山野草を楽しむ

育てて楽しむ山野草

チベタヌスは一属一種?

2011-12-26 | BOOK
My GARDEN (マイガーデン) 2012年 02月号 [雑誌]

My GARDEN (マイガーデン) 2012年 02月号 [雑誌]
価格:¥ 1,200(税込)
発売日:2011-12-16

そういう考えがあることは初めて知った。
たしかに、雪解けとともに咲いて、夏に地上部が消えるという生活パターンはフクジュソウに近いものだし、根もフクジュソウに近い感じがする。

それにしても、こういう記事がなぜこの本なのかという疑問も多少あるが、あとにつづくニゲルとの交配の話がメインなのだろうか?

チベタヌスの栽培方法が詳しく紹介されており、非常に参考になる。うちにも2鉢あるが、秋に鉢をひっくり返してみたところでは、根の状態はあまりよくなかった。
夏場の水切れでダメージうけたのだろうかと反省している。
こういう記事が出ると、ほかの雑誌にもこれを引用した内容をどこかで見ることになるかもしれないな、などと思ったりしているのだが、、、

話は戻って、ニゲルとの交配はけっこう進んでいるのだろうか? 写真を見る限りでは、P86,87の自生地の写真のほうがよほど魅力的である。


いつ葉を切るのが最良か?

2011-12-24 | Hepatica

それまで、葉っぱは開花後に切るものだと考えていたが、2006年発行「IHS会報6号」の小菅さんの記事「葉を作る(私の栽培法)」を読んでから少し考えるようになった。

要は、立派な花を咲かせるためには立派な葉を作ることが必要。
立派な葉を作るには、新葉の展開時期が重要。
そのために障害となる古葉を切っておく。

つまり、立派な花を咲かせるには、最低でもその1年前から周到な管理が必要ということなのだろう。

まあ、そんな記事を読むとマネしたくなるもので、とにかく混みあっている鉢を見つけては葉を切ってみようというわけだ。

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カットしたあとはこんなもんだが、冬を前にこんなことをやっていて良いのか我ながらやや疑問なところだ。
うちなんかハウスもないので、これから雪の下になるわけなんだが、、、(^^;
会報の記事も「開花前に切除」となっており、時期については触れていない。

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これなんか相当混み合ってるし、この際すっきりとカットだ。

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本来は株分け候補だけれど、今更そんな余裕はないし、寒さも厳しくなってきている。

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この株はそんなに葉が残っていないが、それでも芽がたくさんあるようなのでカットすることにした。

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カットしたあとでよく見ると、右上に双葉が1本見える。同じ青軸のようなのでこの花のこぼれタネかもしれない。
ということは、昨年は植え替えしなかったことになるので、今年の9月にでも植え替えしておくべきだった。

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これは、中央の1本だけカットしてみた。
芽もふっくらしていて、なかなか良いと思う。

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期待の親は四方八方に均等に葉を出しており、カットする必要は全くない。


You Tube で "HEPATICA"

2011-12-22 | Hepatica

”雪割草”で検索しても同じことなのだが、全く思いがけない画像がたくさんヒットする。
まあ、それは仕方ないことなので我慢するとして、何か面白いものがないかとながめてるわけだ。

1本目:
わりとまじめ。ヒアリングができないので内容がよくわからないが。
3分29秒あたりに登場する人物は何者なのか?

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YouTube: Hepatica.mp4

2本目
青い花の群生が見事だ。ヨーロッパのどこかだろうか?
1分04秒あたりのと、1分10秒あたりの花は、我が家にあるヨーロッパ産の花と雰囲気がよく似ている。
もっとも、青という色は、画像ではほとんど実物と違う場合が多いと思う。

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YouTube: Hepatica nobilis (Ranunculàceas)

3本目
見つけた中では、これがなかなか楽しい。
ギター伴奏で流れる歌が非常に良い。
今のところ、これが一番のお気に入り!

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YouTube: Blåsippa - Hepatica - Liverleaf

その他、販売用の動画がいろいろヒットするが、ブルー系の群生はなかなか素晴らしい。


ブータンの花【新版】

2011-12-20 | BOOK

ブータンの花 新版

【新版】ということなので旧版もあるわけだが、1984年に刊行されたものを再編集したそうである。
どうも私は、モンゴルとかブータンとかあのあたりの本を見つけると、すぐに手を出してしまう傾向があって、ニョーボがブツブツ言うわけだが、今回は時期的に自分へのクリスマスプレゼントということにしている。

ある会報によれば、ブータン国王夫妻の来日に合わせ、急遽再編集されたようなところもあるのかもしれないが、巻末の説明によれば、旧版に比べて、写真が追加されたり、索引がついたり、種名も正確になっているそうである。

花がメインであるが、ブータンの固有文化についての記事も非常に興味がある。
正月は5日まで休めそうなので、ゆっくり読むことにする。

ブータンの花 新版
価格:¥ 4,725(税込)
発売日:2011-12-10

古い雑誌を読んで「世界の美しい宝物たち」

2011-12-11 | BOOK

*年をとると何度も同じことを言うのと同じで、今までに何度か書いたことがあるかもしれない。

毎年の年末年始ことだが、こたつに横になって開く雑誌がある。
ひとつは、ガーデンライフの「ブリーダー登場」であって、もうひとつが
これ。

月刊「自然と野生ラン」連載(著者:富沢正美氏)

3年半にわたって連載されたこのシリーズは、特に「洋種山野草」とよばれる植物を好む愛好者にとってはとてもすばらしい記事であった。
なぜ「趣味の山野草」ではなく「自然と野生ラン」であったのかは、よくわからないが、エビネ、ウチョウラン、東洋蘭などが毎号オンパレードのこの雑誌には異色の連載だった。
さらにわからないことがもうひとつあって、それはこの連載が突然に終わったことであった。

自分のために連載記事の目次を作っておいたのが、パソコンの更新作業中にバックアップデータから見つかった。
過去にこういう連載記事があったことを知らない方もおられるかもしれないと思って、目次だけでも公開しようかな、と考えている。
YAHOOのオークションにもバックナンバーが出品されているので、入手は可能と思う。


雑誌を読んで「實際園藝臨時増刊 高山植物」つづき

2011-12-04 | BOOK

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「西洋草花、日本草花といふ様な區別を私は高山植物にはつけたくない。」という書き出しで始まるこの一文も、なかなか面白い。

「高山植物愛好者間に喧(やかま)しく騒がれるアンドロサーセの属」 「いわれんげに似たセンペルビーブム等」という記述も見られるので、この当時にも今と同じような植物が好まれていたことを知ることができる。

ただ、昭和初期にどうやってこれらヨーロッパの植物を入手していたのか? という点については疑問が残る。

その答えは、この文章を読み続けているうちにわかった。

「高山植物の種子商は英獨佛等にもあるが、スヰスには古くから有名な人で各國の高山植物ばかりを専門に蒐めてゐる人があって私は毎年そこから送って貰ってゐるので欲しいと思ふ種類は大概手に入り発芽成績もよく品種も確である。」

なるほど、今と変わらないではないかと感心するばかりである。

まあ、こんなちゃうしで文章を引用してゐると、読む時間が減ってしまうので、これでおしまひにするものであります。

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やっぱり レクチェに軍配

2011-12-03 | インポート

20111203

秋田出張の帰りに、何か土産でも買おうかなと考えつつ車を走らせていたら、鶴岡まで来てしまった。
なにしろ、短い距離を走る高速にはサービスエリアもないし、国道7号線にはコンビニも少ない。道の駅が数件あるくらいだが、鳥海山の姿を横目で見ながら通り過ぎてしまう。

鶴岡の物産館では、サクランボとラ・フランスのジャムを買うことがよくあるが、ちょうど時期なのかラ・フランスがたくさん並んでいたのでこれを買うことにした。
チョットきずありのお買い得品 1個130円。

家には、先日買ったル・レクチェがあるのだが、山形のラ・フランスと新潟のル・レクチェという秋の果物を味わうことになった。
どっちかと言えば、ル・レクチェが好きだ。
白根あたりの雪割草街道あたりで格安品を買うのがよい。

ル・レクチェは11月下旬から出回るが、その前に地元で販売される洋なしもあり、こっちのほうがル・レクチェよりもジューシーでおいしい。品種名は忘れたがル・レクチェの親だそうである。
野菜の直売所で販売していたが、生産量は少ないそうなので、見かけることは少ない。

そういえば、新潟の水族館前のジェラート屋でル・レクチェが販売開始されるのはあと1週間らしい。