山野草を楽しむ

育てて楽しむ山野草

雑誌を読んで「實際園藝臨時増刊 高山植物」

2011-11-27 | BOOK

最近は、古い雑誌をながめていることが多くなってきたが、ついに昭和初期の本にまで手を出してしまった。
これがなかなか面白くて、正月休みか出張のときにでもじっくり読んでみることにしようと思う。

飛ばし飛ばしにながめてみたが、現在の山野草雑誌の内容とあまり変わらない記述が多いことに驚かされる。

たとえば、「コマクサは山から採ってくるよりもタネから育てたほうがよい。タネを播けば翌年に咲く。」とか、
「山草會の陳列會には大型の採集品は奨励しない、実生品を望む」とか、
「競技花を決定するときに稀品のレブンアツモリを除いた」というような植物保護の考え方がかなり広まっていたやうだ。

一方、高山では
「白馬、燕、上高地、鎗、穂高、黒部、剱等は近頃では缶詰の空や、チョコレートの箱、フィルムの外皮で道しるべが出来ている様になったので、、、」
とまあ、こんな様子のやうだ。

つづいて
「最も今日では、高山植物保護という名称によって、採収を禁ぜられて居る、、、」

昭和初期の山野草愛好家がどんな様子だったのかを知っても、特にどうということもないが、最近の雑誌を買って読むよりも面白いことはたしかである。

それにしても約160ページのほぼ全文に振り仮名(ルビ)が付いているとは思わなかった。
おかげで、この当時も白馬岳を「しろうま」と「はくば」の両方の読みがあることを知った。
さらに、帝国大学教授工藤博士の文章のなかで「北海道大雪山」には「ほくかいだうおほゆきやま」という振り仮名がついていた。


葉っぱでセレクト

2011-11-23 | タネから育てる

1123gibo

タネ播きの楽しみは、同じ兄弟でもいろいろな花が咲くことだが、花だけでなく葉っぱもいろいろだ。

このギボウシは、まだ花を一度も咲かせてないが、なんかきれいな色に黄葉しつつある。

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葉っぱと言えば、この Rosa glauca の苗だが、兄弟でこんなに色が違うのも、なんだかなあ?
という感じではある。

しかし、この紫+銀のような渋い色はなかなかのものだ。

もっともニョーボに言わせれば「シソの葉のような」というところだろう。


タネまき その後「フクジュソウ」

2011-11-22 | タネから育てる

Hukujyusou

昔の話だが、ラベルが消えないようにするにはどうしたらよいか? というような話題がよくあった。
たしか、「鉛筆で書いて、その上からセメダインを薄く塗る」なんてのが最良とか聞いて、試してみたことも一度くらいあったかもしれない。

今時、そんなことをする人が、いるのかいないのかは全く興味もないが、ラベルはシャープペンシルで十分だ。
5年は十分で、ラベルのほうが色あせしてくる。

順調に開花すれば、ラベルの色あせ部分と同じような花が咲くのだろうか?


冬支度

2011-11-20 | 庭仕事

雨が冷たいので、冬支度はすぐに止めた。
まだ、葉っぱも落ちてないし、それほど急ぐことはないような気もする。

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もっとも、大きな庭木はすでに終わっていて、これは毎年お願いしているシルバー人材センターの方が早々と済ませたからだ。

ベテランの方1人と経験の浅い方が2人来たそうだが、平日に来るので作業を見ることはできない。
昨年はロックガーデンのプルサチラを踏みつけられてしまったが、今年はシクラメンエリアの真ん中にシャクナゲの雪囲い用の竹が突き刺さっていた(^^;

普通の人が見れば、雑草が生えてるくらいにしか見えないからだろう。

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数年前にタネをもらって育てていたオトコヨウゾメは、かなり大きくなって今年はいくつかの実をつけていた。
さて、この実を播いてみるかどうするか、思案中。

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Epimedium 'Pink Constellation'

思案中と言えば、このイカリソウも植え替えたほうが良いのか、このままのほうが良いのか?
我が家では最も大事にしているのイカリソウだ。


もひとつ実生苗

2011-11-15 | Hepatica

Hepatica transsilvanica

発芽直後の様子と比べると、多少は葉っぱがにぎやかになってるような気もするが、これもやっぱり成長はゆるやかなようだ。

Tran1

植替えは来春にするつもりだったが、コケが生え始めているので、この時期に決行した。

Tran2

日本産のと比べると、茎があまり立ち上がらないような気もするが、成長が遅いせいなのかもしれない。

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きれいなグリーンの地上部と、うすい茶色の根も思いのほかきれいだったので一安心。
今のところ発芽7本はすべて順調。

ポットが4つになった。(1,2,2,2本植え)

日曜日に植替えて、その後は気温が低下中(^^;


雪割草実生苗 植替え

2011-11-13 | Hepatica

「実生」というのは、タネから発芽した苗のことを言うので、「実生苗」というのはおかしい?、とか。
「実生」というのは名詞であるが、動詞的にも使う?、とか、、、
昔、パソコン通信をやってた頃に、NIFTYの園芸フォーラムで教えてもらったこともあるが、まあここでは難しいことを言わないで、今年の発芽苗ということで。

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夏にトレーをひとつ植替えたのだが、まだこんなに残っている。
さすがにこれ以上放っておくこともできないので、一気に植替えることにした。

Hepa2

毎度のことながら、「タネ播きすぎ!」の声がどこから聞こえるが、たくさんのラベルをニョーボに書いてもらう。

Hepa3

最近は写真を撮るのもめんどうになってきたが、濃色系交配の苗の色が面白そうだったので1枚記録しておくことにする。

さらに、同一交配の約30本の苗を、色の濃い順にポットに入れて、、、

「ひまなことをやってるなあ」と、どこからか声がかかるが、無視して続ける。

トレーは1箱片付いたが、もう1箱12ポットほど残っているので、次回へつづく。


紅葉見物

2011-11-12 | 写真

昨年はピークをかなり過ぎていたので、今年は早めに出かけてみたが、ちょうど見頃だったようだ。
ただし、お天気は良くなかった。
さらに毎年恒例の、菊祭り & 七五三 & 競輪 ということで、正月並みの混雑だった。

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ほぼ中央の橋のたもとに植えてあるカラフルな葉。

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これは、こういう品種で、このまま散るそうだ。
斑入りなんだろうか?

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真っ赤なものよりは、これくらいの色の方が好みだ。

帰りは海辺の道を走って、水族館マリンピア前のジェラート屋さんに寄って、
旬の和栗と旬ではないがブルーベリーのダブルで休憩。
ここもなかなか商売繁盛。

近いうちに、ル・レクチェのジェラートがリストアップされるようなので、また来ることにする。

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撮影:2011/11/12 弥彦神社 もみじ谷


植替え・植替え・また植替え

2011-11-06 | 庭仕事

写真を撮るひまもなく、植替えしていた。

オーリキュラは茎が伸び上がっていたけれども、まあ大丈夫かなという感じ。
(硬質鹿沼+軽石)

用土が余ったんで、同じブレンドでレウイシアを10ポットほど植替え。
少し粒が大きめなものを使用した。

赤玉の小粒を加えて、時期が良いのか悪いのかわからないが、オオサクラソウや日本産桜草も植替え決行。

ここからやや大きめなポットに移り、エンレイソウの仲間に手をつける。
これには購入したばかりのクリプトモスを混入してみた。
クリプトモスの使用については、「タネから楽しむ山野草」で単用ということを目にしており、ずっと気にしていたので、ようやく試してみることになった。

その後、シャクヤクをいくつかと、レンゲショウマ少々、さらに高山系少し、、、などなど。

結局、雪割草は次回ということになった。
それにしても、陽が沈むのが早くなったものだ。