山野草を楽しむ

育てて楽しむ山野草

秋の夜長に-モンポウはいかが?

2005-08-30 | クラシック音楽
モンポウ(Frederic Mompou 1893-1987)が、どれくらい人気があるのかは知らないけれど、多くの人にもっと聞かれてもいいだろう。
最初に聞くとしたら、「歌と踊り」なんかが親しみやすくておすすめだね。

どこかで聞いたことのあるようなメロディの部分と、ややテンポの速い踊りの部分がセットとなっている。
曲は全部で13曲、どれも気持ちよく聞ける。

歌の部分はカタロニア民謡がもとになっているようだ。
この旋律にモンポウ特有の響きが加わり、とてもしゃれた音楽になっている。
これらの曲は、おそらく多くの日本人にとって、とても親しみやすいことだろう。
「踊り」といっても、そんなににぎやかでうるさい音楽ではない。パソコンに向かいながらバックグランドミュージックとして流れていても、自然な感じ。

軽い気持ちで聴けるとはいうものの、音楽自体はきわめてデリケートで、音が少なくシンプルのようだし、独特の響きもすばらしい。
それぞれが数分足らずの小品ではあるが、個性を持っており、「小さな宝物のような」と言ってもいいかな。
植物で言えば、豪華なバラやユリではなくて、高山に咲く、小さいけれど存在感がある美しい花かなあ?

この繊細で詩的なピアノの音楽は、秋の夜長にふさわしいものだ。




ロックガーデンの表面用土

2005-08-28 | RockGarden

---BEFORE---
rock050828-1

---AFTER---
rock050828-2

高温多湿の環境では、どうしてもコケの発生は避けられない。
軽石主体の栽培用土なのだが、表面の軽石にはコケがかなり発生する。
植える植物にはコケがそれほど影響しないものもあるだろうが、高山系の植物にとっては、あんまりよくないようだ。

だいたいが、ロックガーデンというのは鉢植えの延長のようなもので、鉢栽培している人はよくわかると思うが、鉢の表面がコケで覆われると、株元が蒸れる原因ともなりやすい。
大き目の礫で表面を覆うこともある。

我が家のロックガーデンも最初は大粒の軽石であったが、その後花崗岩の砕石にしてみた。
これはこれでまずまずであった。
それでも、かなり厚めに覆わないとコケの成長を抑えることはできないようだ。

今回は、数ヶ月前から一部分に試している石灰岩の砕石を表面に並べてみた。
袋4つで約2,500円
しばらくはこれで様子を見ることにしよう。


秋はそこまで

2005-08-21 | 写真
050821

マイカーが車検切れなので、思い切って車を換えた。
今までの車は春にぶつけられたのだが、そういえば神社で御祓いをしてなかったからかなあと、まあそんなわけでもないが、今回は弥彦神社で御祓いしてもらった。

神社の近くの水田には、はさ木で有名なところがあって、風景カメラマンの撮影ポイントになっている。
しかし、さすがに真夏の昼下がりには誰もいない。
メチャクチャ暑い!
車の温度計では気温が36度になっている。

それでもよく見れば、稲穂はそろそろ色づいて、
あと10日もすれば、TVで稲刈りのニュースが放映されるだろう。





鮮やかなオレンジ色

2005-08-16 | 写真
kitune


近くの床屋で、ウトウトしながら髪を切ってもらっているときに、なんか椅子が揺れるなあと感じてたら、
地震だった。

揺れはひどくないがとても長く揺れていたので、
遠くで大きな地震→関東大地震かなと心配したが、宮城沖だった。
最近の地震の多さからすると、本物の関東あるいは東海地震も近いのかもしれない。

写真の花は地震とは関係なく、「床屋」つながりというわけ。

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PENTAX *istD
TAMRON SP90mm MACRO F2.5 (52B)






サギソウの写真は難しい

2005-08-15 | 写真
sagisou-01

ようやく、鉢植えのサギソウが咲きはじめた。
花の大きさも、背丈もバラバラ。
みんな同じ大きさで勢ぞろいしているのを素晴らしいという人もいるようだが、はたしてそうだろうか?


まず、低い目線で撮影してみる。
sagisou-02
2羽では少し物足りないかな?
うしろの花も、じゃまではないが中途半端。


次に、少し上から撮影。
sagisou-03
花がふたつあるのに、片方のボケが大きくて、これも不満。


少しカメラを引いて、もうひとつ花を入れてみた。
sagisou-04
上の花のボケ具合は悪くないけど、少し大きすぎるようだ。



結局、もうひとつ手前の花も入れてみて、横から縦のアングルに変更。
今日はこのへんでやめるとするか。

sagisou-05
上の大きめなのをカットして、下の3つの花で画面を作れば
もう少しマシかもね。


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PENTAX *istD
TAMRON MACRO SP90mm F2.5 (52B)
f5.6 1/160



白馬大雪渓

2005-08-12 | 山野草
hakuba



「葱平」といえば、山の好きな方はすぐ反応するほど有名な高山植物の宝庫である。
地元の山岳ガイドの方のメルマガによれば、今年のお花畑は、ここ数年で最高と言える状態で、まさに百花繚乱であるようだ。

朝早くからふもとを出発し、長く急な雪渓を登り詰め、ようやくここからお花畑の始まりであり、少しでも疲れが癒されるはずであっただろう。

岩場で足を滑らして、、、というのとは違って、今回のはまさに天災。
昨年の中越地震の土砂崩れが思い起こされる。
突然の事故の被害にあった方々には、まことに不運としか申し上げるしかない。


---なお、写真は最近のものではなく、10年ほど前の撮影---





紫錦という色の

2005-08-07 | 山野草
sikinkaramatu

Thalictrum(カラマツソウ)の仲間も好きなので、けっこう手当たり次第に、苗やタネを買っている。
この仲間も小さなものから比較的大きなものまでいろいろあるようなので、それぞれ鉢植えや庭植えで楽しめるだろう。
この花は、赤紫色と黄色のシベがいいコントラストであるし、その前にふっくらしたツボミがたくさんついてる姿もいいものだ。

シキンカラマツ
Thalictrum rochebrunianum ‘Lavender Mist’
(山渓ハンディ図鑑2では「T.alpinum」と書いてあるが、まちがいなんだろうな)





さわやかなグリーン

2005-08-06 | 山野草
kanoko


カノコユリが咲くのは、いつも真夏の最高の暑さになる時期だ。
ふつうの赤い、名の通りの「鹿の子」模様の花は、暑い時期にさらに暑さを感じさせてくれて、まあ言ってみれば元気のいい花である。
逆に暑苦しいという感じもないわけではないのだが、、、。

この花には白花もあって、うちの庭には紅白両方が同時に咲いている。
ふつうの赤い花もそうなのだが、花びらの中心部は緑色を帯びている。
特に白花とグリーンの色の組み合わせは、けっこういい感じと思う。

ただ、赤茶色の花粉がちょっと目障りなんだなあ。




愛知万博の涼しい歩道

2005-08-03 | 山野草
この前、TVでやってましたが、
非常に細かい霧を空中に噴霧することで、気化熱を利用した冷却効果が得られる方法。
霧の粒が10ミクロン程度と小さいため、水滴として濡れることがなく、周囲の気温が低下する。

この霧は先端のノズルだけでできるのだろうか?
買えるものなら、うちの山野草の棚の上につけたいと思ったんだけど、販売してるのだろうか?
TVで見たときには、霧がメチャクチャ微細なので、水の消費量も少ないと言ってたな、たしか。

この方法は、牛や豚など畜産農家にはすでに利用されているようだが、霧の大きさがやや大きくて水の消費量が多いような気がする。(それだけ経費がかかるってことだな)
これに比べると、愛知万博で試している方法はいいような気がするんだけれど。
どうかなあ?