1月2日、北東部クラチェ州の州都クラチェで、クラチェ・メコン河大橋および連絡道路建設プロジェクトの起工式が行われました。式典には、フン・セン首相、スン・チャントル公共事業運輸大臣、中国大使等が参加しました。
この事業は、クラチェ近郊でメコン河を渡る延長1761メートルの橋梁と接続道路(約31.7キロメートル)を建設するものです。建設費(1億1400万ドル)は中国輸出入銀行が融資し、中国建設大手の上海建工集団が建設を請け負うとしています。2026年の完成を目指すとしています。
「親中国」と呼ばれることもあるカンボジアは、中国から多くの支援を引き出すことに成功しており、既にメコン河を渡る3本の橋梁への支援を取り付けています。今回の事業は4本目となります。米中対立が深刻化する中で、小国のカンボジアは綱渡り外交を続けており、これまでは「良いとこ取り」に成功して来たものと見られます。しかし、最近は、リアム海軍基地問題等で米国からの圧力も増してきています。また、中国系の犯罪組織がシアヌークビル等で跋扈する状況もあります。ともに強硬外交の両大国間でバランスを取った外交を続けていくことが重要となっているものと見られます。
(写真は、完成予想図。AKPより)
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この事業は、クラチェ近郊でメコン河を渡る延長1761メートルの橋梁と接続道路(約31.7キロメートル)を建設するものです。建設費(1億1400万ドル)は中国輸出入銀行が融資し、中国建設大手の上海建工集団が建設を請け負うとしています。2026年の完成を目指すとしています。
「親中国」と呼ばれることもあるカンボジアは、中国から多くの支援を引き出すことに成功しており、既にメコン河を渡る3本の橋梁への支援を取り付けています。今回の事業は4本目となります。米中対立が深刻化する中で、小国のカンボジアは綱渡り外交を続けており、これまでは「良いとこ取り」に成功して来たものと見られます。しかし、最近は、リアム海軍基地問題等で米国からの圧力も増してきています。また、中国系の犯罪組織がシアヌークビル等で跋扈する状況もあります。ともに強硬外交の両大国間でバランスを取った外交を続けていくことが重要となっているものと見られます。
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