室生寺を拝観したので、当面の目的を達した訳で、あとは家路を辿る事に成る。
ルートとしては、岐阜から白川郷を通って富山に抜け、北陸道から新潟を経て、往路を辿るコースと、
東海道経由のコースが考えられるのだが、今回は奥方が、実物の富士山を近くから見た事が無いと言うので東海道経由と決めた。
我が家の奥方は、川崎生まれで、戦時疎開で伊豆の伊東市に移り、中学卒業まで伊東で育った。
父親が新聞記者で都内勤務だったことから、藤沢の鵠沼に移り住んだため、高校は鎌高に通った言う。 その線で考えると確かに富士山が見えない所で生活して居たみたいだ。
まあ、全く見えなかった訳でも無いだろうが、自分も東京で生まれて、戦時疎開で福島県に移ったが、学業が終わって再び東京で暮らしたので、トータル27年間位はチャンスが有ったのだのだが、その間の事を考えても意識しなければ見えなかったと記憶している。
と、言う訳で、今回は富士山コースを通って帰る事にした。
室生から三重県内を通過し、名古屋経由で東海道をひた走り、その日の内に朝霧高原に辿り着いた。
前日まで好天に恵まれて、素晴らしい旅を続けて居たのだが、翌朝、道の駅「朝霧高原」から見た富士山は、薄雲に覆われて居た。 それでも奥方は、雄大な富士山が見えたと喜んでくれたので一安心。
朝霧高原へ向かったのには、理由がある。東海道から首都圏に入ると、交通渋滞と付き合わねば成らない。
東京都内を走らない算段をした結果、朝霧高原から富士山の北側を通って、山梨から秩父に抜けて、熊谷経由で栃木県へと辿るルートを選択したのだ。
白糸の滝を見ようと思って、一旦南へ戻ったのだが、運が悪い事に工事中だったが、それでも入り口の展望台から見下ろす事が出来た。
富士山の北側を迂回して、河口湖で雲の上からちょっとだけ頭を覗かせてくれた富士山に別れを惜しみつつ、帰路ルートの甲府盆地へと急いだ。
山梨市から、雁坂峠へ向かった途中、雁坂トンネルの少し手前で「花影温泉」の看板を見つけて、ここで旅の垢を落とす事にした。
若かりし頃に、夜行列車で甲府経由、小海線 信濃川上で下車、ローカルバスに揺られて千曲川の源流へ、バスの終点からスタートし、甲武士岳 2475m を登り尾根を辿り、雁坂峠から塩山に下った事があった。それ以来の久しぶりに雁坂峠を身近に感じる事が出来た。
今は、トンネルが出来て、峠の足下を通り抜けるだけの事になったが、感慨深い懐かしさを感じた。
秩父からは、ホームストレッチって言う感じで、ただ一目散に走りに走って、その日の内に我が家に帰り着く事が出来た。
これで、この度の「旅」が終わった。
トリップメータは 1,660kmを示していた。 久しぶりに夫婦で辿った旅だったが、疲れたが楽しかった。
一夜明けて、疲れた事など忘れて、次は何処に行こうかなどと頭に浮かぶ、この不思議な感覚が我ながら可笑しかった。
ルートとしては、岐阜から白川郷を通って富山に抜け、北陸道から新潟を経て、往路を辿るコースと、
東海道経由のコースが考えられるのだが、今回は奥方が、実物の富士山を近くから見た事が無いと言うので東海道経由と決めた。
我が家の奥方は、川崎生まれで、戦時疎開で伊豆の伊東市に移り、中学卒業まで伊東で育った。
父親が新聞記者で都内勤務だったことから、藤沢の鵠沼に移り住んだため、高校は鎌高に通った言う。 その線で考えると確かに富士山が見えない所で生活して居たみたいだ。
まあ、全く見えなかった訳でも無いだろうが、自分も東京で生まれて、戦時疎開で福島県に移ったが、学業が終わって再び東京で暮らしたので、トータル27年間位はチャンスが有ったのだのだが、その間の事を考えても意識しなければ見えなかったと記憶している。
と、言う訳で、今回は富士山コースを通って帰る事にした。
室生から三重県内を通過し、名古屋経由で東海道をひた走り、その日の内に朝霧高原に辿り着いた。
前日まで好天に恵まれて、素晴らしい旅を続けて居たのだが、翌朝、道の駅「朝霧高原」から見た富士山は、薄雲に覆われて居た。 それでも奥方は、雄大な富士山が見えたと喜んでくれたので一安心。
朝霧高原へ向かったのには、理由がある。東海道から首都圏に入ると、交通渋滞と付き合わねば成らない。
東京都内を走らない算段をした結果、朝霧高原から富士山の北側を通って、山梨から秩父に抜けて、熊谷経由で栃木県へと辿るルートを選択したのだ。
白糸の滝を見ようと思って、一旦南へ戻ったのだが、運が悪い事に工事中だったが、それでも入り口の展望台から見下ろす事が出来た。
富士山の北側を迂回して、河口湖で雲の上からちょっとだけ頭を覗かせてくれた富士山に別れを惜しみつつ、帰路ルートの甲府盆地へと急いだ。
山梨市から、雁坂峠へ向かった途中、雁坂トンネルの少し手前で「花影温泉」の看板を見つけて、ここで旅の垢を落とす事にした。
若かりし頃に、夜行列車で甲府経由、小海線 信濃川上で下車、ローカルバスに揺られて千曲川の源流へ、バスの終点からスタートし、甲武士岳 2475m を登り尾根を辿り、雁坂峠から塩山に下った事があった。それ以来の久しぶりに雁坂峠を身近に感じる事が出来た。
今は、トンネルが出来て、峠の足下を通り抜けるだけの事になったが、感慨深い懐かしさを感じた。
秩父からは、ホームストレッチって言う感じで、ただ一目散に走りに走って、その日の内に我が家に帰り着く事が出来た。
これで、この度の「旅」が終わった。
トリップメータは 1,660kmを示していた。 久しぶりに夫婦で辿った旅だったが、疲れたが楽しかった。
一夜明けて、疲れた事など忘れて、次は何処に行こうかなどと頭に浮かぶ、この不思議な感覚が我ながら可笑しかった。
今回の1,600キロの旅で、またご夫婦でのいい思い出が出来ましたね。わたしも“山羊さん”を見習わなくちゃなりません。
凄い事になりましたね。お陰で富士山人気も半端では無さそうです。
私達も世界遺産になった富士山を晴れた日に見たいと再挑戦したくなりましたが、何時になるか???