2022年1月に、カンボジア南部のカンポット、ケップ、シアヌークビル等を視察する機会がありました。新型コロナの影響で2年ほど訪問できていなかったのですが、この間に状況が大きく変わっていました。
まず、プノンペンから国道3号線でカンポットへ向かいます。空港西側のチャムチャオで、国道3号線と国道4号線は分岐しますが、この交差点の立体交差工事が行われています。立体交差は、フライオーバーとトンネルを組み合わせた複雑な造りで、インターチェンジと言ってもよいかと思います。建設は、カンボジアのオーバーシーズ・カンボジア・インベストメント(OCIC)が行っています。2018年6月に着工し、当初計画では2020年末に完成する予定でしたが、新型コロナの影響もあって大幅に遅延し、2022年3月の完成を目指しています。
国道3号線チャムチャオから国道31号線の分岐点であるタケオ州ベククスまでの区間(約70キロ)は、中国の支援により、片側2車線への拡幅改良工事が実施され、ほぼ完成しています。国道3号線(プノンペン~カンポット137.5キロ)の改良工事は、韓国の支援で2010年に完成しましたが、当初から工事の品質に問題があるとの指摘も多く、劣化が進んでいました。今回の中国支援の工事でも、既に路面が荒れているところや波打っているところもあり、工事の品質に懸念があります。なお、国道3号線には、中国製の速度違反監視カメラ10台が導入されています。収集した情報が中国に流出する懸念も指摘されています。
(写真は、国道3号線とプノンペン環状3号線の立体交差建設現場)
チャムチャオの立体交差の工事現場。3月完工は難しそうに見えます。
日本の支援で建設したカンダルスタン堰を超える部分も片側2車線化されています。
中国支援によって設置された中国製の速度違反監視カメラ。情報の漏洩が懸念されます。
ベククスから先は片側1車線のままです。この区間も改修されると聞いていましたが大きな変化はないようです。「牛に注意」の標識がたくさんあります。
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まず、プノンペンから国道3号線でカンポットへ向かいます。空港西側のチャムチャオで、国道3号線と国道4号線は分岐しますが、この交差点の立体交差工事が行われています。立体交差は、フライオーバーとトンネルを組み合わせた複雑な造りで、インターチェンジと言ってもよいかと思います。建設は、カンボジアのオーバーシーズ・カンボジア・インベストメント(OCIC)が行っています。2018年6月に着工し、当初計画では2020年末に完成する予定でしたが、新型コロナの影響もあって大幅に遅延し、2022年3月の完成を目指しています。
国道3号線チャムチャオから国道31号線の分岐点であるタケオ州ベククスまでの区間(約70キロ)は、中国の支援により、片側2車線への拡幅改良工事が実施され、ほぼ完成しています。国道3号線(プノンペン~カンポット137.5キロ)の改良工事は、韓国の支援で2010年に完成しましたが、当初から工事の品質に問題があるとの指摘も多く、劣化が進んでいました。今回の中国支援の工事でも、既に路面が荒れているところや波打っているところもあり、工事の品質に懸念があります。なお、国道3号線には、中国製の速度違反監視カメラ10台が導入されています。収集した情報が中国に流出する懸念も指摘されています。
(写真は、国道3号線とプノンペン環状3号線の立体交差建設現場)
チャムチャオの立体交差の工事現場。3月完工は難しそうに見えます。
日本の支援で建設したカンダルスタン堰を超える部分も片側2車線化されています。
中国支援によって設置された中国製の速度違反監視カメラ。情報の漏洩が懸念されます。
ベククスから先は片側1車線のままです。この区間も改修されると聞いていましたが大きな変化はないようです。「牛に注意」の標識がたくさんあります。
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