さんぽ道から

散歩中の雑感・モノローグを書いてみました

家のTVはどうなるんだろう?

2016-02-29 11:01:22 | ダイアリー


台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業によるシャープ買い取りはどうなるのだろうか? ルノーによる日産への資本投資、ルノーの傘下に日産は入りルノーからのCEOを迎え 工場の閉鎖、宇宙航空事業の売却やリストラなどの縮小均衡で再生を図った、を思い出し、興味を持ちました。

ホンハイの出資によるシャープ救済のほかに、産業革新機構によるシャープ救済計画はありましたが、シャープの取締役会は 出資額の多可を判断し、ホンハイを選択し、ホンハイの7000億円のシャープへの出資で 本決まりかと思われたが、シャープが新たに3500億円の偶発的債務が発生する恐れがある とホンハイに通知したことによって、ホンハイとシャープとの出資交渉は、その期限を3月中旬まで延ばすことになっている。

偶発債務とは、今は債務として計上していないが将来債務となる可能性のあるある債務のことで、具体的には、他人のためにしている保証行為や受取手形の不渡りや 売渡済み商品に対する保証、先物売買契約や係争中の損害賠償責任などの潜在的な債務のこと。 そしてこれらの行為が将来にどの程度の債務に膨らむ可能性のあるものかは、通常、財務諸表に記載してあるはずで、無かったということは、シャープの経営体質のいい加減さの表れ?

ホンハイの売り上げは 15兆円で テリー・ゴウ会長は徹底した成果主義をとるという。40歳までの社員はリストラしないという。日産のカルロス・ゴーン氏は、徹底した合理主義をとって日産を再生させました。 困難と思われた急進的だった労働組合をも説得しました。 テリー・ゴウ氏の経営手法をぜひ日本で見てみたいものです。

シャープ製の TVや空気清浄機を持っている家庭は我が家をはじめたくさんある。シャープがなくなるのは残念だが、日本的経営手法に 新風を吹き込む意味でも、ゴウ会長のホンハイによるシャープ再生に期待したいものですね。
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