南会津方面の冬を撮影しようと早朝にR118を西に向かった。道路も日陰以外は路面乾燥で危険箇所はほゞゼロに近く、逢坂峠を一気に昇って羽鳥湖で一呼吸。
湖面の標高は凡そ700m弱、積雪は大した事は無いし、暖冬で湖面は凍結して無かった。
最初に向かうのは下郷町の観音沼と決めて居たが、その後の行き先は未定だ。
前の日、八甲田山麓を楽しんだ脚で龍飛崎を目指した。
東の空があかね色に染まると次々と漁場に向かう大小の漁船が出港していく。
下北半島から昇る日の出は、素晴らしかった。
陽が昇って、辺りが明るい普段の朝の景色になるまで飽きること無く見つめていた。
漁港の向こう側、直ぐ其処に見えている陸地は北海道の松前半島だ。 函館のある亀田半島は霞んで見えない
此処で見るまで松前がこんなに近いとは想像してなかった。
何年か前に下北半島の大間港から函館方面を見たときには、ぼうっと霞んで良く見えなかった。
龍飛崎灯台は、漁港の直ぐ傍と言っても日本海から津軽海峡まで一望出来る丘の上に有った。
灯台へ行く少し手前に「津軽海峡冬景色」の歌碑が有った。
人が近付くと大音量で演歌が流れる。 辺り一帯に鳴り響く程の大音量だ。
半島の突端に見える白い建物が灯台だ。
そして、その先が松前半島だ。
松前半島の左側に小さな島が二つ見えた。 松前町の大島(奧に霞んで見えている島)と小島(手前のハッキリ見えてる島)だ。
ここからは松前半島の影になって奥尻島は見えないが、今日の海は、奥尻島が見えても不思議が無い程に良く晴れて澄みわたっている。
竜飛から日本海沿いに続くルートは、眺望が素晴らしかった。
これから、南下して、十三湖の西側を通って五所川原へ、更に盛岡を経て一気に帰宅。
盛岡市内で夕食を摂ったり、4号線沿いの道の駅でトイレ休憩をした意外は、一気に走った。
夜中の2時頃には我が家に辿り着いたときの走行距離は約1300km、久し振りの長距離ランだった。
秋の八甲田に旅をした。
10月13日に家を出て、東北道を北上、黒石市で一泊し未明に八甲田山麓に着いた。
手始めに地獄沼で夜明けを迎えた。 ガスが掛かって居る様に見えたのだが、沼底から温泉が沸いて居るらしく、霧の様に見えたのは湯気だった。
湯気は、陽が昇ると間も無く見えなくなった。
ロープウエーで山頂公園で周辺の眺望を楽しんだ。
山頂公園付近は、針葉樹林帯で、紅葉を期待したのだが当てが外れたが、山頂駅周辺の遊歩道を歩き回って散策を楽しんだ。
田代平湿原は、草紅葉が綺麗だった。
湿原の草原は、高い草丈の為に見えなかったが、小路を辿ると、沢山の小さな沼が点在して居た。
神秘的な緑色の沼が有った。 水底一面に緑色の藻が生えているのだそうだ。
ぐたり沼は、大量のわき水が流れ出していて、まるで渓流の様に見える。
水底には、沢山の梅花藻(バイカモ)が自生して居り、10月と言うのに花が咲いていた。 多分わき水の水温が高いためだろう。
とても美しかったので時間を忘れてシャッターを押し続けた。
北八甲田を一周する道路に沿って散策したのだが、この辺りはブナが多く、モミジやカエデが少なかったので紅葉は期待外れだったが、素晴らしい自然を充分に堪能する事ができた。
ブログに書ける様なトピックスが無かったので暫く何も書いて無けなかった。
新しいオモチャが手に入ったのでシーズンオフの牡丹園内を歩いてテスト撮影をしてみた。 台風一過の晴天に恵まれて際立って目立つ赤い花は、うってつけの被写体になってくれた。
幹に寄生する様に生えるキノコと言えば「猿の腰掛け」くらいしか知らないのだが、これもその一種なのだろか。 テストなので、何を撮ると目的を定めた訳では無いので、目に付いた物にレンズを向けてみた。
何か動物の顔の様に見えてシャッターを押したのだが、猫とも違うし、犬でも無さそうだし???
牡丹園の奥の方にお稲荷さんが奉ってある。鳥居も赤い被写体だが、どの方向から見たら良いのか、色々と撮っても後で絵にならない事が多い被写体だ。 何とか絵になっただろうか・・・ 新しいレンズ 24mm-70mm f/4と小さめ軽めで野山を持ち歩くには重宝しそうだし、兎も角良い絵が撮れそうで安心した。
第15回「写団ふくしま」写真展は、8月29日から9月2日まで、郡山市「ミューカルがくと館」です。
今年から郡山展のみで、福島展は、有りません。
全日本写真連盟須賀川支部の写真展
6月15日(金) ~ 6月18日(月) 須賀川市中央公民館のホールで第2回写真展を開催いたします。
初夏の雄国沼を訪れてみた。
シーズンイン直前で、見渡す限り人の姿は全く確認出来ない誰も居ない世界が目の前に拡がっていた。
清々しい晴天にも恵まれて雄国沼を一人で満喫した。
6月9日から一般の自動車は通行止めとなり、シャトルバス利用となるので、今回は自分の車で金沢峠まで登れるラストチャンスだった
沼の周囲には、沢山のレンゲツツジが咲いていた。
今が真っ盛りだ。
湿原の中にもまばらに咲いてはいるが、ここは湿原植物の天下だ。
レンゲツツジは、主に沼の周囲の樹林帯に沢山見られた。
ニッコウキスゲが咲くのはまだ少し先になる。 今は、ワタスゲのふっくらした綿毛が可憐で美しい。
白い花のコバイケイソウは、一段と大きく咲いて見事な存在感だ。
こちらも白い花だが、ズミの一種では無いかと想像した。
山形県飯豊地の白川ダム湖へ行ってみた。
雪を被って銀色に輝く飯豊連峰が間近に見える素晴らしい処だった。
ダム湖に水没した森林の一部が水面から生い茂って目を見張る様な景色が見事だ。
目映い新緑に目を見張って刻の経つのを忘れてシャッターを押し続けた。
今年も素晴らしい新緑の風景を見せてくれた自然に感謝した。
三島町(金山町は、誤りで訂正)のカタクリの群生地を訪ねてみた。
三島町は、福島県の会津地方、只見川沿いの自然豊かな町だ。
オオヤマザクラの林の中にカタクリの花が見事なまでに所狭しと展開していた。
辺りには、新緑と木々の花が咲き、清々しい別天地だった。
オオヤマザクラも時を同じくして満開となり、足下のカタクリと見事な競演で見る者を楽しませてくれた。

昔は、写真を撮った後、印画紙に引き延ばしや密着焼きをして現像、定着、水洗、乾燥と一連の作業が終わると最後に裁断器で縁切りを行うのが当たり前だったので、裁断器は必需品だった。
私も凡そ60年前に購入した四つ切りカッターが今以て活躍して居た。
最近は、画像をパソコンからプリンターを経由して所定サイズの用紙にプリントするので殆ど仕上げの裁断が必要になる事は無くなった。
従って裁断器も必需品では無くなったので、ほゞ60年前に購入した古い裁断器も出番が無くなって居た。
しかし、写真のコンテストの中にはワイド四つなど、市販用紙に無いサイズのプリントが必要となる時がある。
こんな時には、四つ切りよりも一回り大きなサイズを切る事に成る。
そこで今回思い切ってB4版対応の裁断器を購入した。

あまり安物ではと思い、名の有るメーカー品を買ったのだが、手元に届いたカッターは、切断機能は素晴らしかったのだが、上部の紙当てに問題が有った。
本品には、上の画像の"NCL"と名の付いた灰色のプラスチックスの紙当てが付いて居た。
画像を見れば分かると思うが、紙が当る直線部が目で見て分かる程度に歪んでいる。
この状態では、紙サイズの大小に依って当たり具合が変化して正確な直角に成らない場合が出て来る。
最初は、この部分をヤスリなどで直線に成る様に修正作業を考えたのだが、所詮プラスチックなので温度変化などに依る膨張、収縮などの変形が心配される。
と言う訳で、この紙当て部をホームセンターで手に入るアルミのサッシ材に交換してみた。
新たに付けた当て金具は、切断面と紙当てとの直角が正確になる様に製図用の三角定規を使って微調整して固定した。
結果としてほゞ直角に切断出来る様になった。