明日を楽しく

釣り、カメラ、アマチュア無線、アウトドア、DIY、何でも思いっきり、明日の楽しさを求めて今日を生きる徒然日記

磐梯吾妻スカイライン (磐梯朝日国立公園)

2012-06-14 | 
11日、或る団体の年次総会一泊旅行で安達太良山麓の中ノ沢温泉に泊まった。
途中復活したアサヒビール福島工場を見学をして、出来たてのスーパードライを頂いたり、好天に恵まれてさい先良かったのだが、夜中には雨が降り、翌朝は、生憎の曇天に成ってしまった。

帰路は、昨年の震災以来無料開放された磐梯吾妻スカイライン経由だったが、宿を出た頃には、マイクロバスの行く手が全く見えない程の請いきるだった。
しかし、スカイラインに入り、高度が上がるに従って霧が晴れ、景色が見える様に成ったのはラッキーの一言に尽きる。



眼前の一切経山は、常に噴煙が上がる活火山だ。所々に白い固まりが見えるが、春の陽に徐々に溶けた雪がまだ少し残って居るのだ。 この残雪がすっかり消えて無くなるのも間もなくだろう。



出発時間まで1時間あると言うので、吾妻小富士に登って見る事にした。



後の筋肉痛の事など考えもせずに登り始めたが老人の脚には可成りきつい登りだった。



何とか登り切ってカルデラ火口縁から眺めた一切経山は、素晴らしかったが、見て居る内にだんだんとガスが掛かって来た。どうやら束の間の晴れ間に来合わせた様だが、そろそろ終わりに近いらしい。
一切経のピークは二つあって、画面の中央のピークは1928m、右側のもう一つのピークは1949.8mだ。更にその向こうには五色沼など美しい風景が展開している。

吾妻連峰は、東の端にこの一切経山があって、福島盆地(福島市)を見下ろしている。撮影場所の吾妻小富士は、一切経側から見ると小さな富士山の様な形で、福島市の市街地からも美しく見える一帯のシンボルだ。
一切経から更に西に2000m級の幾つもの山が連なって福島県と山形県に跨る一大連峰を成している。



時には黄色く見える噴煙は、震災後一段と増えた感じがする。

震災後、原発事故の風評で観光客が減っているらしいのだが、ここに永住して生活するなら多少は気にするのも分かる。1年間浴び続けたら健康に影響が有るか無いかのリミットで安全性のリミット値を決めているのだから、一日居続けても365分の1なので健康に影響するなど考えられない程に微量だと言う事を理解して欲しいものだ。
放射線など気にせずに、是非この素晴らしい景色を見に来て欲しい。

磐梯朝日国立公園と言う名には、含まれない吾妻連峰、そして西に新潟県を含む3県に跨る飯豊連峰も、同様に国立公園名に含まれないので、不遇な立場だ、尾瀬国立公園の様に是非とも吾妻国立公園、飯豊国立公園と単独の園名を被して欲しいと願わずには居られない。


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コメント (2)
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