カンボジア経済

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ILO カンボジアの縫製品輸出 堅調と評価

2015年11月10日 | 経済
 11月3日、国際労働機関(ILO)は、カンボジア縫製業・製靴業報告第2号(2015年10月)を発行しました。この報告は、カンボジアの縫製業の現状を、豊富な統計と現地情報を基に分析したものです。
 報告では、2015年上半期(1月~6月)の縫製品・履物の輸出は、前年同期比12.7%増の30億ドル(約3600億円)となり、堅調であるとしています。このうち、縫製品の伸びは10.1%、履物の伸びは46.4%となっています。縫製業・製靴業は、カンボジアのGDPの10.2%、輸出の8割を占める主要産業であり、最大の外貨獲得源でもあります。カンボジアが世界の縫製品輸出に占めるシェアは、2005年の1.1%から、2014年には1.8%に達し、世界で第8位の縫製品輸出国となっています。輸出先(2015年上半期)は、EUが最大で43%、米国が30%、日本・カナダ等のその他が27%となっています。
 2015年上半期の縫製業・製靴業の新規投資承認は、38件、合計1億5200万ドル(約182億円)となっています。工場数は、2014年末の629工場から2015年6月末には655工場へと29工場増加しています(うち縫製27工場増、製靴2工場増)。労働者数は、4万2000人増(うち縫製3万3000人増、製靴9000人増)の60万7000人に達しています。

国際労働機関の報告(Cambodian Garment and Footwear Sector Bulletin)
http://www.ilo.org/wcmsp5/groups/public/---asia/---ro-bangkok/---sro-bangkok/documents/publication/wcms_421104.pdf


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