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世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

裁判の行方 第7回口頭弁論

2017年05月31日 | 100の力
裁判が佳境を迎えている。


前回に引き続き口頭弁論はラウンド法廷で行われた。




4月の人事異動で書記官は新しい人に代わったが、

裁判官はそのままだ。


若くてどこか頼りなさげな美人裁判官。

裁判官としてはまだ経験不足なのだろう。
(そこがまた何気にかわいい)



2か月に一回ほどの間隔で裁判所に出かけるのも、

いつしか彼女に会うのが楽しみなっていた。




昨日、彼女は初めてカジュアルな私服のいでたちでラウンド法廷に姿を見せた。

淡いピンクのシャツを纏った彼女は、

まるで威厳のない普通の女の子の姿をしていた。

裁判官という一般的な厳かな風情は全く感じさせない。


「あれ?今日はいつもの黒装束の裁判官のコステュームと違うんですね」


本来緊張感漂う法廷でありながら、

ボクはまるで自分の彼女に話かけるように声をかけた。


「あー、ラウンドでは必ずしも黒の法服は着なくていいことになってるんですよ。

それにクールビズの季節ですから。

あれは着ると、かなり暑いんですよ」


彼女は、、チョッと戸惑うような視線をボクに投げかけながら珍しく笑顔をを見せた。

そのはにかんだ笑顔がまたかわいかった。


書記官や被告がいる法廷の中で、

二人だけの空間に不釣り合いな和んだ空気が漂う。


昨日被告は

前回の裁判官の指示通り、

和解金の一部をボクに支払った。


だが、

それは「被告の誠意を見せなさい」という裁判官の意図に従っただけだ。


和解に当たっては、

被告は分割で支払うことでほぼ合意ができている。


ただ、完済には6年余りを有する。

ボクは被告の今までの余りに理不尽な行動パターンからして、

いずれ支払を怠らせるのではないかという危惧が拭えなでいる。


もちろん、そうなれば給料差し押さえなど強制執行するまでのことだが、

そうならないことを願うのみだ。

第一煩わしい。


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ボクはこれまで散々騙されてきた。


人を信じること。

人を許すこと。

人に感謝すること。


ボクは常にそういう気持ちで人と接する。

どんなに裏切られても、

騙されても、だ。
(その点なかなか学習しない)


特に愛は無条件であることが前提である、と思っている。

反対給付を求めない。


愛は与えること。

心を開くこと。
(開きすぎることも多々ある)


あらゆる人間関係においても

愛が前提であることは同じである。
(それ故、時に誤解を招くが)


だが、

金銭が伴う場合はまた別である。

特に第三者が絡む場合は容赦はしない。
(今回はリース会社に対して)

粛々と法的手続きを行なうのみ。

今回もその手順に従ったまでだ。

(すでに被告は先月からリース会社に対して支払い始めている)


「罪を憎んで人を憎まず」
condemn the offense, but not the offender

これがモットーであることは今も変らない。






5月30日(火)のつぶやき

2017年05月31日 | ライフスタイル