ローマ法王が 米大統領候補者の一人を、米国は不法移民対策として国境に壁を築くべきだと主張する候補者を、キリスト教徒ではない、と記者の前で発言したという。ちょっとびっくりですよね…
カトリック教会のトップは、中世の欧州では、各国の王様と並び立つ権威者で、民衆に絶大な力を持っていたました。そして 今でも、特に中南米諸国では、良心の長として大きな力を持っています。
ラテン諸国での大きな力を意識しているのでしょうね、ローマ法王の今回の発言は、米国の政策への積極的介入でしょう。
なぜなら、
不法移民・難民対応は、人権的な見地からの対応を希望するとすれば、十分なはずなのに、明らかに個人攻撃ですし、欧州各国の 国境管理廃止シェンゲン協定の見直しには発言をしていないからです。
信教の自由と政教分離とは、
日本国憲法は20条に、信教の自由は何人に対してもこれを保証する。いかなる宗教団体も国から特権を受け、又は、政治上の権力を行使してはならない、と規定してあり、国は宗教に介入してはならないし、宗教団体も政治に介入してはならないと規定してあります。
政教分離に関して、日本は 公明党は宗教団体ではないとの立場で 憲法に違反してはいないとの立場ですが、若干 一部の国から 政教分離国ではないと疑念を持たれています。でも、ローマ法王にコメントできる立場でしょう。
ローマ法王とその取り巻きは よほどトランプ氏が 嫌いなのですね。
嫌いなら嫌いといえばいいものを キリスト教徒ではないとは 言い過ぎ と思います。