀尾と東洋・山本が並走。12秒差の3位で国士舘・ヴィンセントが通過。4位グループ(駒澤、東海、国際、法政、國學院、青学)は38秒差で通過。日大・ワンブイは1分10秒差の10位(7人抜き)、拓大・デレセは1分34秒差の13位(5人抜き)、順大・塩尻は1分42秒差の14位(5人抜き)で通過。早大・太田は17位まで後退。
 権太坂地点での個人順位は、1位ワンブイで2位塩尻(16秒差)、3位デレセ(22秒差)、4位ヴィンセント(32秒差)、5位堀尾(38秒差)。権太坂でワンブイに25秒(個人記録)遅れていた塩尻が16秒差に詰めてきている。
 16km地点で4位集団から法大・坂東が遅れだす。
 17kmで順大・塩尻が拓大・デレセを捉える。
 18km過ぎに塩尻とデレセが並走しながら、帝京大・畔上、日体大・山口を抜き去る。
 18.8km、トップを並走していた中大・堀尾が東洋・山本についていけなくなる。
 19km前で国際・伊藤遅れ、さらに青学・梶谷も喘ぎ始める。
 21km地点で、青学・梶谷が完全に遅れ、その後方に日大・ワンブイが迫っている。
 21.5km、国士・ヴィンセントが中大・堀尾を捉え、22.4kmで東洋・山本をも抜き去り先頭に立ち、そのままトップで襷を繋いだ。6秒差で東洋・山本、中央・堀尾も粘って14秒差の3位。
 猛烈に追い上げた日大・ワンブイが4位(13人抜き)に。順大・塩尻は9位(10人抜き)、拓大・デレセは12位(6人抜き)。

2区終了時点の順位(括弧内の数字は前区間順位)
1位(9)国士館(ヴィンセント)
2位(1)東洋大(山本)   6秒差
3位(2)中央大(堀尾)   14秒差
4位(17)日本大(ワンブイ) 36秒差
5位(6)東海大(湯澤)   42秒差
6位(10)國學院(土方)   44秒差
7位(7)駒沢大(山下)   47秒差
8位(3)青山学院(梶谷)1分05秒差
9位(19)順天堂大(塩尻)1分19秒差
10位(8)東京国際(伊藤)1分20秒差
 早稲田は5位から18位まで後退。

2区区間順位
1位 ワンブイ(日大)    1:06:18(歴代2位)
2位 塩尻(順大)      27秒差(日本人選手最高)
3位 ヴィンセント(国士)  54秒差
4位 山本(東洋)    1分19秒差
5位 堀尾(中央)    1分26秒差
 デレセ(拓大)は6位で1分29秒だった。

 青山学院は1分05秒遅れの8位だが、想定内だろう。3区にエース森田を配しており、トップ争いに絡んでくるだろう(森田は完調ではないという情報も)。
 東洋大はほぼ予定通り。少なくとも青学をリードして往路を終えたい。
 東海大もまずまずの位置。
 駒澤も悪くない位置だが、もう少し上位を目論んでいたはずだ。
 3位の中大は健闘しているが、エース2人を1区2区に投入し、期待通りと言えるが、今後は苦しそう。
 1位の国士舘は、前回19位、予選会も9位通過。全くのノー膜で予想外のトップ。走力データも下位なので、今後、後退していくと考えられるが、駅伝は上位で走るとプラス効果があり、シード権確保もあり得る。


【3区】 
 700m地点で東洋・吉川(前回4区2位)が国士・多喜端を捉え、トップに。
 遊行寺坂(5.4km地点)での通過順位は1位東洋・吉川、2位グループに東海・西川、國學院・青木(28秒差)、4位中央・三須(40秒差)、5位国士館・多喜端(43秒差)、6位駒澤・中村(47秒差)、7位青学・森田(56秒差)、8位日大・野田(1分8秒差)。
 個人順位は明治・阿部がトップで、森田は17秒遅れの5位。
 11.7km付近で、2位集団を東海(西川)、國學院(青木)、駒澤(中村)、青学(森田)の4チームで構成しているが、駒澤(中村)が遅れ気味。追いついた森田がペースを上げている。
 14km地点で、第2集団がばらけ、青学(森田)、駒澤(中村)、東海(西川)、國學院(青木)と等間隔で単独走になっている。
 茅ヶ崎(14.3km地点)では、東洋と青学との差は21秒まで縮まっている。個人順位は阿部(明治)で森田は2位で11秒遅れ。3位は遠藤(帝京大)で28秒差。
 20km地点でついに青学(森田)が東洋(吉川)を捉える。吉川も譲らず並走。
 20.4km(中継点1km手前)で森田が前に出る。吉川も力を振り絞るが、20.7kmでじわじわ離される。
 結局、森田(青学)が区間新の力走で東洋(吉川)に8秒差をつけて襷を繋いだ。

3区終了時点の順位(括弧内の数字は前区間順位)
1位(8)青山学院(森田)
2位(2)東洋大学(吉川)    8秒差
3位(7)駒澤大学(中村)    55秒差
4位(5)東海大学(西川)  1分12秒差
5位(6)國學院大(青木)  1分13秒差
6位(14)帝京大学(遠藤)  2分20秒差
7位(10)東京国際大(真船) 2分26秒差
8位(9)順天堂大(橋本)  2分32秒差
9位(3)中央大学(三須)  2分42秒差
10位(12)拓殖大(馬場)   2分46秒差
 2区終了時1位だった国士館は11位に、4位の日大は16位に下がった。

3区区間順位
1位 森田(青学)  1:01:26 区間新
2位 阿部(明治)  41秒差
3位 遠藤(帝京)1分6秒差
4位 吉川(東洋)1分7秒差
5位 中村(駒澤)1分14秒差

 森田のさすがの走りでトップに立った青山学院。東洋も8秒差で追っている。東洋は4区に準エースの相澤を配しており、4区でリードを得ることが予想される。4区で青学がどこまで踏ん張れるかが、今大会のひとつの鍵になりそう。
 東海大も4区に1500m日本チャンピオンの館澤がおり、ここでトップ争いに加わりたい。駒澤もここまで3位と健闘している。



【4区】
 1.8km地点で、東洋・相澤が青学・岩見に追いつく。岩見も最初の1kmを2分46秒のハイペースで入っていたが、それ以上のペースで相澤が飛ばしている。
 2.5km過ぎに青学・岩見が遅れだし、ズルズル後退。その後の離れ方も急激で心配。

 二宮(8.9km地点)での通過順位は、1位東洋(相澤)、2位青学(岩見)1分1秒差、3位グループで東海(館澤)と駒澤(加藤)1分57秒差、5位國學院(茂原)2分21秒差、6位帝京大(横井)2分50秒差、7位中央(池田)3分31秒差、8位東京国際(相沢)3分36秒差、9位グループ順天堂(小林)と明治(三輪)3分53秒差。
 相澤(東洋)が区間新のペースで快走。館澤(東海)は5位、岩見(青学)はここまで区間11位と振るわず、トップの東洋との差は広がるばかりだ。

 小田原本町(17.7km地点)で、東洋・相澤は区間記録を1分30秒上回る快ペース。青学・岩見は個人順位15位とさらに失速し、東洋との差は2分45秒に広がった。後方7秒差で東海・館澤が迫ってきており、青山学院の5連覇に暗雲が漂ってきた。館澤(東海)は個人順位2位で区間記録とやや遅れるペースで悪くないのだが、相澤に1分47秒の遅れを取っている(それだけ相澤が早い)。
 結局、相澤(東洋)は区間記録を1分28秒上回る快記録で4区を走破し、2位東海(館澤)との差を2分48秒差をつけた。青山学院(岩見)は3分30遅れの3位で襷を渡した。

4区終了時点の順位(括弧内の数字は前区間順位)
1位(2)東洋大学(相澤)
2位(4)東海大学(館澤)  2分48秒差
3位(1)青山学院(岩見)  3分30秒差
4位(3)駒澤大学(加藤)  3分59秒差
5位(6)帝京院大(横井)  4分23秒差
6位(5)國學院大(茂原)  4分43秒差
7位(9)中央大学(池田)  5分23秒差
8位(12)明治大学(三輪)  5分33秒差
9位(10)拓殖大学(石川)  5分57秒差
10位(7)東京国際(相沢)  5分59秒差

4区区間順位
1位 相澤(東洋) 1:00:54 区間新
2位 館澤(東海)1分43秒差
3位 横井(帝京)2分11秒差
   清水(早大)1分7秒差
5位 奈良(大東)2分20秒差
     岩見(青学)は区間15位で相澤との差は3分38秒。

 青山学院は東洋に3分30秒の大差をつけられ、往路優勝は難しくなった。ただし、山登りの5区は何が起こるか分からない。
 総合優勝の観点では、青山学院は充分射程内と言えよう。東海は2分48秒差の2位。今後の頑張り次第では、まだまだ可能性がある。




【5区】
 6km地点で青学・竹石が駒澤・伊東に抜き去られる。全くついていくことができず、どんどん差がついていき、まさに“抜き去られる”という感じだ。竹石は前年も5区を経験し、区間5位でトップの東洋との差を詰め青学優勝の一因となったが、非常に心配な走りだ。
 昨年5区1位の法政大・青木は今年も快調。6km過ぎで拓殖・戸部を抜き10位に浮上(3人抜き)。区間記録を上回る快ペースだ。
 ただし、大平台(7.0km地点)での個人記録はその青木を、國學院・浦野が2秒上回っており、順位も6位から4位に浮上。快調なのか、オーバーペースなのか?
 東海・西田も大平台では個人3位と快調で、東洋との差を20秒詰めている。大平台地点の個人順位は東洋・田中は7位、青学・竹石16位で、チームとしては東洋との差は3分55秒に開いている。
 法政・青木の快進撃は続き、明治、帝京を抜き6位に躍進。

 小涌園(11.7km地点)、トップ東洋(田中)、2位東海(西田)1分43秒差。國學院(浦野)が駒澤(伊東)に追いついて3位グループになっている(トップとの差は3分33秒)。
 5位青山(竹石)は5分8秒まで広がっている。しかも、その後方100mに法政(青木)が迫ってきている。
 7位拓殖(戸部)、8位明治(酒井)、9位帝京(小野寺)、10位順大(山田)、11位中央(岩原)、12位中央学院(高砂)と続いている。
 ここまでの個人記録は、浦野(國學院)がトップで、2位は西田(東海)で4秒差、3位青木(法政)8秒差と僅差。
 青学(竹石)は法政、拓殖、順天に抜かれ8位に後退。芦之湯(15.8km地点)での東洋との差は6分5秒に広がった。
 区間賞争いは依然熾烈で、芦之湯ポイントでトップが浦野(國學院)、4秒差で西田(東海)、18秒差で青木(法政)。
 16.6kmで、駒澤(伊東)が國學院(浦野)に離され始める。
 ズルズル後退していた竹石(青学)だったが、下りに入ってから別人のようにピッチを上げ、17.3kmで順天を抜き返す。


 東洋・田中は堅実に走り切り、トップでテープを切り、往路優勝(新記録)。
 2位は東海大・西田が区間新の走りで1分14秒まで差を詰めた。
 國學院は浦野が西田を24秒上回り区間新の快走で、2分44秒差の3位に入った。
 4位は駒澤(3分27秒差)、5位は法政(5分5秒差)。
 青山学院は息を吹き返した竹石が6位まで盛り返した?

往路成績(括弧内は4区終了時の順位)
 優勝(1) 東洋大学         5:26:31
 2位(2) 東海大学          1分14秒差
 3位(6) 國學院大學         2分44秒差
 4位(4) 駒澤大学          3分28秒差
 5位(12) 法政大学          5分05秒差
 6位(3) 青山学院大学        5分30秒差
 7位(11) 順天堂大学         5分34秒差
 8位(9) 拓殖大学          5分37秒差
 9位(5) 帝京大学          6分59秒差
10位(13) 中央学院大学        7分01秒差
11位(8) 明治大学          7分43秒差
12位(7) 中央大学          8分55秒差
13位(15) 日本大学          9分06秒差
14位(16) 国士舘大学         9分22秒差
15位(14) 早稲田大学         9分35秒差
16位(18) 日本体育大学       10分02秒差
17位(10) 東京国際大学       10分44秒差
18位(17) 神奈川大学        13分10秒差
19位(19) 城西大学         13分39秒差
20位(20) 上武大学         15分55秒差
21位(22) 大東文化大学       16分36秒差
22位(12) 山梨学院大学       17分45秒差
OP     関東学生連合       17分46秒差


5区区間順位
1位 浦野(國學院)  1:10:54  区間新 
2位 西田(東海)    24秒差 区間新
3位 青木(法政)    35秒差 区間新
4位 山田(順天)  1分05秒差 
5位 伊東(駒澤)  1分29秒差
  田中(東洋)は区間8位で走り、2位との差の1分44秒は充分ではないが、少なくない貯金を保った。
  竹石(青学)は終盤、盛り返したものの区間13位に終わり、チームも6位(トップと5分30秒差)に沈んだ。


 東洋大は1区西山、2区山本、4区相澤が100%(以上)の走りをし、3区5区も辛抱強く走り、往路全体としては満点に近い走りだった。
 東海大は満点ではないが、どの区間もそれなりの走りをした。
 青山学院は4区が失速、5区がブレーキに近い出来。2区連続の誤算は“大誤算”だ。
 國學院は大健闘。駒澤、法政、拓殖、帝京は満足に近い走り。

 青山学院をもってしても5分30秒差は逆転困難なビハインドだが、復路も実力者を配置しており、皆が力を出し切れば逆転優勝は有り得る。

(各大学の復路メンバーを吟味していないので、今のところ、きちんとした予想は立てられません) ⇒ 一応、予想しました。

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あけましておめでとうございます

2019-01-01 21:29:36 | 日記
 あけましておめでとうございます。

 ここ数年、正月三が日の私の行動はほとんど同じです。
 特に元日は拘束力が強いです。

 朝から午後にかけてニューイヤー駅伝を視聴、
 その後、年賀状をチェックして、賀状をいただいたのに送っていない方への年賀状作成、
 夕方前に兄一家が訪問、歓談、
 夕方から『芸能人格付けチェック!お正月スペシャル』を家族で視聴、
 その後『相棒 元日スペシャル』を視聴。

 現在、『相棒』の序盤を視聴中。
 明日、明後日は箱根駅伝を視聴します。

……≪これでいいのか?≫
 と思いますが、私自身、楽しんで視聴しているので、これでいいような気がします。


 そんなわけで、今のところ、いつも通りの元日を過ごしています。

 いつもと同じ平穏な日常を過ごせるというのは喜ばしいことだと思います。
 でも、新しいことをするというのも有意義なことだと思います。
 何か一つだけ新しいことにチャレンジしたいものです。
 何をするかは未定ですし、新しいことをするには、何かをやめなければ時間的に無理なような気がします(できれば、仕事を辞めたい。
 いえ、そんな大それたことではなく、ほんのちょっとした新しい事でもいいのかなあ……
 でも、1月はスポーツイベント(視聴)が多いので、新しいことをするにしても2月からになるので、ゆっくり考えよう…


今年もよろしくお願いします。
コメント (2)
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