自動車登録と車検の近代化に関するワークショップ

　11月6日、プノンペンホテルにて、カンボジア公共事業運輸省と国際協力機構（JICA）の共催で自動車登録と車検の近代化に関するワークショップが開催されました。ワークショップには、公共事業運輸省のミン・メンヴィ次官をはじめ、両国政府関係者、民間関係者50名ほどが参加しました。
　カンボジアでは、自動車の増加とともに、交通事故が急増しており、2014年の交通事故による死亡者数は2226人に達しています。このため、交通安全アクションプランが作成され、2020年における予測死亡者数3200人を半減させる目標を立てています。アクションプランでは、交通安全マネジメント、インフラ、安全な自動車、道路使用者への指導、事故後対応、法律の適用強化、運転免許、運輸サービスの評価と管理について取り組んでいます。
　日本は、1970年には交通事故死亡者数が16765人でしたが、これを2014年には4113人までに減少させてきた経験と実績があります。また、ベトナム等の各国で交通安全に協力してきました。これらの経験を活かして、今後カンボジアでも交通安全に取り組む方針で、まず、自動車登録と車検の近代化に協力するとしています。
　カンボジアでも交通安全に向けての取組は大変重要なものとなっています。日本からの様々な協力とカンボジア側の継続的な努力が期待されます。


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