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釣り、カメラ、アマチュア無線、アウトドア、DIY、何でも思いっきり、明日の楽しさを求めて今日を生きる徒然日記

自転車高速走行とブレーキ

2007-06-20 | 自転車・サイクリング
 6月19日のブログに「 最高速度:52.3Km/h 」と書いたら友人から「そなんにスピード出したら怖くないの?」と聞かれました。勿論スピードの出し過ぎは危険です。ブレーキを掛けて止まれる自信がなければ出せませんね。
 ところで皆さん、自転車で坂道下る時に左右のどちらのブレーキを掛けますか?殆どの人が左側のブレーキを掛けると思います。それが間違いの元なのです。自転車屋さんは「左右均等に掛けなさい」でも左右均等などといっても咄嗟に左を一生懸命掛けると思います。子供の頃に、右側のブレーキ掛けたらつんのめって転んだ経験のある人も居られるでしょう。誰言うとなく自転車は「左のブレーキで止まらないと駄目だ」と思いこんでいます。ここに落とし穴が有るんです。
 自転車やモーターバイクなど二輪車が坂道を下る時には、殆どの重量が前側の車輪に掛かります。後ろ側は転倒しない程度にバランスを保つ役割を果たしています。ここで後ろ側のブレーキを掛けても、ブレーキの利きが悪いので、一生懸命ブレーキを掛けます。或程度以上掛けると、途端にロックしてしまいます。ロックとは車輪が回らなくなることです。自動車ならコントロールを失いスピンします。自動二輪や自転車も同じですが、後ろ側の車輪がロックすると、すってんころりん!!あっという間に転倒します。一瞬の出来事ですから転んだ時何が何だか分からないので、単に「しまった」と思うだけなのです。これに対して前側を掛け過ぎて転んだ時には、つんのめって一瞬体が宙に浮いてから、すってんころりんです。途中で怖い思いをしますから「前は掛けちゃ駄目だ」と身に染みる訳ですね。

 話を変えましょう。少し大きなモーターバイクに乗っている人に、ブレーキはどちらを掛けるか聞いて下さい。100%前を掛けて止まると答える筈です。モーターバイクはスピードが出ますから一瞬の誤操作は命取りです。だから真っ先に前ブレーキで止まる事を教わります。前ブレーキでも掛けすぎれば当然ロックしますから危険です。しかし、前ブレーキには全体重量が掛かっていますから簡単にはロックし難いので効率良くブレーキが掛かります。必要以上に力を掛けなければ安全に止まれるのです。極端な事を言う人は「バイクの後ろブレーキは要らない」と言う人まで居るくらいです。

 そうなんです。自転車で安全に止まるには、前側のブレーキを掛けるのが最善なのです。後ろ側は、前側の利きを助ける程度に緩やかに掛ければ更に効率が上がります。坂道を下る時に右手を離して片手運転などは、命知らずの人のやることです。大怪我の元ですから絶対に右手は離さない事が大切です。右手を挙げて左折や右折の信号をだすなどは、誰が作った法律か知りませんが、とんでも無い法律を作った物だと思う次第です。下り坂の下の交差点で法律に則って手信号を出すなど危険極まりないと言うことです。勿論、片手運転の出来る安全な速度までスピードを落としてから手信号を出す事が基本でしたね。

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