世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

一年で諦める人の末路

2014年08月28日 | 人生
何をやるにも最低一年は覚悟が必要だ。

そしてそれを次の一年へとつなげていく覚悟も。


何の覚悟かというと、

耐え忍ぶ覚悟だ。


ところがその苦しみに耐えかねて、一年でリタイアする。

そんな愚かな輩が数多くいる。


やっと二年目から芽が出て花が咲くのに、

水をやり、肥料を施してきたことをやめてしまい、

せっかく土の下で育っていた芽を枯らしてしまう。


一年間の努力が水泡と帰す。

ほんとうに、これからとい時にどうしてやめてしまうのだろう。




夢を実現するには、それなりの時間がかかる。

早ければいいというものでもない。


苦節10年とか言われるように、じっくり熟成して育てる夢もある。

早く咲けば早く枯れる可能性もある。

一年草より、多年草のほうが好きだ。

大輪より、小粒の花が咲き乱れる光景が好きだ。


小粒の花とは、仲間を指す。

一人で叶えられる夢は無に等しい。


共鳴する仲間がいて初めて夢は叶う。


だがその仲間も、ポツポツと去っていくかもしれない。

時には失意のどん底に叩きのめさせられる。

自信喪失に陥ることもある。

人間不信になることもある。

孤独感に苛(さいな)まれる時だってある。

罵詈雑言を吐かれることもあるだろう。



だが、あきらめてはいけない。

夢に信念と使命感があるなら続けられるはずだ。


あきらめずに続けていれば、新たな仲間が必ず現れる。


その時、仲間が自分を助けてくれると思ってはいけない。

自分が仲間の夢を叶えるお手伝いをするのだ。


もちろん、うまく利用されるだけかもしれない。

仲間からまた裏切られることだってある。

そしてまた彼らは離れていく。


そうした苦汁を何度舐めさせられただろうか。

それでもあきらめてはいけない。

それでも歩き続けなければならない。

汗と涙と血の結晶が雪のような美しい華の形となって現れる。


手塩にかけて育てて( bring up 《a child》 under one's own care) も、

裏切り、後ろ足で砂をかけて去っていく(do something spiteful as one leaves) 輩の行く末は悲惨なものだ。


新しい細胞が入れ替わるように、

血液が流れるように万物流転(everything is constantly changing )を繰り返す。


人は常に生まれ変わる(reborn)ことができる。

ただし、それは進化と成長を伴った変化でなければ意味がない。



「唾をかけられても、踏みにじられても

俺は雑草のように強く生きていく。

目立たない小さな花を咲かせるために」 By Asay



【関連したことわざ英語】


罪を憎んで人を憎まず( condemn the offense, but not the offender )

身から出た錆 (paying for one's mistakes)

自業自得(•be one's own fault)

因果応報 (retribution;)