最近見始めたドラマに、整理整頓コメディ・わたしのウチには、なんにもない、がありました。
セリフも役者もみなさっぱり系で、そう物を捨てた後のさっぱり感と共振していて面白かった。
30分もので、舞台劇やミュージカル的なところもあって、今どきのゴテゴテ・イチャイチャの ながーい TVドラマにあっては、新風ものでした。
昨日の第2話で面白かったのは、まい(夏帆)の友人の菊池(趣里)と真美(大久保聡美)が喫茶店で会話していたシーン。
捨てる&捨てられるという心理のエスプリが対話にちらばっていておもろかった。まいと夫のつとむ(近藤公園)が不動産屋さんで、契約成立の喜びを店員とみんなで舞い踊るシーンにはうれしさが見る側にも伝わるものだった。
時々、有名+人気の俳優が出演しているドラマなのに視聴率が足りないなどとの記事を見かける。ストーリーがすぐ見えてしまう、そして ありえない会話が続く原作や脚本、明らかに熱が入らないとのそぶりがみえる役者・演出家たちが大元なのでしょうか?
‘なんにもない’ドラマが成功しているのか?視聴率がどうなのか?分かりませんが、原作(ゆるりまい)が震災などコンテンポラリーな(重い)ことによっていることと、脚本家(新井友香)のコメディ(軽い)タッチさを、NHK 制作担当のみなさんが上手に(さっぱり)まとめたということでしょう。
こんなドラマが多くなると TV漬けになるのかも…