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ホームレス寸前の母子

2011年10月17日 | 社会
とうとう


最悪に事態を迎えた。





以前このブログでも書いた


http://blog.goo.ne.jp/admin/editentry?eid=677e0dc0d19f0445b8482093611dbf10


母子4人のことだ。






これから書くことは



小説の世界でもなければ


作り話でもない、




過去に起きたことでもない。





今まさに起きていること、


現在進行形の出来事なのだ。





だから


これからどう展開していくかわからない。






周囲の人は


ボクにアドバイスをする。





放っときなさい。


係わるな、と。




だが


そういうわけにはいかない。





ここはトコトン面倒を見るしかない


と思っている。





しかし



それは



あくまでもボクのやり方でだ。








実は


その母にまつわり付く男がいる。




彼は居酒屋を営んでいたが


一年以上前に潰れてしまった。






その男とボクは


10年以上の友達だ。





行き場のなくなった彼は



以前から知り合いだっという


母子の家に転がり込んだ。




(その彼には

れっきとした奥さんがいる)







その関係で


ボクはその母子を知るようになった。






ボクには関係ないといえば、


関係ない。





責任はすべてその男にある。





だが


その男が



まったくだらしない。





借金まみれなのだ。


計画性が全くない。






だからこうなった。



そうでなければ


ここまでならなかったはずだ。






実は


一か月ほど前



危機を察したボクは


彼と飲みながら



説教をした。




「あんたがこの母子の生活をダメにした」


と彼にはっきり言った。






3人の幼子は


彼になついている。





決して悪い男ではない。



むしろいい奴だ。





だから


彼に裏切られても



ボクは彼との友達関係を続けている。





本来は見限ってもいいのかもしれない。







今回も


ぎりぎりになって



当日になって


彼から泣きつかれた。




家財道具を置かせてほしい。



今晩一晩



泊めてほしい、と。







半年以上前から

こうなることは分かっていた。









とうとう来るところまできてしまった。



家賃が払えず



昨夜

母子4人ともども


家を追い出されたのだ。





そのことは



半年以上前から予想して




最悪


うちに来てもいい





という話はしていた。




だがそのためには


きちんと書類で取決めしなければならない。




そのための計画を立ててほしいと。








そうして


何度となくボクは救いの手を差し伸べてきた。




できればそうなってほしくはなかった。





それだけに

資金繰り


家計の遣り繰り




借金の返済に至るまで



時には


税理士になり



またあるときには



ファイナンシャルプランナーにもなって



アドヴァイスしてきた。








その母親は


小さい子供3人を抱え



お弁当屋さんを営みながら


朝から晩まで必死で働き続けた。






少なくとも売上はあるはずだ。



母子手当だって


子ども手当だってある。






どう考えても


家賃と光熱費ぐらいは払える状態にあった。





お弁当屋さんだけに




食べるものには


最低限困らないはずだ。





残り物の食材や


商品としては使えないが




食べられる切れ端は出る。





飢えは凌げるはずだ。




ボクもそうしている。


お客さんの食べ残しだって


食べる。






それでも


きつい、


苦しい、




追い出されそうだと


母親は口癖のように言っていた。





そういいつつ

何とか頑張っている様子はうかがえた。






なのに




なのに






3日前になって



もう家を出なきゃいけないといってきた。






2度3度とホームレスになりかけたが



ここまで何とか凌いできた経緯はある。





とうとう

矢尽き、弓折れたか。







当日になっても


男は



何とか落ち着くところを探しているといっていた。






トコトン期待を持たせながら



夕方になり、


泣きついてきた。






ボクは



覚悟を決めていた。





彼のためではない。



母子4人のために。





そして


深夜、




彼らはやってきた。

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1 Comments

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Unknown (Unknown)
2011-10-17 15:15:47
お疲れ様!
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