久しぶりに写真を見てきた。
大迫力である。
佐渡にこんな原生林があって、こんな巨大な杉があるとは、今まで知らなかった。
桜も素晴らしいし、山野草も生き生きとしている。
静かな海の表情も、荒れた日本海も大きく引き伸ばされた写真の前では、その場にいるような雰囲気になる。
「その場にいるような雰囲気」という表現は、あたりまえでちょっと安っぽい表現なのだが、何しろ「大きな写真」である。
どんな大きさかというと、幅4mくらいある。
で、これがまた最後に撮影機材が展示されているのだが、「大きなフィルム」で撮影されているので、写真が非常に精密で解像度が高い。
それで、あたかもその場にいるような雰囲気になるわけだ。
「大きなフィルム」ってどんなものかというと、8×20インチである。
「センチ」じゃあなくて「インチ」だ。
1インチが約2.5cmなので、20インチというのは、、、50cmですね。
これがフィルムの大きさなので、カメラはさらに巨大!
撮影時の平面性を保つために、バキューム装置がついてるようだ。
そういえば昔、CANONのT-なんとかだったかなあ、あれにも付いてたっけ?
撮影者の天野尚さんと言えば、知る人ぞ知るアクアデザインの世界的第一人者。
以前、水槽の写真を大判カメラで撮影している状況を雑誌で見て、なんか大げさだなあと感じていたもんだが、最高の写真を撮影するためには、道具や労力を惜しまずにとことん追求するのだろう。
解説によれば、フィルム(ポジ)も、こんな大きなものは市販品にはなく、フジフィルムに特注されているそうである。
今回展示された写真の写真集も販売されているが、この迫力を伝えることはできないだろう。
大きく引き伸ばされた、日本一とも言われる満開の桜の写真の前で
椅子に座って、花見をされている御婦人が印象的であった。
なお、写真展は本日終了した。
またの機会をお願いしたい。
花びより (Yama‐Kei Photo Album) 価格:¥ 1,890(税込) 発売日:2006-10 |
小さな写真集
野山の花が季節順に200枚あまり
どれもこれも生き生きとしていて、ながめていると自分でレンズを向けているような錯覚に陥る。
←そんなことはないか(^^;
まあ、とにかくお気に入りの写真集だ。
以前書店で見つけて、今まで買いたいと思っていたのだが、ちょっとお値段高めだし、レンズも買いたいとこだし、、、。
で、結局アマゾンで古本見つけて半額で買った。
寝る前にふとんの中で見てる。
表紙にもなっているコスミレが最高だ。
エゾエンゴサクの白花も清清しくて良いねえ。
ツクモグサもイチヨウランも自生地でぜひ一度見たいもんだ。
すべての写真の撮影地、撮影日、撮影条件などが巻末に掲載されているのも参考になる。
今春の発芽苗から植替え始めた。
大きな苗は1本植え、その他は2本か3本ずつ植えてみた。
今春発芽したなかでは成長の良い株の根。
約15cmくらい伸びていた。
今の時期でこれくらいになってれば順調と言えるだろう。
もっとも、すべての実生苗がこんなに順調であるわけではない。
双葉で発芽してそのままというのもある。
↑ ちなみにこちらは昨年春の発芽チーム
これらも生育がすこぶる順調な一群であって、早いものは今春(つまり発芽後1年で)開花している。
来春の開花が楽しみだ。
今年の発芽分と昨年発芽の株を比べると、こんなにちがう。
左の植え替えたばかりの苗も、来年の今頃にはこのように育って欲しいものだ。
植替えが済んでいないポットがもう少しあるし、そのほかにも鉢がいくつかあるので、これからしばらくの間は、雪割草の植替えのために時間をとらなければならない。
おそらく多くの愛好家の方々も、私と同じようにせっせと植替えすることだろう。
昨日届いた。
総ページ数は45ページとなり、以前より増えてる感じだ。
「野外栽培における雪割草実生の分布、成長および開花年数」
1株植えた雪割草が、5年間で実生がどのように分布、成長しているかという調査の中間報告。
親株から2,3m離れた場所でもけっこう実生苗が育っている。やはりアリとかがせっせと運んだんだろうか?
さて、5年後、10年後に咲く花達はどんなバラエティに富むのだろうか。
「えりまき三段型二段咲き作出の歴史」
今年も清水さんの交配記録が公開されている。5世代13年間の交配過程が代表的な写真とともに掲載。
やはり、なんでもかんでもタネを播くよりも、しっかりとした目的を持って交配しなくちゃあならんなあ、と思いを新たにする。
今号では、ナメクジ関係の記事が10ページほどあるが、私としては交配の記録のページがもっとあってもよいなあと思った。
「雪割草の園芸分類」
岩渕さんの作出された花だろうか、タイプ毎にたくさんの写真が紹介されている。
ざっと数えてみよう。
標準花-----80
変化花-----15
雄退花-----14
葯退化-----24
ヘラシベ---36
三段咲き---40
千重咲き---39
唐子咲き---40
二段咲き---45
全部でいくつになるだろう。
ながめていると、興味ひくのはは二段咲きとか唐子咲きあたりかなあ?
もっとも、私にはヘラシベと二段はよく区別できないとこもあるけど(^^;
岩渕さんの記事によれば、
「できるだけ多くの花を観察して目を慣らすことが、園芸分類と育種には大切・・・」
とのことである。
また、これから注目されるタイプは「千重と三段の中間」ということも書いてあった。
具体的にどういう花かピンとこないが、頭の片隅に置いておこう。
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なお、会誌バックナンバーについては、No.2,3,4,6 が残っているようである。
余分に買っておこうかなとも考えている。(会員価格500円+送料)
「国際雪割草協会」
年会費:3,000円
興味のある方はぜひ御入会を!
Oxytropisがひとつ消えた
まあこれは植え時が悪かったこともあるのだけれど、雨にすこぶる弱かった。
今後はチョット考え直さなければならないようだ。
それ以外はけっこう順調!
Gypsophila cerastioides
これはもともと丈夫なので心配なし。
Campanula
順調そうに見えるが、まだ安心できないかも?
Erysimum , Silene
これら矮性タイプも今のところ順調
Penstemon
全然成長しないけど、大丈夫か。
涼しくなったらチョット肥料やってみるとするか。
Gentiana
これはチョット心配だな(^^;
もうちょっと大きくなってから植えたほうがよかったかもしれない。
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PENTAX K10D
Lensbaby2.0
f4.0