朝、越前岬近くの宿を出て、琵琶湖の東岸を走って、奥比叡ドライブウエーに進んだ。
一気に登った所に展望台があったので、ここで初めて琵琶湖を一望することができた。
春霞で遠くが霞んでいたが、広大な琵琶湖を大きさを感じる事ができた。 福島の人間は日頃猪苗代湖や裏磐梯の数々の湖沼群を見慣れているので、少々の事では驚かないのだが、流石は日本一の大きな湖は素晴らしかった。
北側からの道を辿ったので、最初に訪れたのは、比叡山の三つの区域の「横川」と呼ばれる区域であった。
ここは、第三代天台座主自覚大師円仁によって開かれた所だそうだ。
横川中堂は、落雷で焼失して1971年に鉄筋コンクリートで再建されたのだそうだ。
本尊は、拝観者から見える所に聖観音立像が奉られており
周囲の回廊には、全国各地の信者が奉納した金色の小仏像が納められていた。
惠心堂は、小さなお堂だが、ここに納められた「往生要集」は非常に高い文学的価値が高いもので、「源氏物語」や「枕草子」などの多くの文学書に影響を与えた原典となった物だそうだ。
元三大師堂は、国の重要文化財だそうだ。また、ここは、おみくじの発祥地だそうだ。