2024年7月~9月放送 原作は米澤穂信の小説
【番組サイトの作品概要より引用】
たがいに助け合い、完全な小市民を目指そう。
かつて“知恵働き”と称する推理活動により苦い経験をした小鳩くんは、清く慎ましい小市民を目指そうと決意していた。
同じ志を立てた同級生の小佐内さんとたがいに助け合う“互恵(ごけい)関係”を密かに結び、小市民としての高校デビューを飾り平穏な日々を送るつもりでいたのだ。
ところがふたりの学園生活に、なぜか不可解な事件や災難が次々と舞い込んでくる。
【引用 終】
《面白かったが、好きになれない》……そんな作品
私にとっては、けっこう珍しいパターン。
《面白かったのに、好きになれない》のは何故か?
……それは主人公たちに共感できない。好きになれないのである(嫌いではない)。
作品概要にある「清く慎ましい小市民を目指す」が目的なふたり。“小市民”が清くつつましいかどうかは疑問だが、過去に目立ってしまって悲しい思いをした二人が協力して小市民でいようと互恵関係を結んだらしい。(3話からの視聴なので、よく分かっていない部分もある)
とは言え、推理好きな小鳩(男性主人公)は、ちょっとした不可解さについて何かと思考を巡らせてしまう。
一方、小山内(女性主人公)はトラブルに巻き込まれてしまう性質らしく、トラブルや謎に小鳩を巻き込んでしまう。
まあ、漫画やアニメにはありがちな設定で、殺人事件に遭遇するコナンに比べれば非常に可愛らしい程度である。
と、上記の説明だけだと、《好きになれない》という私の感情は納得できないであろう。
好きになれない理由を語るうえで、第6話が良い題材になる。
この回の中で、小鳩は街のスイーツ店を記した地図〈小佐内スイーツセレクション・夏〉を小佐内から渡される。
で、この回は「スイーツコレクションのひとつの店で、スイーツを買ってきて」とお願いされ、部屋に上がりふたりで食しようとした時に、小佐内に電話があり、彼女は席を外す。それが長電話となり、時間を持て余した小鳩は先にいただくことにした。それが、非常においしくて、もう一つ食べたくなってしまう。
買ってきたそのスイーツは3つだが、箱の中身を見ていない小佐内はいくつあったのか知らない。そこで、小鳩は使い捨てお手拭きの数やスイーツ固定段ボールやスプーンなどを除去するなどして、そのスイーツは2個しかなかったように細工した。
残りの二つのスイーツを仲良く食べ終え、小鳩の策は成功したと思われたが、小鳩がわざとこぼしたコーヒーをハンカチで拭かずにお手拭きを使用したことから、小鳩の小細工がバレてしまう(ハンカチは細工する際に使用し汚れてしまったので、使えなかった)
……他のエピソードでも共通しているのは、推理部分が非常に緻密だが、それが細かすぎて正直言うと、“まだるっこい”。それに、緻密な推理であるが、独りよがりっぽいところもある。
いや、今回問題にしたいのはそこではなく、誘惑に駆られて小細工してもう一つ食べようとしたこと(実際にも食べた)を謝る気持ちより、嬉々として小細工し、それがバレてしまったことを残念がる小鳩(←小佐内が指摘)。
小鳩が自分を騙そうとしたことに腹を立てるのではなく、小鳩の小細工を見破ったことや二人の推理ゲームを楽しんでいた小佐内。
……友達にするのはちょっと嫌かも。
そもそも、長電話でスイーツの前に小鳩を一人で居させたこと自体、小佐内の罠なのかもしれない。その場合、こっそり小鳩の様子を窺うことも可能だが、推理オタクの小佐内が折角の推理ゲームをつまらなくすることはしないだろう。
本当に長電話になってしまっただけかもしれないが、それなら、小鳩をずっと放置してしまうのは、友達としてはどうなのか?
とにかく、推理部分が何より肝心……主人公たちの性格がそういうモノなのかもしれないが、原作者の主義のように感じた。
《推理ゲームが肝心》というのは、あちこちに散見される。
・第3話「ハンプティ・ダンプティ」。テスト中にロッカーにあった花瓶が割れた。その理由を推理。《花瓶が割れる細工をして、割れた音で、皆がそれに気を取られた時、カンニングを実行した》という推理。うまく花瓶が割れるのか?注意が逸れたとしても、バレずにカンニングができるのか?など、不確実性の多いカンニングだったが、細工などが大変で、それなら、試験勉強に費やした方が合理的だろう。
・第4話「狐狼の心」。小佐内の自転車が盗まれ、捨てられていた。犯人の少年A(名前は失念)のその行動の不可解さ(わざわざ遠い自動車教習所に通ったのか?なぜ、免許証が必要だったのか?など)を情報を集め、推理して、少年Aが属する不良グループ(半グレ集団?)が詐欺を行っていた(行おうとしていた?)ことを突き止め、匿名で告発し検挙に至った。
まあ、その推理の緻密さは面白かったが、自転車を盗まれ、放置されて車に踏まれ(轢かれ)て大きな損傷を受けた。この自転車泥棒の件は、主人公たちは放置していた。これ、相当迷惑だし、頭にくると思うのだが…
そして、極めつけは、第7話「シェイク・ハーフ」、第8話「おいで、キャンディーをあげる」、第9話、第10話(最終話)の「スイート・メモリー(前後篇)」の小山内誘拐事件だ。
小佐内は不良少女グループのリーダーに逆恨みされており、いつひどい目に合わされても不思議ではない状態だった。
そして、それが実行され、小佐内はグループに誘拐されてしまった。
小鳩は、〈小佐内スイーツセレクション・夏〉の地図を利用した小佐内のメッセージや、友人・堂島から聞いた不良グループの情報などから、監禁場所を割り出し、警察に通報。小佐内に危険が差し迫っており、警察到着を待たずに、小鳥、堂島が突入。堂島は負傷したが、小佐内は無事救出。犯人グループらは逮捕。
ところが、この誘拐は小佐内が誘導したものだった。巧みにグループのひとりが誘拐を企むように誘導し、それにグループのリーダーが乗せられたというのが真相。
さらに、小鳩に対しても、〈小佐内スイーツセレクション・夏〉で地図を小鳥の脳裏に焼き付け、堂島がグループを見張っていた現場に出くわせるなど、小鳥が誘拐を推理・阻止できるようなお膳立てをしていたのだった。
小佐内は「ボイスチェンジャーを用意して、グループのメンバーの指紋も付いており、犯行を語る声も録音してあるから大丈夫だ」と自信を示す。
これに対し小鳩は
「やってもいない罪に人を陥れる。これはダメだ。これは嘘だよ」と糾弾。
(このセリフには違和感。後述)
この「嘘」という言葉に、小佐内が反応し
「推理を披露し告発している小鳩くんの様子は楽しそうだった。《小市民になろう》という約束を破っている⇒嘘つきだ。学校で素敵な笑顔を見せ“無難な相手”を演じているのも嘘。みんな嘘」
と、反撃?さらに、
「本当はこんなことをしたくなかった。怖い人を遠ざけるためについた嘘だった。そんな嘘を小鳩くんは絶対わかってくれない。小鳩くんは考えることができるっだけだから」
「“小市民になろう”というのも嘘だとしたら(小市民になろうという気持ち・行為が嘘で幻だったとしたら)、残るのは“傲慢な高校生ふたり”」とダメを押す。
……いやぁ……開き直りの詭弁、言い逃れ、責任転嫁もいいところである。
上記で“後述”と述べたが、「やってもいない罪に人を陥れる⇒嘘(嘘はダメだ)」という言葉には思考の飛躍を感じる。
“嘘”という言葉を(作者が)小鳩に言わせて、小佐内に反撃の材料を与えたとしか思えない。
それに、“やってもいない罪”というのは正確ではなく、そそのかされたとは言え、実際に実行している。
それに、堂島も巻き込んで危険な目に遭わせている(実際に堂島は負傷した)
小鳩と小佐内は全然違うと思うが、“傲慢な高校生”と一緒に括られてしまった。
小鳩は過去のトラウマを思い出して落ち込み、否定できない……
その上、〈小佐内スイーツセレクション・夏〉は『被誘拐計画』の為のプランで、そのために、小鳩は小佐内に利用されただけだったのだ。
小鳩に関しては、考えること、推理することが好きで、それが多分非常に楽しくて、人の気持ちを疎かにしてしまう傾向はあるが、“いい奴”の部類だと思う。
気になるのは、小山内は《小鳩が利用されていたことに気づく》危険性(可能性)を考えなかったのか?
もしかしたら、小鳩に気づかせない自信があって、それの勝負をしたかったのかもしれない。
気づかれたら仕方がない……
……いや、《被誘拐計画の非道さを知りつつ、実行しようとした自分は酷い奴。そんな自分が小鳩のそばにいるのは許されない。だから、自分が誘拐されていることに気づいてもらうのはもちろん、小鳩を利用していることにも気づいて欲しかった。そして、ひどい言葉を小鳩に浴びせて、互恵関係を解消した……
そう考えるのが、正解かもしれない。
小鳩が自分が利用されたことに気づかなかったら、小佐内はどうするつもりだったのだろう……
第二期もあるという。
疑問を残した終わり方だったので、続編が楽しみだ。
最後に、誘拐に使われていたと思われるマイクロバスが炎上(爆発?)していたのも気になる。
………堂島はいい奴だが、言動が(容貌も)高校生には思えない。
個人的嗜好得点……785点(1000点満点)
第2期視聴後に、大きく点数アップする可能性あり
【追記】
・所々で、主人公の心象風景を表す情景に場面が転換されるけれど、こちらの思考が中断(切断)されるので、止めてほしい
・キャラデザインは好きだし、画もきれい。ただ、実写を加工(トレース?)するのは、個人的には好みではない。
【番組サイトの作品概要より引用】
たがいに助け合い、完全な小市民を目指そう。
かつて“知恵働き”と称する推理活動により苦い経験をした小鳩くんは、清く慎ましい小市民を目指そうと決意していた。
同じ志を立てた同級生の小佐内さんとたがいに助け合う“互恵(ごけい)関係”を密かに結び、小市民としての高校デビューを飾り平穏な日々を送るつもりでいたのだ。
ところがふたりの学園生活に、なぜか不可解な事件や災難が次々と舞い込んでくる。
【引用 終】
《面白かったが、好きになれない》……そんな作品
私にとっては、けっこう珍しいパターン。
《面白かったのに、好きになれない》のは何故か?
……それは主人公たちに共感できない。好きになれないのである(嫌いではない)。
作品概要にある「清く慎ましい小市民を目指す」が目的なふたり。“小市民”が清くつつましいかどうかは疑問だが、過去に目立ってしまって悲しい思いをした二人が協力して小市民でいようと互恵関係を結んだらしい。(3話からの視聴なので、よく分かっていない部分もある)
とは言え、推理好きな小鳩(男性主人公)は、ちょっとした不可解さについて何かと思考を巡らせてしまう。
一方、小山内(女性主人公)はトラブルに巻き込まれてしまう性質らしく、トラブルや謎に小鳩を巻き込んでしまう。
まあ、漫画やアニメにはありがちな設定で、殺人事件に遭遇するコナンに比べれば非常に可愛らしい程度である。
と、上記の説明だけだと、《好きになれない》という私の感情は納得できないであろう。
好きになれない理由を語るうえで、第6話が良い題材になる。
この回の中で、小鳩は街のスイーツ店を記した地図〈小佐内スイーツセレクション・夏〉を小佐内から渡される。
で、この回は「スイーツコレクションのひとつの店で、スイーツを買ってきて」とお願いされ、部屋に上がりふたりで食しようとした時に、小佐内に電話があり、彼女は席を外す。それが長電話となり、時間を持て余した小鳩は先にいただくことにした。それが、非常においしくて、もう一つ食べたくなってしまう。
買ってきたそのスイーツは3つだが、箱の中身を見ていない小佐内はいくつあったのか知らない。そこで、小鳩は使い捨てお手拭きの数やスイーツ固定段ボールやスプーンなどを除去するなどして、そのスイーツは2個しかなかったように細工した。
残りの二つのスイーツを仲良く食べ終え、小鳩の策は成功したと思われたが、小鳩がわざとこぼしたコーヒーをハンカチで拭かずにお手拭きを使用したことから、小鳩の小細工がバレてしまう(ハンカチは細工する際に使用し汚れてしまったので、使えなかった)
……他のエピソードでも共通しているのは、推理部分が非常に緻密だが、それが細かすぎて正直言うと、“まだるっこい”。それに、緻密な推理であるが、独りよがりっぽいところもある。
いや、今回問題にしたいのはそこではなく、誘惑に駆られて小細工してもう一つ食べようとしたこと(実際にも食べた)を謝る気持ちより、嬉々として小細工し、それがバレてしまったことを残念がる小鳩(←小佐内が指摘)。
小鳩が自分を騙そうとしたことに腹を立てるのではなく、小鳩の小細工を見破ったことや二人の推理ゲームを楽しんでいた小佐内。
……友達にするのはちょっと嫌かも。
そもそも、長電話でスイーツの前に小鳩を一人で居させたこと自体、小佐内の罠なのかもしれない。その場合、こっそり小鳩の様子を窺うことも可能だが、推理オタクの小佐内が折角の推理ゲームをつまらなくすることはしないだろう。
本当に長電話になってしまっただけかもしれないが、それなら、小鳩をずっと放置してしまうのは、友達としてはどうなのか?
とにかく、推理部分が何より肝心……主人公たちの性格がそういうモノなのかもしれないが、原作者の主義のように感じた。
《推理ゲームが肝心》というのは、あちこちに散見される。
・第3話「ハンプティ・ダンプティ」。テスト中にロッカーにあった花瓶が割れた。その理由を推理。《花瓶が割れる細工をして、割れた音で、皆がそれに気を取られた時、カンニングを実行した》という推理。うまく花瓶が割れるのか?注意が逸れたとしても、バレずにカンニングができるのか?など、不確実性の多いカンニングだったが、細工などが大変で、それなら、試験勉強に費やした方が合理的だろう。
・第4話「狐狼の心」。小佐内の自転車が盗まれ、捨てられていた。犯人の少年A(名前は失念)のその行動の不可解さ(わざわざ遠い自動車教習所に通ったのか?なぜ、免許証が必要だったのか?など)を情報を集め、推理して、少年Aが属する不良グループ(半グレ集団?)が詐欺を行っていた(行おうとしていた?)ことを突き止め、匿名で告発し検挙に至った。
まあ、その推理の緻密さは面白かったが、自転車を盗まれ、放置されて車に踏まれ(轢かれ)て大きな損傷を受けた。この自転車泥棒の件は、主人公たちは放置していた。これ、相当迷惑だし、頭にくると思うのだが…
そして、極めつけは、第7話「シェイク・ハーフ」、第8話「おいで、キャンディーをあげる」、第9話、第10話(最終話)の「スイート・メモリー(前後篇)」の小山内誘拐事件だ。
小佐内は不良少女グループのリーダーに逆恨みされており、いつひどい目に合わされても不思議ではない状態だった。
そして、それが実行され、小佐内はグループに誘拐されてしまった。
小鳩は、〈小佐内スイーツセレクション・夏〉の地図を利用した小佐内のメッセージや、友人・堂島から聞いた不良グループの情報などから、監禁場所を割り出し、警察に通報。小佐内に危険が差し迫っており、警察到着を待たずに、小鳥、堂島が突入。堂島は負傷したが、小佐内は無事救出。犯人グループらは逮捕。
ところが、この誘拐は小佐内が誘導したものだった。巧みにグループのひとりが誘拐を企むように誘導し、それにグループのリーダーが乗せられたというのが真相。
さらに、小鳩に対しても、〈小佐内スイーツセレクション・夏〉で地図を小鳥の脳裏に焼き付け、堂島がグループを見張っていた現場に出くわせるなど、小鳥が誘拐を推理・阻止できるようなお膳立てをしていたのだった。
小佐内は「ボイスチェンジャーを用意して、グループのメンバーの指紋も付いており、犯行を語る声も録音してあるから大丈夫だ」と自信を示す。
これに対し小鳩は
「やってもいない罪に人を陥れる。これはダメだ。これは嘘だよ」と糾弾。
(このセリフには違和感。後述)
この「嘘」という言葉に、小佐内が反応し
「推理を披露し告発している小鳩くんの様子は楽しそうだった。《小市民になろう》という約束を破っている⇒嘘つきだ。学校で素敵な笑顔を見せ“無難な相手”を演じているのも嘘。みんな嘘」
と、反撃?さらに、
「本当はこんなことをしたくなかった。怖い人を遠ざけるためについた嘘だった。そんな嘘を小鳩くんは絶対わかってくれない。小鳩くんは考えることができるっだけだから」
「“小市民になろう”というのも嘘だとしたら(小市民になろうという気持ち・行為が嘘で幻だったとしたら)、残るのは“傲慢な高校生ふたり”」とダメを押す。
……いやぁ……開き直りの詭弁、言い逃れ、責任転嫁もいいところである。
上記で“後述”と述べたが、「やってもいない罪に人を陥れる⇒嘘(嘘はダメだ)」という言葉には思考の飛躍を感じる。
“嘘”という言葉を(作者が)小鳩に言わせて、小佐内に反撃の材料を与えたとしか思えない。
それに、“やってもいない罪”というのは正確ではなく、そそのかされたとは言え、実際に実行している。
それに、堂島も巻き込んで危険な目に遭わせている(実際に堂島は負傷した)
小鳩と小佐内は全然違うと思うが、“傲慢な高校生”と一緒に括られてしまった。
小鳩は過去のトラウマを思い出して落ち込み、否定できない……
その上、〈小佐内スイーツセレクション・夏〉は『被誘拐計画』の為のプランで、そのために、小鳩は小佐内に利用されただけだったのだ。
小鳩に関しては、考えること、推理することが好きで、それが多分非常に楽しくて、人の気持ちを疎かにしてしまう傾向はあるが、“いい奴”の部類だと思う。
気になるのは、小山内は《小鳩が利用されていたことに気づく》危険性(可能性)を考えなかったのか?
もしかしたら、小鳩に気づかせない自信があって、それの勝負をしたかったのかもしれない。
気づかれたら仕方がない……
……いや、《被誘拐計画の非道さを知りつつ、実行しようとした自分は酷い奴。そんな自分が小鳩のそばにいるのは許されない。だから、自分が誘拐されていることに気づいてもらうのはもちろん、小鳩を利用していることにも気づいて欲しかった。そして、ひどい言葉を小鳩に浴びせて、互恵関係を解消した……
そう考えるのが、正解かもしれない。
小鳩が自分が利用されたことに気づかなかったら、小佐内はどうするつもりだったのだろう……
第二期もあるという。
疑問を残した終わり方だったので、続編が楽しみだ。
最後に、誘拐に使われていたと思われるマイクロバスが炎上(爆発?)していたのも気になる。
………堂島はいい奴だが、言動が(容貌も)高校生には思えない。
個人的嗜好得点……785点(1000点満点)
第2期視聴後に、大きく点数アップする可能性あり
【追記】
・所々で、主人公の心象風景を表す情景に場面が転換されるけれど、こちらの思考が中断(切断)されるので、止めてほしい
・キャラデザインは好きだし、画もきれい。ただ、実写を加工(トレース?)するのは、個人的には好みではない。
お薦めした甲斐がありました。
>堂島はいい奴だが、言動が(容貌も)高校生には思えない。
まったくの同意です。
こんなまっすぐな気性の友だちが欲しいものです。
しばらく覗かなかったら、たくさんの投稿があり、中でも『小市民シリーズ』に関する考察があるではないですか。これは書かずにはいられない。
私は米澤穂信をアニメ版の『氷菓』で知り、原作の小説を読みました。そして、同様に高校生を主人公にした『小市民シリーズ』も小節で読みました。私はミステリーやオカルトチックな小説が好きでいろいろ読みまして、米澤穂信も(まあ)好きな作家です。私が読むのはシリーズ物が多い特定の作家の作品に限られているのでミステリーを深くは語れないのですが、『小市民シリーズ』はあくまで私の個人的な感想として、全く"米澤穂信・的"なのです。一応ファンの私としては彼のシリーズ物の新作が出れば買って読みます(『小市民シリーズ』は最新作が今年出ました)が、彼の設定や謎解きは、かなり"無理くり"感がある、と思います。元ネタがあるお話もあるとは思いますが、とにかく頭で考えて無理やり辻褄を合わせた感が、私はします。ミステリー小説とはそういうものかも知れませんが、"無理くり感"がどうしても感じられてしまいます。きっと、彼の作風は好き嫌いがはっきりと分かれると思います。最初の出会いが私好みの絵柄のアニメだったので、米永穂信を読むようになりましたが、正直だんだん気持ちよく楽しめなくなってきています。私は英さん程物事を論理的に分析できないので感覚的にですが、彼の書くストーリーは読んだ後何かスッキリしません。『小市民シリーズ』のアニメは絵柄は好みだったし、話は知っていたので「小説と同じかな?」という楽しみ方をしました。
すみません、何を言っているのか分からない、まとまらないコメントになりました。
✕ 米永穂信、 〇 米澤穂信
そして、敬称を付けなかったことも併せて、謹んでお詫びいたします。米澤穂信先生、ごめんなさい。
あと何ヶ所か"小説"が"小節"になっています。間違いが多くてすみません。
>深く見ていますね!... への返信
視聴者に考えさせるような作りで《深く観させられた》ような気がします。
続編が楽しみです。
>米澤穂信なので…... への返信
zoran さん、お久しぶりです。
>しばらく覗かなかったら
「覗いてなかったんかい!」と軽く突っ込んでおきます(笑)
まあ、時事関係など辛気臭い記事が多かったですし。
米澤穂信さんは、『氷菓』を書かれていたんですね。(評価が高いと聞いていましたが、実際には未視聴なので、誰が作者(原作者)か知りませんでした)
『小市民シリーズ』について、"無理くり"感など、私と一致した感想をお持ちなようです。
記事では、多少?文句を付けましたが、面白かったです。論理(推理)の積み重ねを楽しみました。
絵(画)については、追記します。
私、批判的なレビューが多く、細かいことにも容赦なく突っ込むので、《だったら、観るな!》とたまに、unknownさんから怒られます。(「怒るんだったら、名を名乗れ!」と言いたい)
まあ、ドラマ制作関係者が読むと腹が立つかもしれませんが、許してほしいです。