スイスのバーゼルに本部を擁するバーゼルガバナンス機関(Basel Institute on Governance)は、2015年版の反資金洗浄指数(The 2014 Basel Anti-Money Laundering (AML) Index)を発表しました。この指数は、世界152カ国について、政治的・法的リスク、金融の透明性と規準、資金洗浄とテロリスト資金、公的透明性と説明責任、汚職リスク等についての各種の指標を組み合わせて、ゼロ点から10点までの指数で資金洗浄の危険性について表しているものです(この順位が悪いからと言って実際に資金洗浄が多く行われているとしているわけではありません。)。
2015年版でカンボジアの成績は、152か国中、下から6番目(7.93)と非常に脆弱であるとの結果でした。なお、2014年は下から3番目(8.39)でした。カンボジア以下は、最下位がイラン(8.69)、アフガニスタン(8.48)、タジキスタン(8.26)、ギニアビサウ(8.15)、マリ(7.97)でした。周辺国では、ミャンマーが下から10番目(7.78)、ラオスが18番目(7.37)、ベトナムが37番目(6.71)でした。ちなみに、1位は昨年と同じくフィンランド(2.53)でした。日本は下から76番目(5.80)とあまり良くありません。
この結果について、カンボジアのANZロイヤル銀行頭取は、カンボジアの銀行セクターが悪いというより、カンボジアがドル化経済であることと、多くの取引が現金で行われ、銀行を経由していないことが原因ではないかと分析しています。なお、カンボジア銀行セクターについてきちんと評価していないと反発する声もあります。
カンボジアでは、2007年に反資金洗浄及びテロリスト資金供給防止法が施行されています。
反資金洗浄指数のサイト(英文)
https://index2015.baselgovernance.org/
カンボジア反資金洗浄及びテロリスト資金供給防止法(カンボジア中央銀行のサイト)
http://www.nbc.org.kh/english/legislation/other_laws.php
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2015年版でカンボジアの成績は、152か国中、下から6番目(7.93)と非常に脆弱であるとの結果でした。なお、2014年は下から3番目(8.39)でした。カンボジア以下は、最下位がイラン(8.69)、アフガニスタン(8.48)、タジキスタン(8.26)、ギニアビサウ(8.15)、マリ(7.97)でした。周辺国では、ミャンマーが下から10番目(7.78)、ラオスが18番目(7.37)、ベトナムが37番目(6.71)でした。ちなみに、1位は昨年と同じくフィンランド(2.53)でした。日本は下から76番目(5.80)とあまり良くありません。
この結果について、カンボジアのANZロイヤル銀行頭取は、カンボジアの銀行セクターが悪いというより、カンボジアがドル化経済であることと、多くの取引が現金で行われ、銀行を経由していないことが原因ではないかと分析しています。なお、カンボジア銀行セクターについてきちんと評価していないと反発する声もあります。
カンボジアでは、2007年に反資金洗浄及びテロリスト資金供給防止法が施行されています。
反資金洗浄指数のサイト(英文)
https://index2015.baselgovernance.org/
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