世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

New York ニューヨーク

2008年09月04日 | 国際
先日、数ヶ月ぶりに下の娘と食事をした。

高校3年生だ。

このところ、ズット避けているのか、誘っても断られ続きだった。

なんだか、チョー忙しいらしい。

口実めいて、寂しさは否めない。



ロンドンでのサマースクールも終わり、いよいよ卒業後の進路も真剣に決めなければならない時期に来た。

親としては気になるところだ。



「ニューヨークにダンス留学がしたい」


娘の答えは、大体、察しはついていた。

が、いよいよ来たかという感は拭いきれない。


「いいんじゃない」

チョッと、顔を引き攣らせながら笑ってボクは答えた。

もう2~3ヶ所、候補のスクールは決めているらしい。

「どれぐらいかかるんだ」

肝心な費用も、モット気になる。


格式高いジュリアード音楽院に行くわけではないので、極端には高額にならないようだ。

それに、全般的にチョー高いと噂のイギリスよりましかもしれない。

とはいえ、それなりに覚悟がいる。



マア、可愛い娘の希望だ、親としてはナントカ夢を叶えてやりたい。

どうにか工面しなければなるまい。



だが、彼女がニューヨークに渡れば、ボクにとっても大好きなニューヨークへ行く口実ができて、都合が良い。


ニューヨークは、いままで海外で一番長く住んだ街。

何度行っても、そしていくら長く居ても飽きのこないエキサイティングな街。


ボクの3人の子供たちは、思い思いに海外との係りを持ち、のびのびと生きていて、羨ましい。

もちろんボクだって、マダマダその点では負けてはいないつもりだが・・・。



ただ、「娘よ、ブロードウエイ男には、気をつけろ!」

これが、一番心配の種。

やっぱ、チョコチョコ様子を見に行かなきゃー、なるまい。