山野草を楽しむ

育てて楽しむ山野草

スウェーデンからの手紙(つづき)

2008-02-28 | 山野草

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何回かやりとりしているのでわかるのだろう、彼女から「発送した」というメールと同じ頃に封筒が届いていた。
おおよそ1週間で日本へ届くようだ。

この前もそうだったが、リンネソウの切手がたくさん貼ってある。
リンネはスウェーデンの生まれだったかもしれない。
前に送ってもらった近郊の林の写真のなかにリンネソウの群落があった。向うではかなりポピュラーな花なのかもしれない。

リンネソウを初めて見たのは、白馬大池から白馬岳へと登りはじめのハイマツの足元だった。
雷鳥坂と言うんだったかなあ?

まあ、それはいいとして、封筒の中身を確認。

アンラッキーというメールの通り、タネの袋は4つだけ。
アリウム、カンパニュラ、ゲンチアナ

それと最後に、これ↓

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今、播いてうまく発芽するかなあ?

来年でもいいのだけれど、発芽して欲しいもんだ。


スウェーデンからの手紙

2008-02-21 | 山野草

Sweden

数年前から時々メールのやり取りしている園芸愛好家がSWEDENにいる。
メールのやり取りと言っても年に数回なのだが、年末年始のころには向うの園芸クラブの種子リストを見せてくれて、「欲しいものを15種」とか言うので、毎年リクエストしている。

どういう園芸クラブなのかよくわからないが、ここ数年のリストにはHelleborus thibetanus やら 樺太のPulsatillaや Nomocharisとかあったりして、かなりのものだ。

しかし洋の東西を問わず、人気のあるものは同じようで、メールを送っても品切れの場合が多い。

今年も正月明けにリストを見ろとHPのアドレスを教えてくれたのだが、何しろ種類が多くて(約2,700種)さがすのも大変だった。

一月ほど前に希望する15種を選んでメールしたところ、
先日返信メールが届いて

「アンラッキーだ、希望したほとんどが品切れだよ」
「もう一度選びなおせ、チャンスは三度ある」
「今度は40種選んでいいぞ」

残り物かなあ? 

今年もうまくいかないようだ(^^;


雪割草を愉しむ (交配)

2008-02-17 | 雪割草

豪快な三段も欲しいし、コントラストのはっきりした二段も欲しい。
集め始めると札束がどんどん飛んで行きそうなので、もうしばらくはがまんしなくちゃあならない。

そろそろシーズン始まったところなので、そういった素晴らしい花は、展示会や愛好家の方のお宅で拝見させてもらうことにしよう。

雪割草に限らず、自分で交配して、タネから育てあげ、新しい花を咲かせるということは園芸では最大の楽しみだ。
「楽しみ」というより「愉しみ」と言ったほうが良いかもしれない。

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で、上の2つの花、「綾姫F」と「英華F」
(*Fは子とか孫とかその系統を意味してるようだ。)

「綾姫タイプ」で青軸&白花さらに紫の糸ピコが生まれないだろうか?
と前から考えていたことを実行!

ピンク系の綾姫タイプはよく見かけるのだけれど、白花はあんまり今まで見かけなかった。
なんで白花が欲しいのかというと、白花は劣性なので交配した色がそのまま出易いのではなかろうかと考えたから。

本当は内外の二段弁がそれぞれ違う色とか濃淡がはっきりした花が欲しいところだけれど、そういった花を作るには「幽谷」のように特別な遺伝子を持つ花の血が必要なようだ。

綾姫タイプの遺伝性は強そうだが、青軸は劣性なので孫の代まで待たなければならないだろう。
早くても3年で子が生まれて、、、

さらに3年、、、

どちらも千円ちょっとのお値段で手に入れた花だけど、

愉しみはずっと続く。

その前に、綾姫タイプのオシベを取らなくちゃあならんなあ(^^;


園芸センターめぐり

2008-02-13 | 山野草

この前の連休の写真

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雪割草がかなり並び始めていた。
専門店と違って、品定めする人は一般園芸愛好家がほとんどなのだろうと思う。
したがって、値段の高さに驚く声がよく聞こえてくる。
そりゃあそうだよな、この広い園芸センターに
数万円の値札なんかついてるのは、雪割草くらいのものだ。

と、思ったら、

そうでもなかった。

クリスマスローズのアネモネ咲き(セミダブル)なんか、「天青」くらいの値段だったよ。


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高価な花は見るだけとして、格安コーナーをのぞいてみる。
数年前から少し気になっている「綾姫系」実生苗がいくつか並んでいる。

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↑ これも「綾姫F」なんだけど、今こうして写真見てると幅広弁でチョットおもしろそうだなあ。
まあ、シーズン始まったばかりだし写真撮るだけで何も買ってこなかったのだけれど、気になるなあ(^^;

ちなみにお値段はというと、2千円くらい。
ほかに、白花は千円ちょっとか。

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福寿草の三段もずいぶんお安くなったようだ。
値札写ってるかな?  2000円
売れ残りの処分セールでもあれば買ってもいいかなあ?

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チベタヌスの小さな苗は1000円くらい。
大きいのはその倍のお値段なのだが、となりに大量に並んでいるクリスマスローズ展示即売品の花と比べると、あまりにも小さいので、目に留める人も少ないようだ。


園芸センターでクリスマスローズ

2008-02-12 | 山野草

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雪割草よりも一般的に人気の高いクリスマスローズがたくさん並んでいる。
ちょうどこの日は奥の方で展示即売会もやっていて人出も多いようだ。

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展示即売会の会場とは別に、一般の、それも山野草コーナーにこんな札の一群が並んでいた。

「木口さんのクリスマスローズ」と言っても、知らない人にはどうでもよいのだけれど、知ってる人はまあそれなりに、、、
あまり熱くならないほうが良いと思うのだが、、、。
素晴らしい花が多い。

昨年、花のつどいで訪問させていただいたときには、「○○色の花を、、、」と、おっしゃっていたことが頭に焼き付いている。

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↑こんな配色が雪割草にあったら、、、?

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ダブルの大株は7,500円くらい。
ダブルでも小さな苗(上のピンクと白)で3,500円くらい。
あんまり興味ないので、安いのか高いのかよくわからないが、写真撮ってたら知らない御婦人がダブルの花を欲しいようで、思案中。

「チョット苗が小さいのだけれど、栽培できるかしら?」
「この値段ならお買い得じゃあないですか」(無責任な私)
「セミダブルも欲しいんだけど」
「セミダブルなんか倍の値札じゃあないですか」(私にはどうでもいいんだけど)
「3500円って高くないかしら?」
「大株だったら3倍くらいしますからお買い得ですよ」(店員になってる私)

ニョーボが出てきて
「ダブルとかセミダブルとかベッドの話みたいね」

そう言えばそうだけど、、、(^^;

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まあ、どうでもいいけど、このリバーシブルなんか、ダブルよりもお値段高いんだけど、、、!

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シンプルなシングルも良いんではないの、これなんか千円ちょっとの値札。

雪割草なら、だいたいの相場というか、お買い得とか雰囲気がわかるのだが、クリスマスローズはまだよくわからないところがある。
気に入った花を納得のお値段で買えば良い、というのはわかっているのだけどね。


チベタヌスの開花株ゲット

2008-02-11 | 山野草

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購入したのは、これで3年目。
結局のところ、あの小さなポットに植えられた格安の直輸入苗を育てることは困難であった。

もう止めようと考えていたのだが、こんな株が園芸センターに並んでいたので、また買ってしまったというわけである。

買ったところは、植物園近くの園芸センターで、いつもは山野草が並んでるコーナーだ。
この時期には雪割草がたくさん並んでいて、それも数百円のポットから数万円の鉢まで、いつものことながら幅広い品揃えになっている。

で、ヘレボラス(クリスマスローズ)も、奥の方でたくさん展示即売会をやってるのだが、この山野草のコーナーにもけっこう豪華な花が並んでいる。
多くはダブルの花で、「木口オリジナル」という手書きのラベルと数千円の値札が目に付く。

こんななかに、チベタヌスが1つあったわけだ。

(ちなみにお値段はというと、1800円の1割引。)


も少し冬眠_雪割草

2008-02-10 | 雪割草

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ハウスはないので、毎年こんな感じで越冬している。
雪が積もっていれば何の心配もないのだが、消えたり融けたりすると、どうも気になる。

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そっと、寒冷紗をめくってのぞいてみた。

青々と生き生きした葉が見え、花芽もふっくらしてるような感じ。

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中には立ち上がってスタンバイOKのものもあるが、もうしばらくは雪の下に置いとこう。

ということで、寒冷紗を元通りに被せ、さらに庭の雪を載せた。
そこまでしなくても、またすぐに雪が降るのだろうが、少しでも凍るのだけは避けたい気がする。


コバイモの発芽

2008-02-03 | タネから育てる

Minokobaimo

去年播いたポットは、古くなった簾をかけて、雪の下になるように置いてあった。
ここのところ積雪も少なくなったので、どんな具合かのぞいてみたら、ちょうど発芽が始まっていた。

播いたポットは何種類かあるが、今のところ発芽してるのは、この写真のミノとコシの2種類だけのようだ。

雪割草とセツブンソウも、まだ発芽していなかった。

けど、ハイポネックスはかけといた。