カンボジア経済

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カンボジアとの下水道分野における第5回日カ政府間会議及び技術セミナー

2022年11月29日 | 経済
 10 月25 日、日本の国土交通省は、カンボジア公共事業運輸省と締結した覚書に基づいて、「下水道分野における技術協力に関する第5 回日カ政府間会議」及び「日カ技術セミナー」をプノンペンにおいて開催したと発表しました。
 政府間会議には、カンボジア側は公共事業運輸省のトイ・チャンコサル長官他約30名、日本側は国土交通省や日本下水道事業団等から約15名が参加しました。会議では、国土交通省から、プノンペン都での水処理技術の導入や公共事業運輸省への長期専門家の派遣など、これまでの政府間会議の成果について説明しました。公共事業運輸省トイ・チャンコサル長官は、下水道事業における人材育成及び組織の強化は、専門性、決断力、財源などが必要であり、本会議で議論できたことにより、今後カンボジアの発展に大きく貢献すると述べました。また、日本側は、下水道事業における国の役割、地方自治体における人材育成と制度体系、JS の組織強化のための支援制度、JICA における人材育成の研修スキーム及びプロジェクトの事例紹介について発表を行いました。カンボジア側からは、中央政府と地方政府それぞれから、カンボジアの下水道の現状と人材育成や組織の強化を中心とする課題についての発表を行いました。
 日カ技術セミナーでは、産学官連携による下水道事業の強化をテーマとして、国土交通省が作成中であるカンボジア版推進工法基準案について、下水道グローバルセンター(GCUS)東南アジア委員会から発表を行いました。また、今年度カンボジアで行っている下水道技術海外実証事業と、スバイリエンとシェムリアップのプレF/Sの発表等を行いました。
 日本とカンボジアの関係者によるこうした地道な協力は、日本とカンボジアを繋ぐ重要な役割もあり、今後も継続的に実施されることが期待されます。
(写真は、日本が支援しているカンボジア初の下水処理場起工式)

国土交通省の発表
https://www.mlit.go.jp/report/press/mizukokudo13_hh_000507.html


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