山野草を楽しむ

育てて楽しむ山野草

「山野草と語る 西山喬 画文集」

2015-07-25 | BOOK
A4版 ハードカバー 約170ページ



植物解説:森和男さんの言葉より
「なお、画伯の今回の本は私家版です、より多くの方にご覧いただけるようご自身のブログやホームページ、その他あらゆる手段で広めていただければ幸いです」
定価は書いてありませんが、2,500円+送料 だそうです。
当然のことながら、この料金で制作することは不可能で、「去り逝く放浪の画伯からの別れのあいさつのひとつかもしれない」

新刊「雪割草物語」

2015-01-11 | BOOK


2015年1月6日 新潟日報に記事がありましたので紹介します。

良寛さまが、菫(または菫草)の句を16首ほど詠まれているそうです。
従来、この菫についてはスミレのことと説明されていましたが、著者の長島さんは、スミレではなく雪割草(オオミスミソウ)であると結論づけられ、この本を出版されたそうです。

B5版オールカラー 40ページ
1冊1,000円+送料

写真集「日本の野生ラン」

2014-10-05 | BOOK

写真集「日本の野生ラン」神田淳
誠文堂新光社 昭和52年2月初版発行

Yaseiran
*山渓のハンドブックは、本の大きさの比較のため

大型の写真集。近くのBOOKOFFにて、偶然発見!
約30年前の定価が20,000円のところ、チラッと見えたお値段は10,000円ということなので、ながめるだけにしようとしましたが、よくよく小さなラベルを見ると、1010円でした。

この写真集の魅力は、まえがきに書かれているので、少し引用してみると、

「この写真集は、図鑑ではなくて野生ランの生態に重点を置いた写真集である。」
「野生植物は、自然の中で見たときが一番美しい、樹があり、水が流れ、陽が照り、ガスがかかる。そういう舞台装置から受ける心理効果が、大きな役割を占めている」

Yaseiran2
ホテイアツモリソウ(撮影1974年)

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サルメンエビネ(撮影1974年)

偶然とはいえ、こういう本をわずか1,000円程度で買うことが出来て、今日は良い休日だったなあ(^o^)


雪割草 写真集

2014-02-08 | BOOK

Bookhonma

愛好家なら誰でも知ってる名著でありますが、久しぶりにながめているとどこかホッとする。
最近の豪華派手派手系の写真を見過ぎて、感覚が麻痺しているのかもしれない。

出版が1988年12月と書いてあるので、かれこれ25年になるわけだ。
この本が出版された頃は、交配、実生が始まった頃ではないかと推測されるので、ここに紹介されてある写真の花のほぼすべてが野生から選抜されたものだろうと思う。

記事によれば、
「最近になって三段咲の雄しべからも、稀に花粉を生ずることが分かりました」
と書いてあって、このことを見つけた方はなかなかエライもんだなあと今更ながら感心している。

Book3

Book1

岩渕さんの本の「交配例7」で、「山で発見された原種の「寒月」は絶種しましたが、、、」と書かれてるが、これがその原種なのだろうか? とか想像しながら見ているのも楽しい。中心部が緑色できれいだ。

千重咲では、
「雪割草の千重咲は現在50個体をはるかに超え、尚発見が続いている・・・」
と、25年前はこんな状態だったことがわかる。

Book5
「金沢市産で北陸地方ぼ第一号大輪花」
今年はどこかの展示会で見ることができるだろうか?


小澤征爾×村上春樹

2014-01-30 | BOOK
小澤征爾さんと、音楽について話をする

小澤征爾さんと、音楽について話をする
価格:¥ 1,680(税込)
発売日:2011-11-30

時間ができたので一気に読んだ。

なんかよくわからない村上さんの文章も、話題がクラシック音楽の対談なので、非常に読みやすい。

特に面白かったのは、

「文章と音楽との関係」で、村上さんが「新しい書き手が、この人は残るのか、あるいは遠からず消えていくかというのは、その人の書く文章にリズム感があるかどうかで、だいたい見分けられます」という文章のリズム感の話。

「第4回 グスタフ・マーラーの音楽をめぐって」は特に興味深く読んだ。
かれこれ3,40年も前になるのか、マーラーの音楽をよく聴いていたころがあって、スコアも1番から5番くらいまで揃えていた。もっとも、今では書棚にほこりを被っているのだが。
ここで1番の第3楽章の話が出てくる。「この変わり方、破天荒というか、普通じゃあないですよね」という村上さんの発言。
ああ、やっぱりそうなのかと同じような感じを持っていたのでなんか安心した。

長いフレーズのことで話すカラヤンのことや、バーンスタイン、グールドの話題など小澤さんの記憶、思い出をぶり返しての対談は非常に面白かった。

この対談を元にしたCDも出てるようなので、今度買ってみようかと思っている。


雑誌を読んで

2014-01-11 | BOOK
山野草とミニ盆栽 2014年 01月号 [雑誌]

山野草とミニ盆栽 2014年 01月号 [雑誌]
価格:¥ 980(税込)
発売日:2013-12-12

100号を超えて101号に突入、一ヶ月おきの発行というのはちょうど良いペースだ。

「世界のクロッカス」という記事の写真が素晴らしい。毎回書いてるかもしれないが、もっと大きな写真で見たいところだ。

連載2回目の「特別対談」はさらに面白い。
なかでも、「ウチョウランやイワチドリが、年々派手になって、10か20売りたいために一万本作って、、、あとは捨てる、、、」とかいうのは、やはり園芸化の定めとでもいうのであろうか。
雪割草もいずれそうなるのだろうし、クリスマスローズもバラも園芸植物のみならず、錦鯉だって、、、同じようなもの、、、?


「植物はそこまで知っている」

2014-01-11 | BOOK
植物はそこまで知っている ---感覚に満ちた世界に生きる植物たち

植物はそこまで知っている ---感覚に満ちた世界に生きる植物たち
価格:¥ 1,680(税込)
発売日:2013-04-17

「科学の最前線が解き明かす驚きの能力!」ということで、次の6章からなっている。

1.植物は見ている

2.植物は匂いを嗅いでいる

3.植物は接触を感じている

4.植物は聞いている

5.植物は位置を感じている

6.植物は憶えている

これを読んでも植物の栽培に役に立つとかそういうことはないが、なかなか興味深く読んだ。

たとえば2章では、「木々が葉を食べる昆虫の襲来について互いに警告し合っている」ということが説明されている。
また4章では、「人間の難聴遺伝子は50個以上見つかっているが、そのうち少なくとも10個はシロイヌナズナにもある。」ということを挙げ、植物の疑問や謎を説明されている。

正月休みに一気に読んだ。


雑誌を読んで

2013-12-26 | BOOK
趣味の山野草 2014年 01月号 [雑誌]

趣味の山野草 2014年 01月号 [雑誌]
価格:¥ 1,050(税込)
発売日:2013-12-12

「趣味の山野草」を買うのは久しぶりのことになる。
立ち読みをしていたのだが、面白そうなので持ち帰りとなったわけだ。

「四方山話と最新人気品種」という記事。

仮称ミヤマイチゲ「丹後姫」小型のイチゲはうちでも育ててみたい。
名前からして丹後と関係あるのかどうかよくわからないが、販売されてるのかどうか、、、?
(書いた後でパソコン見てたら、どこかのネットショップに同じ写真が出ていた!)

カタクリの青軸桃花というのもきっと実物は美しい花なのだろう。
球根が鉢底へ移動する性質のものは毎年植え替えたほうが良い、、、というのは他の植物にも当てはまりそうだ。

コバイモの栽培も面白いことが書いてあって、採種目的の株に対しては・・・。というのは少し思い当たることがあるので、なるほどそうなのかと思った。

それと、諸星フミさんの創作寄せ植え展の作品が紹介されているが、これはなかなか素晴らしいものだと感心した。
これもぜひ実物をみたいところだ。