赤やピンク系の花は好きなので、いろいろ集まってきた。
花びらに覆輪や白筋なんか入ってるのは、さらに良いねえ。
ただ、販売品をながめていると、上の写真のように花びらの形がやや物足りないとか、花びらが薄い感じがする花がほとんどで、やはり標準花の特徴がよく出ているようだ。
なかには梅弁で覆輪とか見かけるのだが、これがベラボーなお値段で、並の千重や三段が数鉢も買えそうな値札にビックリしてしまう。
もっとも、上の写真のような花だって、買おうと思えば、思ってるよりもずっと高価だったりする。
まあそういうわけで、そんな花が生まれないだろうかと考えて、、、
上の花の花粉を、ちょうど開花中の下の2つの花にかけてみた。
どんなもんでしょう?
白筋って子にどの程度現れるんでしょう?
孫の代まで待たなくちゃあならんかなあ?
しっかりした花びらの標準花を作るには、二段の血を入れるのが近道のようだし、
まあ早くて3年後の愉しみが、またひとつできた。
3年前に播いたタネが一斉に開花した。
発芽後2年目ということになる。
♀二段咲×♂一重標準花
という交配なので、子はすべて一重になった。
一重ではあるが、すべて二段の血があるということで、、、
この前、教えていただいた特徴は、、、?
どんなもんだろう?
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↓ ちなみに、3年前に交配した親の写真
左が♀で、右が♂花粉親
なんでこんな交配をしたのか、
今となってはわからないが、、、?
たまたま一緒に咲いてたんだろうなあ(^^;
どちらも濃い紫色なので、子はすべて紫かと思っていたが、どうも左の♀親の親は、赤い色の花だったのかもしれない。
赤が16分の4か、、、。
さてと、
この花を今度はどの花に、、、?
この雪割草まつりは「国際雪割草協会」が共催しているので、著名な講師による講演会が2日間行われました。
■第1日目 13:00~14:00 久志博信さん
「雪割草の魅力と育て方」 A4コピー(4ページ)の資料配布
ミスミソウの原種紹介 ということで、日本原産および海外原産種の紹介がありました。
プロジェクターに次々に写真を紹介されながら、わかりやすい説明です。
千葉県のミスミソウ自生地の写真がありましたが、笹の勢力が拡大してきているために、笹やぶになってしまったところではミスミソウが減少し、林の縁あたりにしか見られなくなってきているということでした。
そういえば、あちこち山歩きしていても、以前はこんなに笹がはびこってたかなあと思うことがよくあります。
西日本産のケスハマソウもなかなか良い姿してますね。
ヨーロッパの植物園の紹介もありました。
特に園芸の本場イギリスでも、日本の雪割草は高い人気だそうです。
数年前に日本から雪割草が贈られ公園に植栽されましたが、残念ながらかなり減少したようです。
イギリスが本場と書きましたけど、日本も負けず劣らず園芸レベルは高いですよね。
しかし、広いスペースで講演されてるんですが、うしろでやってる他のイベントの音がチョットうるさく感じました。
(ニョーボは「気がきかん連中だなあ」などとブツブツ言ってますけど、、、)
久志さんのごあいさつでは
「今日の話は初心者向きで 明日の日曜日はも少し専門的に、、、」
ということでして、
えーと、、、
2日目も行ってきました(^o^)/
■第2日目 13:00~14:00 岩淵公一さん
「雪割草の園芸分類について」
今日もプロジェクターに写真を写しながら、
まず一重の標準花から始まって、八重咲きへと進んでいきます。
八重咲きのなかには、二段咲、三段咲、唐子咲、千重咲、、、があって、
「千重」の呼び方について説明、「ひとえ、ふたえ、せんえ」
ほかの花では、「ちえざき」とか「せんじゅう」ということもあるが、雪割草の場合は「せんえざき」という園芸的な呼び方をする、というようなお話でした。
雪割草の店へ行くと、「せんじゅう」と言わずに「せんじゅ」と言ってる方も多いけどね。
三段咲では、オシベに毛が生えてるとか、花の裏にも毛があるとか、そんなの関係ないとか、ややマニアックな話もちらりと。
全般的に、白覆輪の花の写真が多いようでした。岩淵さん自ら 白覆輪大好き ということですからね。
一重も白覆輪、二段も千重も唐子も、みんな白覆輪系のオンパレード。
「草木寄せについて」
つい先日、NHK趣味の園芸で放送された内容ですが、実演はありませんでした。
ちょうど1時間 あっという間に過ぎまして、
「では質問ある方 どうぞ」
「初心者なんですが(^o^)/ さっき三段咲の血がある標準花のオシベに、毛があるというような話でしたが、私はそうばかりではないと思いますけど」
というような、全然初心者ではない方から質問がはじまりまして、
「家からポット持って来たんですが見てもらえますか?」
「雪割草の寿命はどれくらいでしょう?」
→「40年くらい栽培してるのがあるので、それ以上あるでしょう」
「さっき買ったんですが、植え替えたほうが良いでしょうか?」
→「このままで良いです。けど、これと違う色の花をとなりに置くとさらに引き立ちますね(^o^)/」
というようなやりとりで場内爆笑。
そんなこんなで 質問コーナー が20分ほど続いて、
中締めしたあとも質問のある方へは個別に相談に応じておられました。
さらに、快く記念写真を撮っていただいたり。
大いに満足ですね。
講演のお話にあったように、いろんな花が互いに引き立てあってました。
送られてきた会報の表紙の花の色をなにげなく見て、ヘメロカリスかなと一瞬思ったが、
そんな色だ。
日本人にとっては「楊貴妃」のようにコントラストがはっきりして、あんまりふっくらとしていないタイプが好まれるような気もするが、庭にこういった花がたくさん咲くと、それもまたいいのかもしれない。
Epimedium ogisui
一ページ全部使って大きな写真が載っている。
説明には、
discovered by and named after Mikinori Ogisu
と書いてある。
今回の特集記事には中国産の種とともに、
"plant hunter Mikinori Ogisu" というお名前が何度か見られる。
↑ これなんか初めて見るタイプだなあ
shuttlecock-shaped with reflexedsepals ,,,
なんて書いてある。
ほかにもおもしろそうな記事がたくさんあるんだけど、スラスラと英語読めないしなあ(^^;
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勝手に写真引用して叱られると悪いんで紹介しておくことにしよう
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