山野草を楽しむ

育てて楽しむ山野草

チングルマ 危機

2009-06-30 | 野山で楽しむ

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花の盛りには少し遅かったかもしれない、
ざっと見た感じで、50%くらいはこのような姿になっていた。

まあ、そうは言っても、たくさん咲いているので生きのいい花もたくさんあった。

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「木道とチングルマ」というのも、けっこうお気に入りなので、写真撮りまくる(^^;

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比較的大きな株が垂れ下がるように咲いていて見事な姿だ。

しかし、「垂れ下がって咲いてる姿」を見て喜んでばかりもいられない。

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上の2枚の写真を見れば、誰でもわかるように、
根が張っている表面はかろうじて残っているが、その足元の土を流され、えぐり取られて、垂れ下がった状態になっているわけだ。

少しまとまった雨が降れば、そのたびに川幅も広がっていくのだろう。
あちこちに対策は立てられているようだが、一度このような姿になったら、復元するのはなかなか困難かもしれない。

数年後にはどんな姿になっているのか非常に心配だ。

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イワカガミ満喫

2009-06-29 | 野山で楽しむ

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登山道を歩くこと約20分、
ずっとこんな感じ。

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今まで何度も歩いた道であるが、こんなにイワカガミがたくさん咲いているタイミングは初めてだ。

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谷の雪渓の残り具合は、前に来たときと大きな差はないのだけれど、花は満開。
上の沼のコバイケイソウは、今年の花は全く期待できないようなのだが、イワカガミは当たり年のようだ。

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ツマトリソウ満喫

2009-06-28 | 写真

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ツマトリソウは昔からけっこうお気に入り。
見つけたら写真撮りまくる!

しかし、2割くらいはピンボケやブレで、7割くらいは露出が合わず、なかなか難しい。

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リュックしょって、花を見つけ、しゃがみこんでファインダーのぞいていると
息切れしてしまうわけだ(^^;

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別コースの登りには15分以上、ツマトリソウの花が続いていたし、下りも同じくらい花が続いていた。
ただし、花は点々と咲いているのがほとんどであったのだが、
もうじき駐車場も見えてくるだろうというころになって、やや大きな集団が足元に咲いていた。

ツマトリソウがこれだけまとまって咲いてるのはあまり記憶がない。
なので、ここでは落ち着いて写真撮ることにした。

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「みんなで写真撮ってネ」
と言ってるような、なかなか良い集団であった。

こんな具合で撮影していたら、後ろにいたニョーボが

「見たことがない花が、、、」

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さらにここで10分ほど撮影タイムが延長となった。


リリウム・ダビディ

2009-06-27 | 山野草

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「なんとかダビディ」という名前の植物はいくつかあるようだ。
イカリソウにもあるし、クレマチスにもたしかあったはずだ。

プラントハンターのアルマン・ダヴィッドの名から由来するのだろうか?
たしか、ハンカチの木もそうではなかったかな。
伝記によれば、パンダやジャコウジカも、ダヴィッド氏がヨーロッパ人として初めて発見したと書かれていた。

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コオニユリによく似た花が、ちょうどコオニユリの小型版タニマユリと同時に咲いている。
もう少し良い鉢に植えればよかったと反省中であるが、あんまり大きくならずに緩やかなカーブを描いてくれて、なかなかよい。
触ってみると、タニマユリよりもしっかりとしているというか固い感じがする。
中国では食用にされるというが、まだ味見はしていない。

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こちらは、タニマユリ。
栄養が効き過ぎたのかどうか、あまり垂れ下がらずに、ほぼ真っ直ぐ立ち上がっている。


塞翁が馬

2009-06-25 | 山野草

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ここに植えて何年になるかわからない。
たくさん咲く年もあれば、さっぱりの年もある。

咲いた花の数で、喜んでみたりガッカリしたり。
そういう植物が庭にいくつかある。


タニマユリ

2009-06-22 | 写真

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この前、カメラ雑誌を読んでたら(もちろん立読み)
「水滴写真のテクニック」なんてのがあって、それによれば、注射器で水滴をそっと載せるんだとか。
びっくりだねえ、そんな技があったとは。

この写真は我が家の鉢植えを撮ったもので、もちろん注射器なんか持ってないので、普通にありのままを撮っただけ。

ユリの茎に着いた水滴は、少し揺れたくらいでは落ちないことに気付いた。

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PENTAX K10D
PENTAX DFA Macro 100mm F2.8


紫は体調不良?

2009-06-21 | RockGarden

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「紫は電磁波としては紫外線に近く、生理的に感情のコントロールを不安定にするのが特徴です。
そのため、体調不良や生理不順が生じることがあります。
 紫を常に着用、もしくは目にしていた人たちは病弱な人が多いと言われています。貴族たちに早死が多かったのはそのためではないかとも考えられています。」

昨日の本のつづきだけれど、当分の間BLOGネタには困らない。
なにしろ、こんな調子で20色ほど続くわけだから。

写真は庭のヒメルリトラノオ
少し離れた場所に植えてあるものは10日も前に花が終わっているのだが、こちらはこれからが盛りである。
どうやら我が家には2タイプあるようだ。


「調和」とは目立つものをなくす、、、?

2009-06-19 | BOOK

色の新しい捉え方 (光文社新書) 色の新しい捉え方 (光文社新書)
価格:¥ 861(税込)
発売日:2008-06-17

いつもの出張は自分で車を運転することが多いのだが、久しぶりに電車になった。
それも四日市~名古屋~東京~新潟と時間はたっぷりある。
なので、じっくり本でも読もうというわけであった。

本の帯につられたわけでもないが、「従来の根拠のない色相環、机上のシステム」に対して「従来の常識を覆す先端色彩の世界」という内容に少し惹かれ、多少は我が家のガーデニングにも参考になるだろう、という思いもあった。
なにしろ、我が家の庭は自分の興味のある花を手当たり次第に植えているだけで、なんともまとまりのないものになっているのだ。
雑誌なども参考にしたいのだが、いかんせん基礎的な色彩センスが欠如しているのであろう。

さて、第1章はこの本の根幹をなす、著者の新しい理論であって、最初に読むべきなのだろうが、少し難しいようなのですっとばしてしまう。

第2章に入ると、いろいろ具体的なテーマが著者の新しい理論を基に迷解に説明されている。
ここで「明解」と書かなかったのは変換ミスではない。

たとえば、86ページに「色の膨張収縮性」という性質が説明されている。
明るい色(の服装)は太って見える
暗い色(の服装)は締まって見える
ここでの説明の内容がスゴイ!
「この性質は、電磁波の波長によるところが大きいです。暖色系は波長が長く、同じ時間に届く距離(広がる面積)が寒色系よりも長く(広く)なるのです。
波長が長ければその分、光が早く目に届くため、近くにあるように見え、相対的に大きく膨らんで見えるのです。」

もう一度声を出して読んでみましょう。
「波長が長ければその分、光が早く目に届く」
「早く目に届くため、近くにあるように見える」

すっとばした第1章の本質を読んでみる。
これまたかなりひどい理論だ。

光が電磁波の一種はよいとして、まあ波だから、波長もよいとして、、、、
問題は波長と速度の関係だ。
たとえば、光と同じ波である「音」について考えてみればよくわかる。
ピアノで和音を弾いたら、「波長の長い低音は波長の短い高音よりも早く耳に届く」と同じようなことをこの著者は言っており、これも色の本質だというわけだ。

【速度=波長×周波数】 
これが公式。
この式で見ると、波長が2倍になると速度が2倍になるように見える。
これが著者の理論なのだが、そんなことはないわけで、
波長が2倍になれば周波数が2分の1になるだけのことで、光の速さが2倍になるわけではないだろう。
光の速さは一定ではないの?

そのほかにも、明度は時間だとか、彩度がエネルギーとか、色とホルモンやら色のメッセージとかいくらでも突っ込みどころのある内容で、その気になればこの10倍くらいスラスラ書けそうなのだが、IHSの原稿も書かねばならないのでやめにする。

第5章に「色は調和させなくてもいい」という章があり、色彩センスとかの話が述べられている。
いろんな方の調和論を挙げて、「調和とは目立つものをなくすことをいい、また、それが目的となっているようです。」
とまとめている。
ここで、著者は調和をそれほど重要視していないし、私もそう思うわけなのだが、さて、ガーデニングで「調和」とはどういうものだろうかと、ふと考えるのである。

そこで思い当たるのは、赤や紫、白やピンクと色とりどりの雪割草が咲き乱れる情景であって、雪割草の栽培では著名な岩渕さんがよく講演会でおっしゃることである。
「互いに互いを引き立てあう、でしゃばらず、引っ込まず」
これがガーデニングにおける「調和」という言葉に一番ぴったりするような気がする。

久しぶりの有意義な時間は、つまらん本とともに消え去ってしまった(^^;
ちなみにこの本によれば、
「黄色はエンドルフィンの分泌を促し、笑いを生み出す色です。」
とあり、さらに続けて
「ただし、長時間、黄を見ていると、ある種の発作の引き金となることがあります。ですので、精神的に不安定なときは見るのを避けたほうが無難でしょう。」
と書いてあります。

というわけで、
黄色の花を長時間見ることは危険なので、注意するようにしましょう。

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