カッパのロードスター

幌を開ければFeelin`good。カッパーレッドの
路渡☆くんとの楽しいドライブ日誌。

西国三十三所巡礼 第二十三番札所 應頂山 勝尾寺

2012-11-11 00:43:02 | 西国三十三所巡礼
23番札所『應頂山 勝尾寺(かつおうじ)』は、大阪府箕面市にあります。
約8万坪の広大な敷地は自然豊かで、春には3000本の桜が咲き競い、
秋は名高い紅葉スポットとして知られています。
この土日から11月中の土日祝にはライトアップ、夜間拝観があるようです。

創建は古く、奈良時代727年に藤原善仲・善算という双子の兄弟が草庵を
築いたことに始まります。後に、光仁天皇の皇子「開成」が2人に師事して
仏門に入り、「弥勒寺(みろくじ)」としました。
その六代座主・行巡上人の時に清和天皇の病を法力によって治したことで
王に勝ったと言うことで、清和帝より「勝王寺」と改名いただいたのですが
それでは畏れ多いと寺側は「王」の寺を「尾」と変えて名乗ったのだそうです。




歴史は古いお寺のはずなんですが・・・施設や境内は新しい公園のようです。



境内に入るには、まずショッピングセンターみたいな売店を通る仕組みです。





当然の事ながらお土産やこんなもんやあんなもんが並べられています。
ここは「勝ちダルマのお寺」として有名なので、やたらとダルマだらけ・・・



「山門」
トップ写真のように道路からも見えてましたが、道路に面した勅使門は
閉じられています・・・売店を通すため?
この山門は1603年、豊臣秀頼が再建。平成8年に修復完了されたもの。


「仁王像」
修復されてそれほど経っていないので、まだキレイ。境内側には
カラフルな唐風の狛犬があったようですが、見逃しましたw



山門の額は表が山号の「應頂山」、境内側は寺名「勝王寺」。
「王」って字、使ってるやん・・・!




山門を抜けると、参道は大きな放生池(ほうじょうち)に架けられた
石橋を渡ることになります。



水煙(ミスト?)の演出が何とも現代的。幻想的な光景で、この演出イイかも…



「弁天堂」



池の中の島に建てられています、これまたニクイ演出。








自然豊かなのは良いですが、またまた階段連発でしんどそう・・・




途中、こんなアトラクション(?)、歩く「知恵の環」。
7駆さんが目を回しながら知恵を得たところ・・・(^_^ゞ




「観音像」


「一願不動尊」            「三宝はらい荒神堂」

先ほどの石段を登りきると観音池があり、水子供養の観音像が立っています。
左手には一心に願うと一つだけ叶えてくれる一願不動尊などもありました。

此処からまた石段を登っていくと、本堂や堂宇が建ち並ぶ広場に出ます。


「本堂」


「鐘楼」              「不動堂」


「本堂」
ここも豊臣秀頼が再建したものを平成11年に修復。
安置されるご本尊は十一面千手観世音菩薩です。



「納経所」
ここにもダルマさんが・・・おみくじになっているようです。

このお寺、清和帝が「勝王寺」と号して以来、源氏・足利氏等各時代の覇者達が
当山に勝ち運を祈る信仰の歴史をたどっている。
七転び八起き、不屈の精神をもって「己の弱さに勝つ!」ダルマ信仰と相まって、
勝ちダルマの寺となりました。


「勝ちダルマ奉納棚」
願いが叶った勝ちダルマを奉納する場所、夥しい数のダルマさんが・・・


「鎮守堂」             「開山堂」
お寺のあちらこちら、置けるところを見つけてはダルマが置かれています。


「大師堂」             「賓頭盧尊者」


「四国八十八ヶ所 お砂踏み」 





しっかり四国八十八ヶ所も済ませました・・・


この後、坂道を登って・・・おお~ッと!脚が攣ってしまいましたw
情けない・・・脚を引摺りながらと言うか、また攣らないように気をつけながら


「二階堂」
一番高いところにある伽藍、法然上人が祀られています。此処で暫く休憩。


「多宝塔」
少し下ったところにあります。眺めはなかなかグー♪






ぐるっと山道を回って降りてくると、また観音池のところに出ます。
観音池と多宝塔の位置関係も絶妙、見せてくれます。

脚の調子も・・・なので、薬師堂・奥の院へは行かず帰ることに。
この日は総持寺に続いて2軒目、ここがこんなにキツイとは思ってもみなかった。
ちなみに薬師堂は鎌倉初期に建立された現存する勝尾寺最古の木造建築物。
奥の院はかつて「弥勒寺」として本堂が建っていた場所で、
今はその場所に弥勒菩薩像が置かれている。周辺には「文殊堂」、
「納骨堂」、「六角堂」などがあるようです。




2012.9/16、勝尾寺にて。



○宗派:真言宗 ○開基:開成皇子
○御本尊:十一面千手観世音菩薩 ○創建:神亀4(727)年

御詠歌「重くとも 罪には法の 勝尾寺 ほとけを頼む 身こそやすけれ」


12 コメント

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知恵の輪www; (りちゃ。)
2012-11-11 09:00:49
知恵の輪自体には、私的に苦い思い出がwww;

とはいえ、7駆さまも知恵を得たのなら、
私も巡るとご利益あるかなぁ(^^;

という意味で、ちと興味あり♪(o 〃..)oデスッ♪
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Unknown (aw@bitlog)
2012-11-11 10:00:22
なんというか、ある意味ディズニーみたいなレクレーションを感じますね。
ちょっと行ってみたくなりました。
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☆ここのは >りちゃ。さんへ (路渡カッパ)
2012-11-11 12:05:07
知恵の輪といっても、単純にぐるぐる回るだけ。
苦い思いはしなくてすむ?(^_^ゞ
私はこれやらなかった。目が回って知恵熱出そうだったしね。
7駆さんにご利益・・・?変んなかった気がするけど。
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うーん (京男)
2012-11-11 12:12:26
こういう階段の多い場所は、いけなくなりました。
行った松葉杖がとれるなら、ちょっと考えるけど。
松葉杖がとれても膝とか手に障害が出そうだ。
売店すごいですね。売店だけなら行けそう。
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☆寺院の有り様 >aw@bitlogさんへ (路渡カッパ)
2012-11-11 12:14:51
ここのところ巡っている寺院がテーマパーク化されているような・・・
寺院の在り方に新しい息吹を感じる。つーか、お参りの方も
宗教の本質とかには興味が無いようで、ご利益求め?気休め?
そういう意味ならこんな場があるのは良いのかも知れません。
若い人、家族連れも多いしね。
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☆レストハウス? >京男さんへ (路渡カッパ)
2012-11-11 12:22:17
ここの施設は近代的でしたね、お寺に来たって感じじゃなかった。(^_^ゞ
レストランも池を眺めながらで・・・これも新しい風情かな?
境内は広過ぎ、階段、坂道で結構ヘトヘト。
一日うろうろできる体力が欲しいです。
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商魂 (mone)
2012-11-11 18:42:45
売店を通って入るとは、ここも商魂たくましいお寺ですね。きっとお正月には、稲荷神社にお参りに行っているんではないでしょうか、
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うーん・・・? (7駆)
2012-11-11 19:55:38
たしかに・・・・授かったはず。 いい知恵。

しかし・・・なんの知恵だったか・・・思い出せない。

目が回ったのは憶えているのに。

どんな素晴らしい知恵だったのかな
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☆サービス精神 >moneさんへ (路渡カッパ)
2012-11-11 19:58:45
こういうお寺、増えてます。
京都は相変わらず有名料だけで儲けようとしている?
大阪なんで、えべっさんの熊手とか何処かに飾っているかも。
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☆ひょっとして悪知恵? >7駆さんへ (路渡カッパ)
2012-11-11 20:03:57
サイン会をスルーする知恵とか・・・(^_^ゞ
ダッシュで回ると、もっとイイ知恵を授かるかも・・・次回はぜひ♪
>思い出せない・・・それってきっと知恵を放出してこられたかも。
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