世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

世界を旅して

2007年03月06日 | 
いろんな国を旅していて、多くの国で痛切に感じる存在がある。

それは、宗教という得体の知れない怪物だ。

無宗教の僕は、代替物として、道徳や禅という儒教の教えから学んできた。

だから、争いや競争といったものには興味がない。

この世に、争いがなくなり、、すべての国が軍事費、防衛費なるものを失くすれば、ほとんどの貧困が払拭でき、豊かな世界が実現できると思う。

思えば、人類は宗教戦争から帝国主義の侵略戦争、体制間戦争、そして冷戦後はテロに名を借りた宗教戦争を繰り返している。

もはや、アメリカさえ植民地化しようなどとバカな考えは出来ないだろうし、独裁政権はなお存在しても、社会主義体制は事実上崩壊し、資本の論理の矛盾が噴出している。

ほとんどの宗教の標榜は、自由、平等、博愛にある。
そして、その旗印の下に愚かな争いを繰り返す。

すべての宗教の真に目指すものは、命の尊さであるはずだ。

自ら死んではいけない、人の命を奪ってはならない。
  基本を忘れたつかの間の均衡は長続きしない。

すべての人間は、いずれ死ぬ運命にあるのだから。

   露天風呂でひんやりとした風を感じながら、ふとこんなことを思った。

    この風は、世界中に繋がっているんだろうな・・・・・・