私は、無線で通信する時に色々なシグナルの受信音を主にスピーカーで聴いている。ここで使うスピーカーは、無線機に内蔵の物やオプションでトランシーバーの横に置く別置きタイプなど様々だが、残念ながら全ての場面でクオリティーの高い聴取を実現する良い物が見つからないで、長い間手短にある物で我慢して使って居た。
そこで今回満足の行くスピーカーシステムを自作することにした。
試行錯誤の末、何とか希望を叶えられるスピーカーとアンプが出来たので、無線室にセッティングし実用を開始した。 自作と言うと「出来は兎も角、働けば満足」と言う形になりがちだが、曲がりなりにも日々目の前に置いて飽きの来ない形も大切なのでその点に留意したつもりだ。トランシーバーの左側がスピーカーだ。トランシーバーの上に並んだ中央のシルバーパネルのアルミボックスがスピーカーを鳴らすオーディオアンプだ。 電源スイッチは無く、トランシーバーのスイッチが入ると連動してアンプのスイッチが入る仕掛けとした。
スピーカーボックスは、縦16cm X 横 16cm X 奥行き20cm で、板厚15mmの集成材を用いた。フォステックス製FE126Eスピーカーユニットを内蔵した。外観は、アクリル塗料で黒に近い濃いグレーに塗装した。またスピーカー前面には薄い不織布の内張と、荒い菱形模様の網を外張りとして用いた。 ボックス内にはグラスウール素材の吸音材をぎっしり詰め込んだ。このスピーカーを使う目的は、空中雑音の中から微かに聞こえるアフリカなどの遠い国から届く蚊細いシグナルを明瞭に聞きたいためだ。従ってトランシーバー内蔵のオーディオアンプの歪みも無視できないので、今回思い切って低歪みのオーディオアンプを製作する事にした。 出来上がったアンプは、東芝 TA7252AP 5.9W、勿論通信用なのでモノラルアンプだ。 ICを使ったので内部は至って簡素だ。オーディオ専用電解コンデンサーなど特に厳選した部品を使った。通信用だからと言って特別な物では無い。低歪みに留意したので、2台用意すればこのままハイファイオーディオシステムとして通用する。強いて違いと言えば、用いたスピーカーは、敢えて広帯域タイプでは無く、少し高音域と低音域のノビが少ない特性の物を選んだ事くらいだ。
ミューズのコンデンサが眩しいです!!
私は昨年、オーディオ用としてデジタル・アンプのキットを入手しました。オーディオ用としては満足な性能なのですが、無線を運用中は、その電源をオフにしておかないと、HFのハイバンドや144MHz機(中間周波に飛び込む?)はクロックのノイズに悩まされます。
私も無線用にアナログ・タイプのアンプを計画してみます。
私のアンプ、1号機は別電源でしたがハイパワー ローパンドで回り込みが発生しました。それで2号機の本機は電源内蔵にしました。余計なケーブルを引き回すとトラブルの原因になる様です。
酷いノイズではないのですが、聴感上もSメーターでも明らかにノイズフロアが上がってきてしまいます。
現在のコードが平行線タイプなので、同軸タイプを試そうと思います。
ボクも出来るだけワッチ時のサーノイズを低減し、目的の了解度のみ上げたいと思い、メインシステムでは
2ウエイのツイーターをカットしました。
やはり12センチSPです。
サブシャックでは16センチですが、わざと小さめのエンクロージャーへ収納し、低音をカットしています。
ボイスコイルのセンターキャップがメタルのため、
しゃっきりした音を出してくれます。
仰るとおり、なるべくシャッキリした歯切れの良い音で聴きたいですね!