明日を楽しく

釣り、カメラ、アマチュア無線、アウトドア、DIY、何でも思いっきり、明日の楽しさを求めて今日を生きる徒然日記

JAFF-051 越後三山只見国立公園から こんにちはヨーロッパ      9月15日

2010-09-29 | アマチュア無線
昨日のJAFF-019 尾瀬国立公園に続いて、JAFF-051 越後三山只見国定公園の、奥只見湖(通称・銀山湖)からヨーロッパに向けて電波を送る計画を実行した。ここは、国道352号線を昨日の地点から約5Kmほど走れば新潟県に入ると同時に国定公園のエリア内になる。新潟県に入って少し行くと何軒かの観光客目当てに季節営業している民宿などがあるが、昔は電気も無かったのでランプや自家発電などで生活していたのだろう。R-352は毎年6月下旬にならないと開通しないので、福島県側からも、新潟県側からも入る事は出来なかったし、その事情は今も変わらないのだ。R-352は、間もなく右に銀山湖(奥只見湖)を見てレークサイドを走ることになるが、けっして単純な道では無い、自然地形に沿った急斜面の途中に作られた複雑に曲がりくねった道を進むことになる。数年前までは未舗装路だったのだが、何時の間にか全体に舗装された綺麗な道になっていた。銀山湖畔の途中「銀山平」まで約50kmも有ろうか、その間には人間が住む家は一軒も無い。6月末まで開通しない理由は、途中の道に山々からの雪崩が頻繁に発生するのと、里程が長いので除雪が追い付かないのだと土地の人に聞いたことが有った。尚、銀山平は、電源開発で出来た全線トンネルのシルバーラインがR-17号線に繋がっているので冬でも行き来出来る場所になっている。

湖畔の道は、湖面まで何百メートルもあるかと思えば、湖面の直ぐ近くを通る場所もあり、変化に富んでいる。

R-352の途中には、大昔、狩人が銀鉱石を見つけた事から、谷の斜面に沢山の坑道が掘られたもようだ。今はその中の幾つかが文化遺跡として保存されている。

素堀の坑道を覗いて見たが中に扉が設けられていて、奥へは入れない様になっていた。

予定の場所は、湖面から標高差220mほど有って、対岸の北北西の方向には著しい高い尾根は無く、ヨーロッパへ向けては絶好のロケーションであった。

道路は少し斜面だったが、快適な運用地に満足して、アンテナを建ててヨーロッパに電波が通じる夜まで付近を散策して時間を過ごした。

ここは、緩いカーブの北向きの外側が何かの目的で薮を刈り取った跡で、ガードロープが張ってあるので空き地に入る分けには行かないが、アンテナの支線を張るには都合が良い地形であった。 夕方になって近くの高圧線鉄塔の工事に来ていた人たちが立ち去った後は、通る車も無く、暗くなり始めた黄昏時まで静かだったが、急に風が吹き出して霧雨もようになってきた。昨夜とは違って早い時間からヨーロッパの電波が聞こえ始めたので、早速運用開始し、夜半に信号が弱くなり始めたところで終了とするまで、26ヶ国、137局と交信出来た。幸い、雨も酷くはならず、雨具無しでアンテナなどの片付けも出来たので、夜道を走って昨夜のキャンプ地まで戻って就眠した。昨夜は、途中で子鹿を見たが、今夜見た動物の後ろ姿は、毛色は鹿の様であったが、狐ほどの体格だった。狐は毛色も違うし、独特のふさふさした尾に特徴があるので見違える筈はない。小さな子鹿が夜中に単独で行動するとは考えられず、果たしてなんだったのか暫く考えながら走っていた。次に見たのは野ウサギだった。昔は野ウサギは頻繁に見たのだが、季節のせいなのか、今回は唯一見たウサギはこの一羽だけだった。
コメント (2)
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