行くほどに、景色が変わる。
何処を向いても、初めて見る景色、見事な紅葉だ。
滝と言うには、細い流れだが、見事に流れ落ちている。
高い尾根の鞍部から一筋の沢が駆け下りている。良く見ると、途中にも見事な滝が見える。
まるで、一つの滝の様に見えているが、小さな滝が何段にも縦に連なって居る。
この様な小滝が、本流に流れ込む枝沢を遡上するのでは無く、本流に沿った林道に直接流れ落ちている。
手元のGPSの里程が9.4kmを示した頃に、西沢に掛かる橋に辿り着いた。
車が走れる林道のほゞ半分くらいの地点だ。
次第に標高も高くなり、出発点からの標高差は300m近くになった。
この辺りから上流は、既に紅葉も終わり、枯れ葉が多くなったので、写真の撮影もこの辺で打ち止めだ。
朝、7時半に歩き始めたのだが、途中大半の時間を撮影のために費やしたので丁度昼時となった。
橋の手前の木陰で昼食を摂り、一休みしてから、カメラをザックに仕舞い、三脚を縛り付けた。
このあと銀山平に行き、越後駒ヶ岳に落ちる夕日を見たかったので、ここから引き返す事とした。
普段歩かない生活をしていたので、少々脚が痛くなったけど、心地よい疲れを感じながら一目散で歩いた。
凡そ9.4kmの帰り道を2時間半で歩いた。
往復約 19km 今日は良く歩いた。疲れたけど、気持ちの良い疲労感だ。