例年この時期は仕事も少なくなって時間的な余裕ができるのだが、今年はまだ忙しさが続いている。
庭の冬囲いの一部はシルバー人材センターの方に頼んでいたので、すでに完了している。
ただ、鉢植えの多くが夏からそのままの状態になっており、これは休みの日にお天気がよくならないとどうしようもない。
とりあえず、冬支度の前に枯れた鉢を整理するのが毎年この時期の恒例行事になっているので、大きめな鉢の整理を始めた。
この鉢も早々と地上部が消えていたので、なかばあきらめていたのだが、意外や意外、立派な芽が隠れていた。
下の写真の左側がこの1号君で、撮影は7月20日。
4月頃に芽を出してるので、地上部に姿を出しているのは3ヶ月くらいということになる。
中央の2号は夏場を過ぎても枯れていなかったので、実をつけている株は地上部がなかなか枯れないのかもしれない。
エンレイソウはすべてスリット鉢。
この株は右の鉢に入っていたが、今回は左のロングタイプにしてみた。
「Trillium kurabayashi 2号」
1号は昨年秋に植え替えたが、この2号の植替えは昨年パスしたので2年ぶりとなる。
地上部に芽が出ていて見た目には元気よく順調そうだが、これから積雪を迎えることを考えると、春まで地面の下に潜っていて欲しいものだ。
何か栽培上の問題があるのだろうか?
たとえばエビネの場合、「芽が上にできるのは鉢内の水分が多い場合で、逆に深いところに潜るのは水分が少なめ」というようなことを聞いたことがある。
何度も同じようなことを書いたような気もする(^^;
我が家の鉢は全般的に水分が多目の傾向があることは承知しており、雨除けのハウスとかないので仕方がないことだ。
鉢をあけてみたところ、予想以上に順調なようだ。
ただ芽の数は今回も増えていないので、これはこういう性質なのではないかと思う。
タネがたくさんできるので、自生地でもタネで増えることが多いのだろうと推測する。
エンレイソウの用土にはクリプトモスの混入が良い、というようなことを何かで読んで試しているが、我が家の栽培環境下で、スリット鉢を使用している状況では、特にその必要はないような気がしてきた。
通常の山野草用土で十分である。
こちらの根は、芋は目立たないがエビネのような感じ。
上のクラバヤシ2号と同時期(8年前)に播いたものだが、何が気に入らないのか成長は遅い。
8月上旬までは、さわってもまだ実が固くて、もう少し待ってみるかとそのままにしておいたのだが、、、
お盆過ぎに確認したら、何かにかじられたような感じで、、、
いやな予感が、、、
的中して、ガックリ(^^;
よく見ると、小さなアリがたくさんいたが、何者かがかじってからアリが集まったのか、、、?
最初からアリが食べたのか、、、?
春に見かけた小さなネズミの仕業か、、、?
とにかく、実が熟すのを待っていたのは私だけではなかったということだ。
実の中を確認したら、出てきたのは1粒のみ。
最初からタネが少なかったのか、ほかのタネを犯人が持ち去ったのかはわからない。
とりあえず1粒だけだが、すぐに播いてみた。
タネを期待していた方々が何人かおられるが、
まあそういうわけで、ご容赦を(^^;
来年は、失敗しないように再チャレンジしてみよう。
2週間ぶりの休みなのだが、梅雨前線停滞で朝から降ったり止んだり、どんよりした暗い雲が覆っている。
忙しければ何もしないのだが、時間があるものだからよけいなことをして、せっかく実ったエレクツムの実を折ってしまった(^^;
Trillium erectum
まだ殻は固くて、実も熟してないようなので、もうしばらくそのままにしておけばよかった、と後悔している。
数えたら60粒くらいあるが、ひょっとするとこの中には発芽するタネがあるかもしれないので、播いてみることにする。
開花時の様子は、これ ↓
http://blog.goo.ne.jp/echigoya-japan/d/20130425
発芽するとしても、今播いて来春かさらに1年後となるだろう。
さらに順調に育ってとして開花するのは、2020年頃になるのではなかろうか?