前から気になっていた「田園」のCDを買った。
いまさらながら自分でも「田園」を買うとは思わなかったんだけれど、「過激な描写の第4楽章」というレコード評に惹かれてのことだ。
■Beethoven作曲 交響曲第6番「田園」
■指揮:ロジャー・ノリントン
■シュトウットガルト放送交響楽団
「第4楽章 嵐と雷」
強烈なティンパニーの打撃を含め、すさまじい演奏である。
嵐と雷などという生易しいものではなく、天の怒りのようだ。
天の怒りは神の怒りか。
ベートーヴェンが表現したかったのは何なんだろう?
ベートーヴェンの第6番というと、第5の運命と、乱舞のような第7番という2つの「動」とでもいう音楽に挟まれて、いわば「静」の音楽という印象があったが、この第4楽章を聞く限りは、第5から第7へと見事につながっているようだ。
そういえば、このCDはライブ録音なのだ。演奏会場で聞いていた人たちは、どんな印象を持ったのだろう。
わずか数分しかない第4楽章であるが、強烈な印象を受けた。
「第5楽章 牧歌。嵐のあとの喜びと感謝」
すさまじい嵐が過ぎ去り、晴ればれとした空が広がってきた。
ホルンのメロディーは、こんな感じをよく表している。
ペールギュントの朝や、スメタナのモルダウなんかでもこんな感じをうける。
高い山の上から太陽が昇ってくるのを見るような、新しい幸せな一日が始まるような。
ベートーヴェンの緩徐楽章を聞くとよく感じる、万物への感謝というか、大きな包容力というのか、まあそういった印象も受ける。
第4楽章を天の怒りとすれば、この楽章は天、自然への感謝になるのだろうか。
そういった意味でも、この第5楽章もすばらしい演奏だと感じた。
ノリントンのベートーヴェンでは第9もおもしろかったが、この「田園」もとても良かった。
いまさらながら自分でも「田園」を買うとは思わなかったんだけれど、「過激な描写の第4楽章」というレコード評に惹かれてのことだ。
■Beethoven作曲 交響曲第6番「田園」
■指揮:ロジャー・ノリントン
■シュトウットガルト放送交響楽団
「第4楽章 嵐と雷」
強烈なティンパニーの打撃を含め、すさまじい演奏である。
嵐と雷などという生易しいものではなく、天の怒りのようだ。
天の怒りは神の怒りか。
ベートーヴェンが表現したかったのは何なんだろう?
ベートーヴェンの第6番というと、第5の運命と、乱舞のような第7番という2つの「動」とでもいう音楽に挟まれて、いわば「静」の音楽という印象があったが、この第4楽章を聞く限りは、第5から第7へと見事につながっているようだ。
そういえば、このCDはライブ録音なのだ。演奏会場で聞いていた人たちは、どんな印象を持ったのだろう。
わずか数分しかない第4楽章であるが、強烈な印象を受けた。
「第5楽章 牧歌。嵐のあとの喜びと感謝」
すさまじい嵐が過ぎ去り、晴ればれとした空が広がってきた。
ホルンのメロディーは、こんな感じをよく表している。
ペールギュントの朝や、スメタナのモルダウなんかでもこんな感じをうける。
高い山の上から太陽が昇ってくるのを見るような、新しい幸せな一日が始まるような。
ベートーヴェンの緩徐楽章を聞くとよく感じる、万物への感謝というか、大きな包容力というのか、まあそういった印象も受ける。
第4楽章を天の怒りとすれば、この楽章は天、自然への感謝になるのだろうか。
そういった意味でも、この第5楽章もすばらしい演奏だと感じた。
ノリントンのベートーヴェンでは第9もおもしろかったが、この「田園」もとても良かった。