世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

クソ真面目

2009年09月11日 | 社会
いろんな人がいる。

当然だ。



国際交流会館で、週一回カウンター受付のボランティアをしている。


来館者のお世話をすることだが、

格段忙しくもないから、同じボランティアの人たちとコーヒーをすすりながらいろんな話に花が咲く。


年齢(10代から70代まで)、性別、国籍もバラバラだから、面白い。


文字通り、いろんな出会いの中、異文化交流、情報交換ができる。




業務の中の一つに、時間ごとの来館者の人数をチェックする仕事がある。

その時、日本人と外国人を分けて書く欄がある。



言葉を交わす人もいれば、挨拶もせず黙って利用してる人もいる。

だから、アジア人、特に中国、韓国の人は日本人との区別がつきにくい。

中には、日本語ペラペラの人もいるからなおさらだ。





先日、一緒になったある新人ボランティアスタッフの一人から、

「どうしたら見分けられますか?

日本人か外国人か分からない時はどうすればいいですか?」

という質問を受けた。



「適当でいいっすよ」

と答えたボクに、冷たい視線。


「勘でいいっすよ。そのうちわかりますから」

ベテランらしく、ボクは言いなおした。



依然、納得いかない表情が見て取れる。

笑わない。

無表情。

白いワイシャツにネクタイ姿。

(ちなみにボクはT-シャツ、ジーパン)

見るからに生真面目な方。

頭を抱え込んでしまっている様子。




問題は、この統計がどこまで重要か、どこまで精密さが要求されるものなのか、

を考慮することだろう。


もし、一人でも間違ったら、どんな問題が生じるのか?

運営上どのような影響をもたらすか?




与えられた仕事を確実にこなすのは当然だが、

すべてを完璧にやり遂げることは至難の技だろう。


メリハリをつけないと、それこそ息が詰まって早晩立ち行かなくなる。



息詰まる → 行き詰る → 生き詰まる




「どこかで手を抜いていも良いんだよ」


テキトー人間は、そう言いかけて言葉を飲み込んだ。





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