カンボジア経済

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中央銀行 インターバンク市場の活性化に向けて

2015年11月05日 | 経済
 カンボジアの中央銀行であるカンボジア国立銀行(NBC)は、10月30日に、譲渡性預金証書(Negotiable Certificates of Deposit: NCD)の最低金額を、これまでの10分の一に引き下げると発表しました。ドル建ては、これまでの50万ドル(約6000万円)から5万ドル(約600万円)に、リエル建ては、これまでの20億リエル(約6000万円)から2億リエル(約600万円)に引き下げます。NCDは、銀行間市場での取引のためにNBCが発行するものです。銀行間市場は、各銀行の資金融通に利用される市場です。
 NBCは、2013年にNCDを導入して銀行間市場の活性化を図ってきましたが、銀行側から、額面が大きく、期間の長いNCDは使用しにくいとの指摘があり、改善を行ったものです。金融市場の効率化、ひいては銀行の収益改善のためにも、銀行間市場の育成は必要性が高く、NBCと民間銀行との対話に基づき、継続的に改善が行われていくことが期待されます。


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