12月8日、カンボジア政府は、プノンペンでトンレサップ川とメコン河を渡るカンボジア韓国友好橋を建設するため、韓国の対外経済協力基金と借款契約を調印しました。金額は2億4590万9000ドル(約325億円)となっています。計画では、プノンペン北部のナイトマーケット付近からトンレサップ川を渡り、チョロイチョンバー半島を横断して、更にメコン河を渡って対岸のカンダール州に至る2本の橋梁を建設するとしています。
韓国政府は、カンボジアに援助攻勢をかけており、2022年から2026年までの5年間に総額15億ドル(1980憶円)の借款を対外経済協力基金から供与するとして、12月8日にカンボジア外務省と枠組協定を調印しています。また、同日、上記のカンボジア韓国友好橋案件に加えて、シアヌークビル電力網強化事業(7000万ドル:約92億円)の借款契約も調印しています。
韓国政府は、東南アジアへの進出を狙って、カンボジアとベトナムを重点援助対象国としています。ベトナムでは、韓国のサムソンが大々的に事業を展開する等、結果を出してきています。カンボジアでは、今のところ、韓国系不動産事業等が実施されていますが、韓国系企業の工場進出も期待されるところです。韓国も前政権は中国寄りと見られていましたが、現政権は、米国との同盟関係や日本との関係を重視する方向に転換しつつあり、カンボジアへの支援もこうした同盟関係を支えるものとなることが期待されます。
(写真は、完成予想図。クメールタイムズ紙より)
カンボジア外務省の発表(英文です)
https://www.mfaic.gov.kh/posts/2022-12-08-Press-Release-Samdech-Akka-Moha-Sena-Padei-Techo-HUN-Sen--Prime-Minister-of-the-Kingdom-of-Cambodia--will-preside--11-02-24
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韓国政府は、東南アジアへの進出を狙って、カンボジアとベトナムを重点援助対象国としています。ベトナムでは、韓国のサムソンが大々的に事業を展開する等、結果を出してきています。カンボジアでは、今のところ、韓国系不動産事業等が実施されていますが、韓国系企業の工場進出も期待されるところです。韓国も前政権は中国寄りと見られていましたが、現政権は、米国との同盟関係や日本との関係を重視する方向に転換しつつあり、カンボジアへの支援もこうした同盟関係を支えるものとなることが期待されます。
(写真は、完成予想図。クメールタイムズ紙より)
カンボジア外務省の発表(英文です)
https://www.mfaic.gov.kh/posts/2022-12-08-Press-Release-Samdech-Akka-Moha-Sena-Padei-Techo-HUN-Sen--Prime-Minister-of-the-Kingdom-of-Cambodia--will-preside--11-02-24
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