高山系の植物に比べれば、雪割草の夏越しはあまり心配してなくて、昨年まではけっこう手抜きでOKだった。
ところが今年の異常な暑さと雨不足の対策で、今までよりも監視を強化した。
もっとも「強化した」と言っても、棚をながめる回数がちょっと増えただけで、特別に気温を下げるような工夫をしたわけでもない。
やったことと言えば、フララを増やしたことと、棚に人工芝を敷いたことだけだ。
結果としては、昨年よりは葉の痛みも少なくなったように見え、猛暑の影響はほとんどない。
ほとんどないのだが、ごく一部の鉢ではダメージ受けている。
で、この「一部の鉢」というのが、今春入手した大事な大事な株だったりするので、
超ガックリだ(^^;
なんとかして再生させねばならない。
真夏に植替えしてからちょうど1ヶ月ほど経過しているが、猛暑にもかかわらず順調に見える。
今年はジベレリンをかけていないので、3枚目の葉はポツポツとしか見えない。
なので、1ポットに苗3~5本くらいずつ植えた。
1年半後の開花をめざすことになる。
Callianthemum anemonoides
カリアンテマム・アネモノイデス
今年の春に初めて咲いた株は植替えすることなく現在に至る。
鉢は4号の雪割草鉢で、人工芝を敷いたトレーの中で、数時間だけ直射日光に当るような場所に置いている。
先日、一つの鉢で花が咲いているのを見つけた。
開花時期が違うので、非常に小さないじけたような姿だったので写真はない。
気候のせいなのか、もう一つの株にも小さな花が開きそうな状態だ。
ひょっとして来春の花芽が動き始めてしまったのだろうか?
雪割草なんかでも、ときたま秋に咲いてしまうことがあるようだが、来春は咲かないのだろうかと少し心配になる。
心配は心配なのだが、新しい葉も伸び出してきて、思いの外成長は良い。
ひょっとして、鉢底のほうは、、、?
のぞいてみると、、、
これまた雪割草のように根が飛び出している。
よく見ると、先端は成長がストップしているようだ、人工芝がよくないのかもしれない。
ひょっとすると、雪割草のように今植替えすればよいのか、、、?
などと考えてみた。
どうなんだろう?
同じ仲間の「ヒダカソウ」とか「キタダケソウ」とかは、いつ植替えるのだろうか?
経験者の方のアドバイスを聞きたいものだ。
結局、今のところ植替えするのはやめにして、
これまた雪割草のように、鉢の下に軽石や硬質鹿沼などの用土を敷いた。
「ベニバナヤマシャクヤク」の名でタネを購入したもの。
春先には、両方とも右のポットの状態だったが、ある時から左のポットは成長をスタートし、もう一方の右の苗はダンマリを決め込んでいる。
ベニバナヤマシャクヤクのタネを播いたのは初めてなのでよくわからないが、この葉姿は間違いなくベニシャクなのだろうか、、、?
ちょうど2年目
タネをもらったもので、どういう親なのかわからないが、もうじき初花を見ることができそうだ。
左の10ポットは真夏の暑さを避けようと少し日陰においたもの。右の3ポットは昼前から夕方まで日が当るところにおいたもの。
もともと、右のポットは発芽後の成長がよかったものなのだが、どうやら真夏の暑さでも大丈夫のようだ。
昨年秋蒔きのミヤマハンショウヅル
Pulsatilla georgica
タネ蒔いてから、遣りしてるだけだが、なんとか頑張ってくれている。
管理不良なので、涼しくなったら植替えてみることにする。
Pulsatilla patens
こちらも上のと一緒に蒔いたもので、さらに成長が悪い。
せっかく発芽しているので、なんとか開花まで育ててみたい。
庭を見る機会もあんまりなかったのだが、いつのまにかシクラメンが咲く季節になっていた。
たしか昨年は涼しくなったから咲いたはず、、、と思って昨年の画像をさがしてみたら、8月9日に咲いていた。
記憶は全くあてにならない(^^;
暑い日がまだまだ続くが、秋に発行される通販カタログも昨日届いた。
北海道のY園芸さんからだ。
毎年のことながら欲しいものはいろいろあるが、予算的な問題もあるし、手間もかかるし、ということで、球根類などに目がいくことになる。
とはいうものの、テコフィレアなんか、かなりお値段高くて、サカタのタネのほぼ2倍の設定になっている 。
同じ品種でもどこか違うのかもしれない。
サカタのほうは、カタログが届いてからかなり経つので「限定100」というのはすでに売り切れてるのかもしれない。
それにしても高いことに変わりはないので、まああと3年とか5年待てば多少お買得になるだろうと期待している。
所さんのダーツの旅で
「第1 村人 発見」
とやってるのを見てから、
「第1 リンドウ 発見」 とか言いながら登っている。
この日は、登り始めてまもなくしてから、第1から第3くらいまで「発見」したが、平坦な木道になったとたん、わんさか現れてきた。
ここで、こんなにたくさんの花を見たのは初めてだったので、かなり撮りまくったのだが、帰ってからパソコンで見ていると、枯れ草の中に咲いてるのが一番風情があるかなという感じがする。
もっと、そういう視点で撮影すればよかった、と反省(^^;
逆に、最初の写真のような、クローズアップが一番つまらん写真だ。
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2010/9/5 浄土平~鎌沼
リンドウが咲いていれば、ウメバチソウも咲いてるだろうという読みはピッタシカンカンで(古いね(^^;)
草むらの中に点々と咲いていた。
ただ、背丈があまりにも違うのでツーショットは残念ながら無理だった。
↑ 鎌沼周辺のウメバチソウはせいぜい10cm程度の高さで、花の大きさも小さなものだが、
↓ 浄土平あたりに咲いているウメバチソウはさらに小さくて、目が慣れるまではちょっと気付きにくい状態だった。
指先の半分の大きさもなく、尾瀬沼あたりで咲いているウメバチソウの4分の1とか5分の1の大きさしかない。
図鑑を開いてみたのだが、どうやら、この花はウメバチソウではなくて
「コウメバチソウ」のようだ。
ウメバチソウの仲間では、「ヒメウメバチソウ」というのもあるようだが、それとはちょっと違う感じだ。
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2010/9/5 浄土平~鎌沼