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カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

民主化支援の一環で衆院選視察 カンボジア等から

2014年12月23日 | 社会・風土
 外務省は、議会選挙を巡って混乱のあったカンボジアとパキスタン、ネパールの民主化支援の一環として、3か国の政府関係者を日本に招き、衆議院選挙の投票や開票の作業などを視察してもらいました。
 カンボジアとパキスタンでは、去年行われた議会選挙で選挙に不正があったなどとして、大規模なデモに発展したほか、王制から共和制に移行したネパールでも去年の議会選挙を巡って混乱が起きました。
 外務省は、これらの国々の民主化支援の一環として、今回の衆議院選挙に合わせて3か国の政府関係者を招くことになり、一行は12月11日から6日間の日程で日本を訪れました。各国の政府関係者は滞在中、候補者の選挙運動の様子や、投票日(12月14日)には千葉県庁に設けられた投票所や開票所での投票や開票の作業を視察しました。カンボジアからは、与党人民党のポリー・ダー内務省法務評議会議長、野党救国党のウー・チャンリット国民議会議員が参加しました。
 外務省では、選挙が公平・公正に行われることは民主化の進展にとって重要であり、こうした取り組みを通じて各国の発展に貢献したいとしています。

外務省の新聞発表
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_001562.html

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コッコンでエコツーリズム

2014年12月21日 | 社会・風土
 調査団に同行してコッコンに行く機会がありました。コッコン市内から南東へ車で10分ほどのところに、「ペアム・クレソープ・ワイルドライフ・サンクチュアリ」があります。マングローブの森の中に桟道が設けられており、自然を満喫できます(入場料5000リエル:約150円)。桟道は結構長くて、1キロほどではないかと思います。終点付近には、東屋がいくつもあって、地元の若者が集まってのランチを楽しんでいました。また、吊り橋や見晴台もあります。帰路は、終点からボートが出ているので乗ってみました(1隻で5ドル)。風が心地よく感じられます。のんびりできるスポットです。お勧めです。コッコンに来られた際はぜひお試しください。なお、桟道には手すり等もなく、一部破損しているところもありますので、歩く際には安全にお気を付けください。

The Community Protected Area of Peam Krasoap Wildlife Sanctuary

美しいマングローブの森を見ることもできます。


終点近くの見晴台からの大眺望。揺れる吊り橋もあります。


帰りは船で。5~10分ですが、気持ち良いです。


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第19回アンコールワット国際ハーフマラソン

2014年12月14日 | 社会・風土
 12月7日、シェムリアップで、対人地雷廃絶を訴える第19回アンコールワット国際ハーフマラソンが世界遺産のアンコール遺跡群を走るコースで行われました。女子マラソン五輪メダリストの有森裕子さん(47)をはじめとして、78カ国から日本人453人を含む過去最多の7,871人が出場登録しました。地雷で足を失ったカンボジア人らも車いすや義足で参加したとのことです。参加費は義手や義足の製作、地雷被害者の支援やエイズ予防教育活動などに充てられることとなっています。
 大会は有森さんが代表理事を務める岡山市のNPO法人「ハート・オブ・ゴールド」が開催を支援してきましたが、前回から運営をすべてカンボジア側に任せています。
 有森さんはランナーたちを励ましながら力走し、沿道の子どもと一緒に走る場面もありました。「来年は20回を迎えるので感慨深い。カンボジア側も一生懸命努力し、ひとつずついろいろなものが整ってきている。手伝えることは手伝って、盛り上げていきたい」と話したとのことです。

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TI腐敗認識指数2014 カンボジアは156位

2014年12月11日 | 社会・風土
 世界各国の汚職を監視している非政府組織トランスペアレンシー・インターナショナル(本部ベルリン)は12月3日、2014年版「TI腐敗認識指数」を発表しました。カンボジアの今年の指数は21点(100点満点)で、順位は175か国中156位でした(昨年は20点、160位)。
 腐敗認識指数(Corruption Perceptions Index, CPI)は、トランスペアレンシー・インターナショナルが、1995年以来毎年公開しているもので、公務員と政治家がどの程度腐敗していると認識されるか、その度合を国際比較し、国別にランキングしたものです。1位はデンマークで、92点でした。日本は76点で15位となり、昨年から順位を上げています。今年は中国の後退が目立ちます。トランスペアレンシー・インターナショナルでは、「中国ではこの4年で経済成長が4パーセント以上あったにもかかわらず、清廉度が大きく後退しています。政府首脳と高官が権力の乱用により不正蓄財を行い、外国企業に資産を預けています。」と厳しく批判しています。

トランスペアレンシー・ジャパン(日本語)
http://www.ti-j.org/


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外務省 プレアビヒア地域の危険度を引き下げ

2014年12月10日 | 社会・風土
 外務省は、世界各国の安全情報を出していますが、これまで「渡航の是非を検討してください」としていたカンボジアの世界遺産プレアビヒア寺院のある地域について、「十分注意してください」へと危険度を引き下げました。
 外務省の発表によれば「プレアビヒア州のタイとの国境付近に位置し,2008年7月にユネスコ世界遺産に登録された「プレアビヒア寺院」の周辺地域で,両国の主張する国境線の違いを巡り,これまで,カンボジアとタイとの間で緊張状態が発生していましたが,現在は両国間の様々な外交努力等により,プレアビヒア寺院周辺地域では平穏な状況が続いています。本年10月に開催されたカンボジア・タイの首脳会談において、フン・セン首相から、国境線を含む全ての問題を友好的な交渉によって解決を図るとの方針が示されています。また,2008年のプレアビヒア世界遺産登録の際に設立が提案されていたにもかかわらず、その後両国間の対立等の情勢で設立が保留となっていた、プレアビヒア寺院の保存・修復に係る国際調整委員会が立ち上がり、両国も出席の上、12月上旬に開催される運びとなりました。更に、カンボジア側プレアビヒア寺院周辺は、途中の交通手段が整備されている他、十分な警備体制がとられており、観光客が、同地域で衝突等の不測の事態に巻き込まれる可能性は現時点では低いと考えられます。」とのことです。
 今回の見直しにより、今後、世界遺産プレアビヒア寺院への観光客の増加が見込まれます。

外務省のサイト
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo.asp?infocode=2014T151#ad-image-0

ブログ「カンボジア経済」2008年2月3日「世界遺産プレアビヒア寺院」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/df52065bb8634c4288437b17c2f550da

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書籍「カンボジアで出会いたい100人」

2014年12月07日 | 社会・風土
 2004年からカンボジアに在住する西村清志郎さんが、カンボジアに関係する100人の日本人にインタビューした結果をまとめた書籍「カンボジアで出会いたい100人~アジアの小国でのビジネス、文化、生活を知りたいときに出会いたい人々~」が出版されました。
 カンボジア在住、もしくはカンボジアと繋がりながら、ビジネス、ボランティア、生活をしている100人の人生を紹介しているノンフィクションライフブックです。カンボジアでのビジネスヒントや生活の知恵や雑学、カンボジアに住む日本人ならではの人生論、出来事などを、余すことなく淡々と紹介している一冊と言えます。
 恥ずかしながら、カンボジア総合研究所CEO/チーフエコノミストの鈴木博も、100人のうちの一人として掲載されております。
 カンボジアと日本について、様々な切り口から見ることができ、大変興味深いものがあります。お勧めです。ぜひお買い求めください。

購入は下記のお店等で可能です。
カンボジア:
プノンペン:クロマーツアーズ、ウエダコーヒー、コニーバー、CDL、ジャパニーズショップダイシン
シェムリアップ:クロマーツアーズ、IKTT、クマエユーン、アマタ、チャイマッサージ、カンボジアティータイム、グリーンオンピース、サラ、ラックヌーヴォ、シェムリアップブックセンター
日本:12月後半より八重洲ブックセンターなど各書店やアマゾンなど
電子書籍:1ヵ月後の予定

価格:カンボジア:10$~15$(店舗により異なる)、日本:1600円

著者の西村清志郎さんのフェースブック
https://www.facebook.com/seishiron?ref=ts&fref=ts


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プノンペン オールドマーケットで火災

2014年11月29日 | 社会・風土
 11月24日、朝7:30ころ、プノンペン北部のプサーチャ(オールドマーケット)で火災が発生しました。オールドマーケットはプノンペンでも最も歴史の古いマーケットと言われ、平屋建ての建物に八百屋、果物屋、洋服屋、文房具屋、化粧品屋、雑貨屋等、914軒の店が入っていました。今回は、そのうち300軒以上が焼失し、被害額は150万ドル(1億7700万円)に達するとみられます。幸いなことに死者はありませんでした。マーケット周辺では、店から商品やショーケースを運び出す店主や店員さんたちでごった返しました。消防車も多数出動し、消火作業にあたっていました。
 カンボジアのような途上国では、防火設備や対策が十分でないところも多く、ひとたび火災が発生すると被害が拡大するケースが多くみられます。今後、カンボジアは乾季を迎えますので、くれぐれも火災にはお気をつけください。

オールドマーケット東側の果物屋さんが並んでいるあたりが、炎に包まれていました(11月24日7:43筆者撮影)


消防車も多数駆けつけてきました。プノンペンは消火栓が整備されていないので、消防車は大きな水タンクを積んでいます。


マーケット周辺はお店から何とか運び出された商品やショーケースでごった返していました。



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国際交流基金アジアセンター特別賞 カンボジアのソト・クォーリーカー監督に

2014年11月18日 | 社会・風土
 10月31日、第27回東京国際映画祭におけるアジア新鋭監督の登竜門、「アジアの未来」部門に本年度より新設された「国際交流基金アジアセンター特別賞」の受賞作品が発表されました。受賞したのは、カンボジアの女性監督のソト・クォーリーカー監督の『遺されたフィルム』(2014年)でした。映画は、プノンペンの少女が、ふとしたきっかけで1970年代のカンボジア映画と出会い、ポル・ポト派に蹂躙された祖国の映画史を発掘し、新たな形の“再生”を仲間と試みていくストーリーです。
 国際交流基金アジアセンター特別賞(The Spirit of Asia Award by The Japan Foundation Asia Center)は、東京国際映画祭「アジアの未来」部門において、文化の違いを越え、国際的な活躍が期待される新鋭監督に贈られます。日本映画大学学長および国際交流基金理事長の2名の委員による審査で決定されるとのことです。
 リティ・パニュ監督のアジアコスモポリタン賞受賞が決まった直後でもあり、カンボジアの映画に国際的な脚光が集まることが期待されます。 

国際交流基金の新聞発表
http://www.jpf.go.jp/j/about/press/2014/069.html

ブログ「カンボジア経済」2014年10月27日「アジアコスモポリタン賞 カンボジアの映画監督リティ・パニュ氏が受賞」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/1509384db2fdaf39b9aba57c4d4df5a4


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水祭り2014

2014年11月02日 | 社会・風土
 11月5日から7日までは「水祭り」の3連休です。プチュンバン(お盆)とは逆で、地方からたくさんの人たちがプノンペンに集まります。2010年の水祭りの最終日の晩に将棋倒し事故で300名以上が死亡したことや、シアヌーク前国王陛下御逝去等も重なって、2011年以降はイベントが行われませんでした。今年は4年ぶりに様々なイベントが行われるとのことです。
 メインイベントは、ボートレースです。地方大会を勝ち抜いたボートが2艘ひと組で、トンレサップ川を会場にレースを行います。リバーサイドは、たくさんの観客で溢れます。
 夜は、川に政府各省がスポンサーの「エレクトリカル船」が現れて、水面を飾ります。更に、花火も上がって盛り上げてくれます。
 水祭りが楽しく平和に行われることを祈念しております。
(写真は、2010年の水祭りの際のボートレース)

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プノンペン シティ・バスでの小旅行

2014年11月01日 | 社会・風土
 プノンペンの都バス「シティ・バス」は3路線に拡充されています。今回は2号線で、プノンペン都の南に隣接するタクマウまでの小旅行です。小旅行と言っても片道料金はわずかに1500リエル(約40円)です。
 スタートは、リバーサイドのナイトマーケット前です。ここからリバーサイドを北上し、日本橋の下で左折して、オールドスタジアム前のロータリーに向かいます。そのまま直進してトゥールコックのテレビ塔に向かい、そこから南下して税務総局の前から毛沢東通りを進みます。インターコンチネンタルホテル前を通過して、カルテックスで右折してモニボン通りを南下します。モニボン橋の立体交差で右折して、あとは国道2号線を南下し、縫製工場をたくさん見ながら、タクマウに向かいます。平日昼間で、出発からタクマウまでは1時間20分ほどでした。
 タクマウでは、中国支援で工事中の、バサック川を渡るタクマウ橋を見に行きましたが、既に概ね完成していました。車両通行も許されていて、40フィートコンテナを積んだトラックも行きかっていました。橋の上では、多くの釣り人がバサック川に釣り糸を垂らして、10cmほどの小魚を結構釣り上げていました。この橋は、プノンペンの南側でプノンペンを迂回する外郭環状船の一部となる予定で、国道4号線から市街を通らずに新プノンペン港までを結ぶ重要な路線となるものと期待されています。そこで、バイクタクシーで、工事中(未舗装)の環状線を橋って国道1号線まで行ってみました。途中には、タイガービールを作る工場もあります。国道1号線に出て少しプノンペン側に行くと、シティ・バス1号線の終点がありますので、そこからバスに乗ってプノンペンに戻りました。1号線の最後の4キロは間もなく日本の支援で拡幅改良される予定です。途中には、ベトナムのチョーライ病院もほぼ完成しています。
 小旅行とは言っても、インフラ調査の様になってしまうのは、職業病でしょうか。タクマウまで行くと結構田舎に来たと感じさせてくれますが、いろいろなものがどんどんできていて、高度成長も実感することができました。

ほぼ完成したタクマウ橋


タクマウ橋の上の釣り人たち。結構な高さですが、うまく釣れているようです。


工事中の外郭環状線。早くもコンテナトラックが行きかっています。


日本の支援で改良が間もなく始まる国道1号線。今はひどい状況です。



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日本政府 カンボジアの選挙制度改革を支援

2014年10月30日 | 社会・風土
 日本政府は、2013年11月に安倍首相が約束した通り、カンボジアの選挙改革への支援を行っています。10月22日に、日本からの専門家チームは、プノンペンで与野党との合同会議を開催しました。隈丸優次日本大使は「現在は、協力の初期段階であり、今後、次回の選挙が円滑かつ成功裏に実施されるよう、あらゆる協力を行っていく。」と述べています。野党の救国党によれば、2013年の選挙で問題となった、選挙人登録、選挙管理委員会への信認問題、選挙結果への疑義の解決方法等のポイントについて検討していくとしています。また、救国党は、日本の専門家チームに全面的に協力したいとしています。



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アジアコスモポリタン賞 カンボジアの映画監督リティ・パニュ氏が受賞

2014年10月27日 | 社会・風土
 第2回アジアコスモポリタン賞で、カンボジアの映画監督リティ・パニュ氏(写真中央)が文化賞を受賞することが決定し、10月22日にプノンペンのインターコンチネンタルホテルで記者発表が行われました。アジアコスモポリタン賞は、2010年の平城京1300周年を記念して、奈良県とASEAN・東アジア経済研究センター(ERIA)が協力して開始したものです。この賞は、東アジア域内の共同体形成に資する優れた貢献を行った個人・団体に対し、国籍を問わず贈呈するもので、大賞、経済・社会科学賞、文化賞の3種類があります。記者発表には、選考委員でもあった、ノロドム・シリヴィット殿下、西村英俊ERIA事務総長が参加されました。
 今回受賞が決定したリティ・パニュ監督は、クメール・ルージュを題材とした作品をいくつも制作しており、最新の「消えた画」は、2014年のアカデミー賞で外国語映画賞にノミネートされています。
 今回の受賞者は以下の通りです。
大賞:マンモハン・シン前インド首相
経済・社会賞:ピーター・デビッド・ドリスデール オーストラリア国立大学教授
       ワン・グンウ シンガポール国立大学教授
文化賞:カンボジア リティ・パニュ監督
    日本 宝塚歌劇団   

 授賞式は、12月21日に奈良県で開催される奈良フォーラムの際に行われる予定です。カンボジアから受賞者が出たことは、本当に喜ばしいことです。

ブログ「カンボジア経済」2014年1月24日「カンボジア映画 初めてアカデミー賞にノミネート」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/7582d565c50aced0cba5c83a94d2b4bf


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カンボジア日本人会盆踊り大会2014

2014年10月25日 | 社会・風土
 10月19日(日曜日)に、第10回カンボジア日本人会盆踊り大会が、ダイヤモンドアイランドで開催されました。昨年の参加人数は4000人ほどとのことで。今年も同程度とみられます。日本の方だけでなく、カンボジアの方々も多数参加して、大変な盛況でした。踊りは、カンボジアの伝統的な踊り、若い方々に人気のステップ、そして日本の盆踊りと、いろいろでしたが、事前の練習の成果か、カンボジアの若い方々も浴衣姿で大変上手に踊っていました。
 会場には、日本人会の皆さんのご協力で夜店が多数開かれました。「猛虎会」のお好み焼き、「東海賢人会」の手羽先、「翁さん」の豚骨ラーメン等々美味しいものがたくさんありました。この他、ゲームや金魚すくいもあって縁日気分を盛り上げていました。
 みんなで盛り上げるこのようなお祭りは、本当に楽しいものです。

カンボジア日本人会
http://www.jacam.cc/

毎年おなじみの猛虎会のお好み焼き。クライマックスシリーズで巨人を破った直後で、例年以上の盛り上がりでした。



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カンボジアの休日2015

2014年10月20日 | 社会・風土
 来年2015年の祝祭日が決定しました(2014年10月6日付政令第286号)。なお、政令では明示されていませんが、これまでの例では、政府・銀行等、週休二日の場合は、祝日が土日曜と重なる場合は、翌平日が振替休日となります。縫製業等の工場では、祝日が日曜と重なる場合は、翌平日が振替休日となります。旧正月は休日とされていませんが、休業とする企業・職場が多くなっています。

1月1日 木曜 インターナショナルニューイヤー International New Year
1月7日 水曜 虐殺政権からの解放の日 Victory over Genocide Day
2月3日 火曜 万仏節 Meakkha Bochea
3月8日 日曜 国際女性の日 International Women's Day
4月14日~16日 火曜~木曜 カンボジア正月 Khmer New Year
5月1日 金曜 国際労働者の日 International Labor Day
5月2日 土曜 仏誕節 Visaka Bochea
5月6日 水曜 王室始耕祭 Royal Ploughing Ceremony
5月13日~15日 水曜~金曜 シハモニ国王誕生日 King Norodom Sihamoni's Birthday
6月1日 月曜 国際子供の日 International Children's Day
6月18日 木曜 モニク前王妃誕生日 King's Mother's Birthday
9月24日 木曜 憲法記念日 Constitution Day
10月11日~13日 日曜~火曜 プチュンバン Pchum Ben Day
10月15日 木曜 シアヌーク前国王追悼記念日 Commemoration Day of King's Father
10月23日 金曜 パリ平和条約記念日 Paris Peace Agreements Day
10月29日 木曜 シハモニ国王即位記念日 King Norodom Sihamoni Coronation Day
11月9日 月曜 独立記念日 Independence Day
11月24日~26日 火曜~木曜 水祭り Water Festival
12月10日 木曜 国際人権の日 International Human Rights Day

(写真は、来年は5月6日となる王室始耕祭の聖牛)

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第26回医療者勉強会 カンボジアの歯科および歯学教育事情

2014年10月09日 | 社会・風土
 カンボジアには、様々な医療関係者の方々(お医者さんや看護師さん等)が日本から援助の事業や、NGO等のお仕事で来られています。これらの方々が集まって勉強会を開催しています。
 10月4日に開催された勉強会では、インターナショナル大学で歯科を指導されている久保田悠先生が、「カンボジアの歯科および歯学教育事情」について講演されました。虫歯等の本数によるdmft指標(6歳時点)でカンボジアは、約9と他の東南アジア諸国(2~5程度)と比べても格段に悪い状況となっています(ちなみに日本は1.8)。また、歯科医師数も600名程度、人口10万人あたり4人しかいません(日本:10万人当たり80人)。このためカンボジアでは歯学教育に取り組んでおり、大学での履修7年間に加え、数年前から実技を含めた国家試験も導入しました。こうした教育は地道なもので、かつ効果が出るまでに時間を要しますが、大変重要なものであることが実感されました。
 なお、カンボジアでは、日本を含めて外国の医師免許があれば、医療行為が可能となるオープンな政策を取っています。このため、日本人歯科医師の方々がカンボジアで歯科医院を開業して下さっています。
 カンボジアの歯科医療が自立して十分な状況になるにはまだ相当の時間がかかるものと見られますので、日本からの支援や、日本の歯科医師の方々の息の長い協力が期待されます。


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