カッパのロードスター

幌を開ければFeelin`good。カッパーレッドの
路渡☆くんとの楽しいドライブ日誌。

風情でおもてなし?

2016-02-15 15:44:44 | ランチ/カフェ
京都・岡崎動物園の北側にある蕎麦処『権太呂・岡崎店』
耳を澄ませばライオンの咆哮が聞こえるかも・・・(^_^ゞ



権太呂は京都だけに3店舗を構える麺料理店で、その起源は明治時代。
老舗の風情を感じさせる店構え、演出ですね。


〈茶室・霞月(かげつ)席〉
門をくぐって直ぐ左に茶室があります。この霞月席は明治維新まで
徳大寺家という清華家の格式を誇る公家の屋敷内(現・同志社大学
構内)に建てられていたもので、明治になり京都華族会館の時代に
当地に移転されたもののようです。
一般的な茶室に比べ躙り口が破格の大きさであったり、点前座と
客座の位置が逆、水屋(洗い場)がなく点前座と兼用だったり、
通常点前座の上は亭主の客に対する謙譲の心を形に表す手段として、
天井を客座より一段落とす「落天井」の手法を使われることも
ありますが、あまりにも高さが違い過ぎるなど、全国的に見ても
珍しい茶席になっているそうです。



その茶室が眺められるところに席をとりました。



庭も見られて風情たっぷり・・・
さすがに寒いので、外のテラス席は遠慮しました。
つか、以前は縁側だったと思うのですが、いつの間にか
テラス席になってるんやね。(^_^ゞ



ここの名物料理は「京風うどんすき 権太呂なべ」、
TVなどでよく取材されたりしています。一人前4,000円なので
お昼に気軽には・・・



で、今回も家内はきつねそば。私は鶏なんばでした。(^_^ゞ



鶏なんばは、プラス500円のお好み御膳で鶏なんば御膳にしました。
自家製そば実豆腐・季節ごはん(小)・香の物がつきます。



そば実豆腐は香ばしくて美味しかったですが、お蕎麦は特に・・・
私的には出汁が少し濃い気がしました、麺も特別な感じじゃないし。
御膳にしたら1,600円、コスパ的にはどうかな?(^_^ゞ

出汁へのこだわりなど『HP』でかなり書かれているのですがね。
おうどんには合うのかも・・・



お店のサービスや雰囲気は悪いものではありませんし、この界隈では
珍しく駐車場もあるので便利♪
ただこの界隈、行列のできる麺屋さんが多い中、ここはすんなり入れる
ことが多いです。(^_^ゞ
気になったのは「食べログ」の評価が権太呂3店舗の中で、ここだけ
低いのが・・・何でだろ?
ともあれ、風情も味わえるのでアリかと思います。




この日は京都市美術館へ日展を鑑賞に。毎年、招待券をもらうので。



平安神宮の前も再整備が整いクルマが閉め出されたので、
歩行者にはスッキリのびのびできるようになりましたね。
「岡崎プロムナード」と呼ぶようです♪



平安神宮前の工事がやっと終わったと思ったら、今度はこっちが・・・
発掘調査のようですね。



円勝寺跡・成勝寺跡・岡崎遺跡、埋蔵文化財発掘調査だとか。
具体的には平安時代後期に造営された六勝寺(寺名に「勝」のついた
六つの寺)である円勝寺跡・成勝寺跡の推定地だそうで。
すでに色んなものが発掘されているようです。

あれ?国立近代美術館まで工事中?
こちらはお化粧直し程度かな、予定ではもう済んでいるはずです。



府立図書館の隣りには懐かしの市電が・・・



「岡崎・市電コンシェルジュ」だそうで、要するに観光総合案内所。
ま、岡崎は1895(明治28)年に開催された第4回内国勧業博覧会に
合わせて、琵琶湖疏水による電力を用いた鉄道が敷設された
市電ゆかりの地でもあるので、市電を使うのもイイかもね。



激増する例の国の観光客、それでも京都の場合、爆買い旅行とは
縁が無いのか欧米観光客の比率もまだ高い方かもね。




いつもスルーしていましたが、こんなのも「ワグネル博士顕彰碑」。



ドクトル ゴットフリード・ワグネル氏の記念碑、結構立派なものが。
1868(明治元)年、長崎県に招聘され来日されたドイツ人。後に京都や
東京で明治時代の日本の工学教育で大きな功績を残され、日本に
骨を埋めることに。青山霊園に埋葬されているそうです。
日本の近代化に貢献した恩人ですね。
京都では耐火煉瓦を用いた新式の陶器焼成窯を発明。陶磁器、七宝、
ガラスの製法などを指導。島津製作所を創業した島津源蔵に技術指導を
行なったりもしたそうです。
この頃に贈った木製旋盤が島津創業記念資料館に現存しています。



2016.1/17、岡崎界隈にて。