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世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

ネパールの発展

2017年09月24日 | 100の力
一年前から比べ、ここカトマンズはずいぶんあか抜けたような気がする。

レストランやカフェもたくさんできた。

ネット環境もますます充実している。

去年使えなかったATMも、今回は使えた。

目まぐるしく発展してるなー、と思った。


たまたま2日前からダサイン(Happy DASHAIN)という祭りが始まっている。

ダサインはネパールで15日間の国家(宗教的)最大の祭り。

目的は、悪に対する善の勝利を祝うというもの。

多くのヒンドゥー教の人々が祭りを様々な儀式や行事を行って祝う。


ダサイン祭りは毎年稲の収穫前に、家族、親族や親戚の集まりを強調するために知られており、

親族とコミュニティとの絆を深める為の最も年に一度だけの大きなイベントでもある。


ダサイン祭りを親族と祝おうと地元の親族から都会に出かけている人々を始め、

海外に留学中の学生から出稼ぎにきた人たちや軍隊の人々まで世界の隅々から人々は実家あるいは親族の元へ戻る。


祭りが始まると学校や企業そして行政機関も約10日間の休みに入る。


言ってみれば日本でお正月のような感覚だろう。


朝のうちは至って静かだが、

昼から夕方にかけ、

街は多くの人でにぎわいを見せる。





国民性も悪くはない。

あとは、インフラだなー。




帰国ウツ?

2017年09月24日 | 100の力
帰国しなければならないと思うと

なんだか氣が滅入ってくる。

まるで、夏休みが終わる直前の子供のような心境だ。

正直帰りたくない。


こんな時には「瞑想」に限る。

という訳で、

ボクが瞑想の修行を積み、

「瞑想ヒーラー」として開眼したところへと出向いた。






そもそもここは、1905年にできたレストラン。




花が咲き乱れ、

エレガントなおばさまたちが優雅に食事などを楽しまれている。

その光景だけでも、ボクの気持ちをホッコリさせてくれる。

ここがカトマンズであることを忘れさせてくれる

お気に入りの空間なのだ。




いろんな方が、いろんな悩みをもって苦しんでおられる。

フェイスブックのタイムライン一つとっても、

リア充の方もいれば、

常に悲観的、厭世的なことを書かれる方もいらっしゃる。


特に後者の方は、

是非「瞑想」を行ってくださいネ。





予定のない旅

2017年09月23日 | 100の力
予定のない旅もいよいよ終焉に近づいてきた。

帰国の予定を決めてから、

残すところあと4日になってしまった。


想えば、このところの旅は決まってストイックに徹してきた。

(リゾートとは程遠い)


帰国しても、また過酷なスケデュールが待っている。

旅先でも国内の仕事をいろいろとこなしている。

(ノマドワーカーの良いところだが)


本来、日本における柵(しがらみ)や束縛を断ち切って来ているはずなのに。

まるでストーカーのように忍び寄る。

(畳みかけるようなメッセージの嵐には、正直辟易している)

Leave me aloneな気分。


ネット環境があれば逃れられないのか?

(スイッチを切ればいいだけの話なのだが、
それができない弱い自分がいる)

ノマドワーカーの贅沢な悩みかも。


帰りたくない、というのが本音だ。


とはいえ、

あと3週間もすれば沖縄に行く予定が入っている。

11月には、関西から北陸を旅する予定もある。


その後はまた海外に。

行き先は、またキューバかな?。


カトマンズもボクにとって居心地のいい場所だ。

今の気候も暑くもなく寒くもなく、雨も降らず、

サイコーにしのぎやすい。


本来、烏合の衆が百鬼夜行する地に変わりはないはずなのに、

まるで戦場から帰った戦士のように安堵感に浸っている。

パンパンに張っていた氣が、

霧が晴れるようにスーッと身体から抜け出てしまったようだ。


燃え尽き症候群になってしまったのだろうか。

何もする気が起こらない。

(別に何かをしなければならないということは全くないのだけれど)


今日は一日街中の近場でマッタリと過ごした。



カフェで買ったばかりの本("Why Meditate?")を読んだり、


昨日病院でもらった処方箋をもって薬局に行ったり、

アーユルベーダ―のマッサージを受けたり……。



この薬の在庫の中から指定された薬を難なく選び出すこのおばちゃんは

ただものではない!
(薬剤師とかの資格を持っているのだろう)


      一昨日病院でもらった処方箋


      5種類、5日分で350円(薬は庶民価格で安い!)


街は少しずつお祭り(宗教行事)ムードになってきているようだ。


      十手観音(?)が祭ってある(ちょっと不気味)


今日は、

去年瞑想修行でお世話になった

瞑想センターに顔を出してみよう。

ER 緊急救命室

2017年09月22日 | 100の力
医療と教育現場を見ればその国の政策(特に福祉)水準の充実度が分かる。


学校はまだ覗き見ることができるが、

病院は簡単に見学という訳にはいかない。


ということで、病気になって潜入。

もちろん、ホントに風邪気味だったし、

ゆったりした時間もあったうえでのことだ。


で、行ったのは「Grande International Hospital」


なかなか立派な病院だ


まずはレセプションで。



I wanna see a doctor.

I caught a cold.

「風邪ひいたみたいなんで診察お願いできますか?」

「あいにく今日は先生はお休みです」

What?「は?」


ネパールでは今日から9連休の祭日が始まっている。

学校も一般の会社もお休みだということは聞いていた。


「じゃあ、どうしたらいいですか?」

「緊急でしたら24時間のERがあります」

ERと聞いてちょっと血が騒いだ。
(あとでホントに血が騒ぐのだが)

「それはどこに?」

「ここの地下にありますよ」


早速ボクはERへ。



言うまでもなく、アメリカの人気ドラマ“ER"を見ているから

期待は高まる。

(今でもDlifeでも再放送中なのでよく見ている)


で、そこの受付に行くと、

すぐにジョージ・クルーニー(ERの出演者)が出てきた。

彼はベッドに座るようにボクを促し、優しくボクの症状を聞く。
(診察室はない、ERだからね)

そうしたら今度はジュリアナ・マルグリーズ(ERの出演者で〝Good Wife”の主演)が出てきて、

パスポートを見ながらボクのカルテを作り出す。


そのうち看護師さんたちが複数やってきて

体温をを計り、脈を計り、血圧を測ってくれる。


      こんな感じ

血圧は普段よりかなり高めに出た。

白衣高血圧症ならぬ看護師高血圧症だろうか?
(それでなくても興奮状態なのに)


そして、血液検査のために注射が!
(苦手なんです、こう見えても)

しかも長時間射しっぱなし。

(もう必要ないんじゃないといっても、取ってくれない)


     親指の付け根辺りからは初めて、痛い!


で、

血液検査の結果が出るまで約2時間、ベッドで熟睡。


      結果はすべて異常なし(嬉しい)


で、そのままだった針を抜いてもらって絆創膏を張ったものの、

血がドバーッと噴出した。

床にまで散乱するほど。

(どんだけ張りが大きいか、長く射し過ぎ?)

慌ててまた看護師さんがアルコールできれいにふき取ってくれた。


      気分はどう?と優しく聞いてくれながら

先日のインドでのヤギの血といい、

自分の血といい

血を見るのは苦手です。
(こう見えても)


で、

支払いを済ませ、


      5000ルピー(5500円くらい)

(あとで保険請求できる)

処方箋をもらって無事潜入取材が終了した。


     4種類の薬が処方してある

薬は薬局に買いに行かなきゃね。



【感想】


ドラマのERほど慌ただしくはないが、

それでも救急の患者さんたちがひっきりなしに訪れてきた。

ボクの部屋は内科で、

外科は向かい側にあった。


Internationalだけに、みんな英語を流ちょうに話す。

かなり手際が良い。

優秀なドクターをそろえているという印象。


病院も綺麗だし、

セキュリティー(やたらと警備員が立っている)もしっかりしていた。


さて日本はどうなのか。

日赤あたりに当たるのだろうか。


スリランカやキューバと違って、

ネパールは無料でないことは分かった。


一般庶民には高くておいそれとは病院にはかかれないだろう。




体調管理

2017年09月21日 | 100の力
秋は足早に近づいてきているようだ。

もしここに四季があるとするならばだが。

(実際は、雨季が終わったばかり)


       インドに比べ長閑な街角


今回の旅の予定、ルートが大幅に変わってしまったため、

カトマンズに来るのが10日間遅れてしまった。


もともと、チベットのラサに入る予定で、

冬支度してきていた。


それがいきなり、行く予定でなかったホーチミン(ベトナム)に立ち寄り、

最終目的地であったインドから先に回ることになったわけで、

長袖の類が余計な荷物に感じられて鬱陶しかった。

(どちらも35度は越えていた)


ここカトマンズも標高1400mのところに位置し、

日中こそまだ汗ばむものの、

朝晩はかなりヒンヤリしている。

(もうクーラーはいらない)


      ホテルの窓から、迎えの生活が見て取れる


それに、

チョモランマ(エベレスト)の麓(?)まで行く予定なので

やはり冬支度して良かったと思える。

(勝手なものだ)


ただ、

インドの暑さと、クーラーの多用、

そして移動の際の睡眠不足で

このところ風邪気味である。

(張っていた気が緩んだせいもあるだろう)


旅は、何と言っても体調管理。

無理は禁物なのだ。

(実際はかなり無理してるけど)


さて、今回、昨年以来3度目のネパール訪問だが、

格段にビールが飲みやすくなっている。


昨年までは、

ビールの置いてある店は少なかったし、

高かった、


ところが、今はどうだ。

ほとんどの店にビールがあるではないか。

Beer person(ビール大好き人間)としてはこんなに嬉しいことはない。

これもひとえにTUBORG(ツボルグ社,デンマーク)の営業攻勢の賜物だと感謝の念に絶えない。

つまり、

ほとんどの店に看板を掲げ、ビールを置いたのであろう。

(昔のサントリーを彷彿とさせる)




昨日は、ほぼ一日ゆっくり過ごした。

ただ帰りのチケットを購入するためにTravel agencyに出向いた。


     飛び込みで入った旅行社

そして、26日のドラゴンエアをゲット。

香港経由で27日帰国が決まった。


あと6日。

物価も安いし、

英語も通じ、親日的。


      ボリュームたっぷり焼きそば(Choumin)100円




さて、

明日からのトレッキング(?)に備えて体調を整えるか。

9月20日(水)のつぶやき

2017年09月21日 | ライフスタイル

カトマンズへ

2017年09月20日 | 100の力

      ネパールのイミグレ(入国管理)


      国境?

ビザ代金$25と顔写真を書類に貼って出せば、

あっけないくらいすんなりとネパールに入れる。

(3度目のネパールは、心なしか懐かしい))


さて、

彼らから出された提案とは、

「カトマンズまでタクシーで行かなか?」というもの。


いやいや、バスで行くから大丈夫、と歯牙にもかけず答えた。


「道が悪いから12時間以上かかるぞ。

タクシン―なら7時間で行く」

その言葉で店を出かかったボクの足は止まった。

確かに道の悪さ、過酷さの情報は得て知っている。

雨が降れば通行止めになる。


How much?

「2万ルピー(3万5千円くらい)だ」

冗談じゃない!

「OK,いくらなら出せる?」


来なすった。

いつもの手口だ。

だいたい言い値の半分が妥当だと考える。

ここは思い切って

「日本円で1万!」

大幅に値切ってみた。

先方は計算機で換算する。

「それは無理だ」

「OK, No thank you」

「プラス3000ルピー出してくれ。

ネパールルピーでだ」

ということは、4000円くらい追加ということか。


バスだとたぶん2~3000円くらいで行くかもしれないが、

悪路を半日以上かかってこれから行けば、

日をまたぐことになる。

夜中に着くのはもうごめんだ。

出来れば明るいうちに着きたい。


「OK. 条件がある」

ボクは交渉に転じた。

「宿をまだ決めてない、一泊$20くらいのホテルを紹介してくれ。

wifi, シャワー、窓付きの部屋だ」

「No problem

あんたの車だ、好きなように使ってくれ。

宿が気に入らなかったら、最後まで探すから」

これで交渉成立。


「じゃあ、支払いを」

「冗談じゃない、着いてからだ」

「一部でいい」

「ならまあいいだろう、領収を切ってくれよ」

ここは抜かりなくやらないと騙される可能性もある。

「みんなgood personだ、信用しろ」

「みんなそう言うよ」

彼らは笑った。

名前も聞いた、写真も撮った。

まあ、とりあえずここは信用してもいいだろう。


時計は既に午前10時半を指していた。



イミグレを抜けるとがらりとのどかな山の風景が広がった。

インドからネパールへ入ると、

誰しもホッとする。
(前回もそうだったが)

ちょうど、ベトナムのハノイからラオスに入った時も同じ感覚だった。


人が少ない、静だ。

心なし人の顔も温厚に見える。

目つきが違う。


     川のも澄んで流れも違う(急)


ランチに立ち寄った店で、

早速ビールにありつけるのが嬉しい。


     ビールはデンマーク製のツボルグ(TUGORG)が主流だ。




320キロの道は、仰せのとおり、

砂漠のないパリダカコースだった。

埃とがけ崩れがあちことにみられる。

まるで、熊本地震の爪痕を思い出させる。




つい10日ほど前まで雨季だった。

そして、バスが転落して流されたニュースが日本にも伝わっていた。


この日事故も数か所で目撃した。


      バイク事故




これは聞きしに勝る世界有数の悪路に違いない。


    ここで1時間足止め

少し高くついたが、タクシーにして正解だった。


それでも結局ホテルにチェックインしたのは

午後7時半を回っていた。
(9時間を要した)

(条件を満たして、一泊$15)


バスだと、夜中の2時、3時になったかもしれない。

これでは体が持たない。


少しここで疲れ切った心身を休めよう。

気候もヒンヤリして過ごしやすい。




陸路で国境越え

2017年09月20日 | 100の力
早朝(午前6時)ホテルをチェックアウトし、

ボーダー(国境)行きのバスに乗り込む。




キップを売るおじさん(180ルピー、300円くらい)

すぐ(30~40分)で着くかと思いきや

なんと延々3時間。



途中お茶休憩も含む。


やっと着いたかと思うと、

リキシャのオジサンが乗り込んできていきなりボクのリュックを担ぎだす。


待て待て、といっても

No problemを連発。


そっちがなくてもこっちはあるんだよ!

というが、

そのまま何の変哲もない普通のオフィスへ抱えて行って、

ここだ!と指をさす。




最初はそこが何かは分からないかったが、

インド側のイミグレだった。



ここで出国のスタンプをもらう。



一様これでインドを出たことにはなる。


そして両替所へ案内された。

インドルピーからネパールルピーへ。

微妙に違う換算レート。

頭の切り替えが必要だが、

朦朧として、ぐちゃぐちゃになっている。


そこには強面のオジサンたちが。



そこで、彼らから意外な提案が。


to be continued

国境の町へ

2017年09月19日 | 100の力
バラナシから午後5時半発の列車に乗った。



列車のデッキから顔を出し、

風に吹かれるのも気持ちいい。


子供の頃よくやったが、

今は日本ではできない。


しばしの仮眠。





駅のホームで、

また同類のお友達が。


深夜12時前、

約50分遅れでやっとネパールとの国境近くの町ゴーラクプル(Gorakhpur)に着いた。




キヨスク?も開いている

思っていたより大きな町だ。

それに夜中の12時近いというのに、

たいていの店が開いていて、

人でごった返している。


半面、道端で寝てる人も五万といる。


トゥクトゥクでホテルを探す。

少し予算オーバーだが、

インド最後のホテルなので、

ま、いいっか、といいホテルに泊まる。



今日は4時起きして(3時間睡眠だな)、

バスで国境へ向かう予定。


無事国境を越えられれば、

夜にはカトマンズに入れるはずだ。


耐久レースみたいになったきたぞ。

9月18日(月)のつぶやき

2017年09月19日 | ライフスタイル

ガートの表情

2017年09月18日 | 100の力



ガンジス川流域のガート(Ghat)と呼ばれる

階段状の親水施設 。

炊事や洗濯場のほか、

水にまつわる場所を神聖視するヒンドゥー教徒の沐浴や葬礼の場として用いられるところが、

ここには84か所もある。


そして朝・昼・夜とその表情を変える。


昼間は閑散としてるが、

早朝からそのにぎやかさを増す。






夜は、

セレモニー(ヒンズー教の儀式)あり、ダンスあり、音楽あり、

恋人たちの語らいの場所と

また違った表情を見せてくれる。



      ヒンズー教の火を使った儀式



この後は熱狂的な歓喜に包まれる。


      なぜか踊り子が…


      川に向かって祈りを捧げる二人組


 若者たちも集う

ここでの暮らしのすべてがガートにあると言えるのかもしれない。