一重と八重の花が咲く株があることを、以前このBLOGに書いたことがある。
ちょうど4年前のことだった。
→ こちら
その年に蒔いたタネがようやく開花した。
さて、4年前のこの花が、我が家の棚に今も残っているのかどうか確認しなければならない。
カリアンテマム・アネモノイデス
思えば2007年の秋に、やまくささんの通販リストをながめていたときに、
「極めて美しく有名なものだが殆ど入手は不可能でようやく実生苗が完成・・・。」
という説明を読んで、急にやる気になった。
当時の写真は→こちら
「極めて美しく」とか「入手は不可能」とか、あるいは「数は少ない」、「珍しい」などというカタログのうたい文句は、多少割り引いて読まなくてはならないのは当然である。
まあ、そうなのだが、「入手はほとんど不可能」と書いてあったのを見て、
「ヘエそうなの」「うちにタネ蒔いたのがあるけどなあ」と思ったわけだ。
それからの道のりも意外に長かったのだが、ようやく咲いた!
撮影:2010/3/14
裏側がピンク色に染まっていて、これくらいの時も見頃だった。
同じような兄弟が6つの鉢に植えてあるが、咲いたのはそのうちの2鉢。
これが全く同時にシンクロナイズしている。
「極めて美しい」というカタログのうたい文句は、それほどオーバーでもなかった。
同じアネモネの仲間で、ドギツイとも言える超濃色の雪割草をたくさん見てきたばかりなので、原石のような輝きがある。(ちょっとオーバー(^^;)
よーく見ると、花粉が出てるようだ。
さて、メシベはどうなんだろう?
先月紹介した花 →こちら と、一緒に買ったチビッ子実生苗だけど、1ヶ月も遅れてようやく咲いた。
実生苗の初花ということで今後どうなるのかわからないが、けっこう大当たり的な花が咲いた。
実生の優れた花が咲く確率は、雪割草よりも数倍高いかもしれない。
もう少し色が濃ければ、なおグッドだが、来年以降の姿も楽しみだ。
八重が遅れて咲くのは雪割草と同じ傾向だろうか?
しかし、ダブルとは思わんかったなあ(^o^)
雪割草の最大の楽しみは実生にあるのだが、生まれてくる子が親よりも優れていることはめったにない。、、、と思う。
雑誌などで優れた子が親(の名前)とともに紹介されているが、優れているのはおそらく100分の1くらいで、99%は親のレベルには達しないのではないだろうか、、、と思う。
まあ、そんなことをよく言ってるわけだが、タネ蒔いてるのは1シーズン100粒よりもはるかに多いので、毎年少しは優秀な花が生まれてくる。、、、というわけでもない(^^;
上が親で
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ここから下が今年生まれた兄弟たち。
けっして優秀というわけではないが、こういう模様は遺伝性が強いのかもしれない。
花の形がよくないので、今年は形の良い二段と交配してみようかと考えている。