書道家Syuunの忘れ物

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「日韓がタブーにする半島の歴史」室谷克実を読む。

2010-06-09 00:38:50 | 中国・韓国など特定アジア
「日韓がタブーにする半島の歴史」室谷克実を読む。

この本を読むと、昔学校の教科書で習ったことの詳細が書いてあるなという感じがした。1960年台前半の学校の社会科の歴史の部分というのは、朝鮮半島や日本国憲法に関する微妙な表現、日本の独立前後の出来事など今の教科書では書いていないことばかりがさらりと述べられていた。
特に、独立、日本国憲法に関しては、執筆者が同時代人だから結構詳細だったりした。
その後に出た教科書には、日本の独立前後の話や、憲法設立当時の状況などは一切書いていなかった。
逆に日本国憲法は自主憲法のようにことさら書かれている様にも感じるものがあった。
そして、朝鮮半島の南端にあった任那日本府は、政府でも何でもなく単なる連絡所、大使館のようなものという表現に置き換えられていた。
昔の教科書にあった任那日本府は、強力な政治権力を持つ当時の日本領土であったと書かれていたし、百済は任那日本府の保護国。新羅は日本(倭)に朝貢をするような国だった。それが、その後新羅の軍事的圧迫による百済の救済、そして政治的、軍事的失敗から勢力を弱め、白村江の戦いで最終的に数で圧倒的な優勢であった日本・百済連合軍は約半数の唐、新羅に完敗して半島から退く。
いずれにせよ、強力な任那日本府と言うものがなければ、白村江の戦いは有り得なかったし、高句麗広開土王の碑も矛盾するものであった。
そもそも1970年以降の教科書に広開土王の碑などは出てこなかったように記憶する。

そう言う近年の歴史の捏造と、全ての文化は朝鮮半島を通じて伝わったという朝鮮半島の事大主義、同じく日本を卑しめようとする前後の歴史学会の闇を付くものである。
確かに、朝鮮半島から全ての文化が伝わったとなると、李朝では商業が無く行商のみ、当然それに連なる運搬手段が無く、染料が無く白綿、白米が無く雑穀と言うことから見ても、そう言う朝鮮半島から文化が伝わったということの嘘がありのままに解る。
日韓がタブーにする半島の歴史 (新潮新書)
この「日韓がタブーにする半島の歴史」では、その半島の歴史を半島最古の正史「三国史記」(漢文)によって、常識を覆す。
ここにきて思うのは、日本は海洋国家で直接中国大陸と繋がっていたのに対して、朝鮮半島というのは地続きのあるが故に海洋国家ではなかったと言うことである。
そして、本書に記されているとおり、中国唐王朝に新羅あたりから朝貢するに奴隷ぐらいしか産物がないと言うことが記されている。
事実を見れば、当時においても日本と朝鮮半島とは文化、経済全てにおいて日本が勝り、技術その他を伝授していた。
そして思うことは、歴史は何度も繰り返されると言うことである。
元々半島に支配地域を持っていたと言う感覚がなければ、豊臣秀吉の朝鮮征伐なども起こりえなかったであろうし、西郷隆盛の征韓論もなかったかも知れない。
そして、日清戦争という歴史もそう言う展開からすれば当然であろうし、半島に巨大な投資を残したまま撤退し、又戦後は科学技術を日本から導入するという歴史を繰り返す。
そう言う歴史から見てみると、日本の戦後25年くらい経って戦前の人達が去って行くにつれて自虐史観を国民に植え付けようとした歴史学者というのはマルクス主義戦後利得者であった。
いずれにせよ、昔の教科書の空白部分を埋める良い本であった。
日韓がタブーにする半島の歴史

日韓がタブーにする半島の歴史

価格:756円(税込、送料別)


菅内閣は、参議院選挙まで宣伝作戦のみを展開する??

2010-06-08 00:27:13 | 民主党政権綴り

菅内閣は、参議院選挙まで宣伝作戦のみを展開する??

菅内閣新体制は8日と言うことだが、7日の読売新聞夕刊には既にほとんどの閣僚名が出ていた。
Webでは、「農相に山田正彦氏、菅内閣8日発足」とあって、「菅内閣の農相に山田正彦農林水産副大臣を昇格させることが7日夜、内定し、全閣僚の顔ぶれが決まった。」とある。(読売新聞Web)
それで何かサプライズがあるかと思えば、元々11人も再任だから小鳩政権の小鳩側の自動的にあいた空いたポストにスライドさせたり、罷免した穴に都合のよい人物を押し立てたと言う人選である。
口蹄疫対策でミソを付けた赤松農相は当然再任されないから、副大臣を昇格させるというこれもサプライズがない。
法務大臣に千葉参議院議員を留任させたなど、組閣に時間がなかった暫定手直し内閣の感がつよい。
事業仕分けで名前を馳せた蓮舫議員と言っても、所詮スピーカーにすぎない飾りものだから何の役にも立たないし、亀井氏も留任だから郵政法案もそのまま。
要するに、従来の既定路線は守るという姿勢であろう。
識者、マスコミは新内閣になってどの様な路線や政策を打ち出すのかと期待を込めているようである。
しかし、実際は7月の参議院選挙までは何もやらずに「国民のために頑張ります」というフレーズで押し通す筈である。
今の民主党のやり方というのは、何でも空手形を切ると言うことである。
それは、選挙に勝ちさえすればよいのであって、期待感だけで選挙を戦うというものである。
実は、それで欺されたのが昨年の衆議院選挙なのだが、もう一度国民を欺せるなら欺して後は、独裁でもなんでもやろうと言うのが今の姿勢である。
考えてみれば良く解ることで、今の閣僚達がこの10-11ヶ月の間何をやってきたのかと言えば、例のバラマキ政策や無意味な高速道路の無料化と郵政法案。
あの事業仕分けで幾ら削減できたのかと言えば、続々後で復活されて実はほとんど無意味だった。
廃止と判定されたのに何故かその事業が復活して予算が付き、その予算が不要な天下り団体に流れるのに、国務大臣は制止しなかったのか‥‥と言うことも不思議なものなのである。
元をたどれば、官公労をバックにしているから政治ショーをするものの、あくまでショーであって、国民を欺しているようなものだ。
まあしかし、この1年は民主党の無為無策から経済は止まったものであるし、妙なエコなどと言い出すから、庶民は無駄な支出を強いられたり官(官僚)が民業を圧迫したりしている。
官の民業圧迫というのは、官は税金も人件費も費用(すべて税金)も払わずに民間で出来ることを行う。その時点で同業の民間は廃業状態になるのである。
いずれにせよ、日本はデフレから脱却できているのかと言えば、依然長いトンネルに入ったまま。
特に地方は、何もない。
そして、確かにものは安くなった。
但し、売れ残り商品ばかりというものだが、企業も売れないから新商品を出さないこともあるし、成熟した商品だとそんなものでよいことも多い。


ONKYO WAVIO PCIオーディオボードSE-200PCI LTD使用感ついて その3

2010-06-07 17:08:10 | PC・ハード・ソフト関係綴り
ONKYO WAVIO PCIオーディオボードSE-200PCI LTD使用感ついて その3

PCスピーカーGX-70HDの限界を見て、アクティブスピーカーというアンプ内蔵のPCスピーカーというのは見切りをつけた。
それは、前回その2で書いたとおり、SE-200PCI LTDの性能を生かせていない。
ボーカルの声は、鮮明さを欠き解像力が良くない。特に高音の切れというものが無くて「ポワン」という感じなのである。
そこで思い切って、プリメインアンプを買って手持ちのスピーカーを使うことにした。
アクティブスピーカーのより高級なものを買ったとしても、アンプ部分でどうしても劣る。
なんと言っても、スピーカーの内部に設置しなければならないから限界もある。
一方、プリメインアンプはパソコンだけでなく種々の機器がつなげるし、要らなくなったら元々のオーディオ駆動に使えばよいことだからである。
そしてオーディオ関係というのは、2007年くらいからあまり新製品が出でいなかったりして放置状態であるし、それだから安い。
そのお陰か、たとえばヤマダ電機へ行ったらオーディオ関係というのはミニコンポしかなかった。大きな音を出していたのは、ホームシアターシステムだけであったのである。
より大きいLABI1系に行けばそういうことはないのだろうが、手近ではそんな状態なのである。
それだから、選択肢も限られている。

そして、ホームシアターシステムの一部として持っていたスピーカーがサラウンドスピーカーシステムONKYO D-308M(幅136×高さ241×奥行き154mm)という極小なもの。
これを使うとなると、定格インピーダンス4Ωなので4Ωに対応するアンプが必要となる。
但し、DENON PMA-390SEあたりでも出力端子/スピーカーAorB:負荷4~16Ω、A+B:負荷8~16Ωとなっていてどこも同じ感じである。
取りあえず、一番価格の安いと思われるONKYO A-973と言うものを買ってみた。(メーカー希望小売価格(税別):¥50,000 発売日:2007年 3月上旬)これは、今半値で買える。24,965円(税込)、送料込み。



プリメインアンプ A-973(S)・24,965円(税込)送料無料(定価52,500円(税込))

今や近所の電気屋で売っていない代物だから通販で購入してみると予想していた通り以上に結構大きい。
でも大きさというのは、従来のアンプの大きさを思えば同程度というもの。
全面シルバー、アルミ削りだしのボリューム、セレクターなど結構押し出しが強い。
アナログアンプ全盛時代なら100,000円と言われてもそうと思ってしまう印象がある。
とはいうものの、後ろのインターフェイスを見てしまえば、好況感は一挙に失せてエントリー機という印象がある。

それにしても25,000円でこんな高級感とは驚いたものである。
さて、このONKYO A-973とD-308M、SE-200PCI LTDの組み合わせは、PCスピーカーGX-70HDの音は何だったのかと改めて思い起こさせるものであった。
非常なクリアでいつも標準として使っているCDの曲では、ボーカルの声の息づかいが聞こえてきそうな繊細なもの。
PCスピーカーGX-70HDに代えて聞いてみれば、籠もったような音に二度びっくりする。D-308Mでは、PCスピーカーGX-70HDの曇った霧を取り去ったような感じである。
但し、低音は出ない。なんと言っても奥行きが15㎝程度しかない。
ケンウッドのKseries のLS-K711でも(158(W)×270(H)×264(D)mm)だから10㎝以上小さいことになる。

事実PCスピーカーGX-70HDでも(Rch:W123×H225×D203mm)でかなり小さい。
従って、アンプ内蔵サブウーファーが必須である。
それは丁度SL-057というスリットダクト型サブウーファーを持っていたから、それを接続して低音部を補っている。
いずれにせよ総てONKYOのシリーズで揃えた感があるが、システム的には2007年と言うとこである。

アナログ接続だからこれて良いと思うものの、今後はデジタルになるのかどうなのかは分からない。
そして、音に関しては進化が良いとは限らないというのは、管球アンプ(真空管)には今でもトランジスターは敵わないのではないかという思いが多少ある。

民主党政策。消費税増税と消費社会との整合性は取れるのか

2010-06-06 18:35:09 | 民主党政権綴り
民主党政策。消費税増税と消費社会との整合性は取れるのか

今度の参議院選挙では、一様に消費税増税の政策集の様なものが出る。
税収が無くなってきたから「取れるところから金を取れ」というのが政府の思惑なのだが、こういう政府というのは、どうも何を考えているのか分からないところがある。
その上、前段階で国債を増発してまでもバラマキ政策をして、何兆円という金が泡のように消えた。それで何か景気でも良くなれば願ったり叶ったりであるというものの、そんな話は聞かれない。
そもそもあの麻生政権時代の定額給付金というバラマキ政策の効果は、予想通りほとんど無かったと言うのが事実であった。
それで金がないから増税、一方中国、EU並に法人税を下げようと言う姿勢は、あのスウェーデンと全く同じやり方なのである。
しかし、EUは消費国ではなく少ない大企業は中国でものを作って世界にばらまくという商売であるし、武器輸出を主力産業とするところがある。
一方、日本ではまだ自国内で生産もし、消費もする。
‥‥と言うより、未だに巨大な消費国の一つである。
ここで消費税を上げるというのは、この国内消費というのを抑制することを意味する。
それは結果として、日本の大企業の生産拠点が海外に移ることを意味するし、例の企業追いだし「三点セット」によっても間違いなく雇用機会は減る。
少なくとも、前回3%から5%へ値上げしたときに大企業が潰れたように、いくつかの大企業が潰れると言うより中国企業の傘下に入るか、ハゲタカファンドに買われることになるだろう。
今の民主党は日本を中国に売り渡したい人達ばかりだと、予定通りの政策となる。
しかし、逃げ場のない国民としては何とかして、自身の生活防衛をしなければならない。当然なされるのは、消費の抑制である。
この消費の抑制というのは、消費されないというのではなく新商品が売れないと言うことである。そこには当然のことながら中古の商品市場が大々的に生まれ、発売一ヶ月以内の新商品もそこに並ぶことになる。
こんなみすぼらしいことを考えると、何やら終戦後しばらくあった貧しい日本の風景を想像してしまうのだが、本当にそういうことになりかねない。
それは、新商品を売る大型家電量販店などの成立を危うくすることに繋がる。
なぜなら、消費社会ではなくなるからである。
よくよく考えてみると、消費社会で消費税を大増税した例というのはない。
消費税が、高額なのはEUなどの国々。
街のそこ、ここにコンビニがあったり、大きな電気屋がネオンサインで光らせている光景はない。
考えてみれば、ここ何年も景気対策を政府がやったという記憶がない。
そして、間違った低金利政策は国民から毎年何兆円という利子を奪い、まだ金融緩和せよ、やり方が足らないと経済評論家は言うものの、何の効果も今になっても出ていない。

その失敗は、物事のシミュレーションを行わず、単に増税すれば税収が上がる、金利さえ下げれば景気があがると機械的にそして安易に考えているとしか思えない。
近年の自民党を含めた政治というのは、かっての消費国日本と言うことを忘れて、社会主義国に傾倒している。
本当に、今後どうなるのか自己防衛に走る気分である。

閣僚候補者は、筆で名前と花押の練習に余念なしか?

2010-06-05 23:17:27 | 民主党政権関係綴り
閣僚候補者は、筆で名前と花押の練習に余念なしか?

一夜過ぎての世論調査、鳩山内閣支持率19・1%から民主党の菅直人代表に「期待する」と答えた人は57・6%。(共同通信社が4日夕から5日にかけて実施した全国緊急電話世論調査)
この内閣支持率というより期待値が57.6%というのは新聞に掲載された。
今度は、例の世論調査など信用できないと言っていた民主党支持のマスコミ、文化人などは大喜びでやはり世論調査は正しいと言うのだろうか。
しかし、良く考えてみれば民主党が変わったのかという話は一つも出で来ない。むしろ今まで通りに郵政国有化(法案)も進めるし、民主党のマニフェストも従来通りに行う。
それは、何と言っても前副総理だから当然であろう。
いっそのこと、前総理になってしまった鳩山首相の方が自らの非を感じ取って、正気に戻ってマシだったかも知れない。
それで、聞くところによると中国派の代議士が重要ポストにつくらしいという話も出て来ている。だから、今までの小鳩路線から軌道変更する予定はないようだ。
又、例の「事業仕分けで注目を浴びた蓮舫議員」、社民党の福島瑞穂消費者相の代わりにすげ替えられるような報道も出て来ている。
ところが、事業仕分けではスバスバと言う様に見えた蓮舫議員も国会では実に大人しくて、昨年の事業仕分けで廃止と決まった事業が省庁のお手盛りで再び復活しても何も言わなかったという。
そう言えば、テレビ朝日系のニュースステーションで散々リベラルの言動に終始した久米宏氏。番組を降りたら何一つリベラルな言動がない。それどころか、別の番組に出演しても逆に大人しい心証なのである。
思うのは、やはりアナウンサー。
言い換えれば、人間スピーカーか拡声器というところなのではないかなのである。
同じアナウンサー出身でも、自民党の丸川珠代議員(元テレビ朝日アナウンサー)などのように上手いヤジだとか、‥‥‥

「小鳩が去って古ダヌキが2匹やって参りました」
「一匹のタヌキは出がらしの菅直人さん。もう一匹のタヌキは腹黒でうそをつくのが上手な仙谷さん(官房長官に内定した仙谷由人氏)」
菅氏・「財務大臣として答弁がのらりくらり。“カン”はいいかもしれないが経済学の知識(カン)はない」
仙谷氏・「仙谷さんはまた答弁が長い。なんだかすごいように聞かせるのは上手」
枝野幸男氏・「枝野さんが民主党幹事長室の金庫を開けたときには、お金は入っていないはず。小沢さん(小沢一郎前幹事長)が全部持っていってしまった」

(今年度の党横浜市連大会・産経新聞http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100604/plc1006042103032-n1.htm)
‥‥と言うような、上手い比喩やフレーズが言えるのは、昔から政治感覚がある人物と言えるという。
この物事を一言で表現する能力というのが、実は物事の本質が解らないと言えないことで、今度の民主党、首脳達はどうなのかと考えてしまうところである。
それで、今度の目新しさで蓮舫議員を閣僚に据えたところで、所詮「人間スピーカー」だったら笑えるではないか。
それは、取りも直さず官僚の言葉をそのまま拡大して言うだけである。
しかし、今頃は自分の名前と花押を筆で書く練習でもなさっているのかと思ったりもして。

この民主党の人達が大挙して訪れた中国、以前に福田康夫元総理は、へたくそな揮毫(ぎごう)をして(本人は得意ぶってたものの‥‥)多分中国の要人からは失笑をかっている。
中国の要人は、伝統的に日本から見ればなんでと思う人達でも例外なく文字が上手い。
上手くなくても個性的な文字で、へたくそな日本の書家よりよっぽどマシ。
それに比べたら、日本の代議士、閣僚の稚拙な文字というのは中国人から見たら、無教養と見られても仕方あるまい。
只、冊封国であれば無教養な「野蛮人」であるから、そんなものと見下げるというのだろう。

菅政権・市民運動家の冷血さに国民はついて行けるか

2010-06-05 00:18:28 | 民主党政権関係綴り
菅政権・市民運動家の冷血さに国民はついて行けるか

鳩山元首相が首相官邸から退去したという。そうするとあの何百万もかけて改造したのはどうなるのかと貧乏根性から思う。
強いて言えば、鳩山首相になって首相官邸の改造など要らなかったと言うくらい短かった。そして、今度は菅首相と言うことだが、代表戦の日にちを空けずにやったと言うことはもう既に決まっていたということでしかない。
‥‥と言うより‥‥小沢氏の新年会に唯一閣僚として参加したような‥‥小沢氏に近い人物と言えば、菅氏以外にはいなかったと言うこと。
そしてその代表戦まで長引けば、今の世の中、世情が動いて、種々の立候補者が出る可能性もあり混沌としたか知れない。
そして、リベラルというか、どうも物事が良く解っていそうにない菅氏が首相になるのだが、その組閣メンバーが予め読めてしまうようでは何も変わらないと言外に言っているようなものだ。
思うに菅氏のような市民運動家出身者というのは、元々都市部の頭しかないのではないかという気がする。より狭めれば首都圏いや東京都内の感覚でしか政治が見られないのではないかと言うことである。
前総理の鳩山氏も東京育ちと言うことで、地方に関する感覚がさっぱりなかった。
自民党というのは、元々都市部で選挙に弱い事から分かるように地方政党である。しかも農林議員が多くて、例の口蹄疫問題などになるとてきめんに効果を発揮する。
実は、労働組合も地方と言うより大都市であるし、官公労などはその土地の平均給与より高い給料をもらう公務員もいることだから元々地方という感覚はないだろう。
そう言う地方に実情をあまり解らないのに「地方主権」という国家とは無関係の地方自治構想を述べたり妙なのである。
だからこそ、口蹄疫問題などの国家が主導して問題解決に当たるような事が出来ない。
そう言う首都圏だけの感覚で政治を行うと言うのが、菅総理の思考回路ではないかと思われる。
その上こういう市民運動の臭いがする人物というのは、何か胡散臭い気がしてならない。
それは何故かというと、こういう人達の後ろに付いていったりすると突然梯子を外されて、痛い目に遭うと言う感じなのである。
鳩山前総理と一緒に仕事をやりたいとか、後からついて行くなど思いもよらないが、後から付いていったら「ピシャリ」と扉を閉められて、ここから後は「一見さんお断り」とか「身分が違います」などと言われかねない雰囲気がある。

思えば60年安保の時、樺美智子という東大生が国会議事堂前の鉄柵あたりで圧死した。
昔の記憶を頼りにすれば、元々ノンポリに近かった樺美智子氏と言うのは、デモ隊の一番後ろに付いていた筈であった。(ニュース映画で何回もその様なシーンを見た。)
先頭は、当然全学連側の学生指導者の筈なのだが、くねくねと移動するデモの隊列はいつかしらに最後尾が先頭になり最前列が最後尾になるように仕組まれる。
それで、一番ノンポリに近い人達が人間の盾になって自分たちを守るというわけである。だから、危なくなったら最後尾の指導者が一番速く逃げるというわけだ。
同じようなことが、成田闘争の時にあったと1970年代の新聞に出ていたことがある。
どこかの公務員の臨時職員が、同じ職場の公務員(正規)に物見遊山だと誘われて成田闘争に借り出される。
ところが、当時の成田闘争というのは戦争だった。そう言う闘争に馴れていない人物は危ないと言うことに気がつかず、又一番危険なところに狩り出される。
そうして、逃げ遅れて公務執行妨害などで逮捕。当然臨時職は解雇。
一方、誘った方は早々と逃げて何もなかった様に仕事をして知らぬ振り。
要するに、彼らについて行く時には自己責任なのである。
そして、その指導者がそういう市民運動家、例え過激派でなくとも同様なDNAを持つのが常だから、危なくなれば真っ先に逃げられるかもしれない恐れを感じるものだ。
それが、今度の総理。
これでは、国民としてますます自己防衛を考えなければならない時代に入った。

民主党は、次期参議院選挙の惨敗を視野に入れた配置

2010-06-03 18:40:38 | 日記
民主党は、次期参議院選挙の惨敗を視野に入れた配置

民主党はまた変わり映えのしない党首を頂いて、首相にするのか。
鳩山総理が、退陣するということで次の総理は誰と思っていたら、菅直人副総理・財務相らしいとのこと。
こんな人選であれば、民主党は単なる頭のすげ替えと誰でも見る。
‥‥鳩山邦夫元総務相(61)は2日、「(菅氏は)昔の名前で出ていますというイメージ。(小沢傀儡という)背景があるから、自民党は大喜びするでしょう」と語った。(産経新聞)‥‥
今鳩山総理のルーピーで、日米関係は最悪になっている。
ここで民主党は参議院選挙でまだ勝とうと思っているのかというと、どうもそうではないらしいことに気づく。
以前小沢氏は絶対多数を参議院でも民主党がとって、やりたいようなことをする考えでいたようだが、政策的に駄目出しばかりだったからそんなことは諦めたのだろう。
だからすんなりと幹事長を辞めたというわけだ。
どうせ民主党が参議院選挙で負ければ誰かが責任を取るのだが、小沢氏は責任を取るなどさらさらない。責任は、今度の幹事長に押しつける。
いずれにせよ、日本の国益の運営ではなく単に総理になりたい、大臣になりたいという人達の要求を満たそうという党内事情でしかない。
もし、次の参議院選挙で勝ちたいと思うのなら、アメリカ派の米国に受けの良い若くて物わかりが良さそうな人物を選ぶだろう。
そうすることによって劇的に日米関係が改善でもすれば、自民党内のアメリカ派という民主党に近い人達を取り込めるというものである。
いずれにせよ、今までの左派的、バラマキ的な思想を一端置き、内閣も赤松農林水産大臣などに代表される社会党色や、千葉法務大臣のような極端なリベラルなどの人選は差し控える必要がある。

しかし、そんなことを言っても無理であるし、管氏が代表に選出されれば国民は民主党
が変わったとは思わない。
単に派閥均衡で大臣は選出されるだろうから、社会党色、リベラル色はなくならない。

そして、結果は参議院選挙は表向き惨敗というものだろう。
但し、今度は国民新党やリベラルすぎる社民党は、排除して公明党かみんなの党と結べばどうと言うことはないと言う皮算用だ。
そうであれば、幹事長は小沢氏である必要はなく、管氏でも誰でもかまわないわけだ。
その上、参議院選挙の惨敗を受けて管氏がどこまで総理を続けるのかというのが、次のシナリオというものだ。

予定通りの鳩山首相・小沢幹事長W辞任

2010-06-02 13:18:28 | 日記
予定通りの鳩山首相・小沢幹事長W辞任

「鳩山由紀夫首相(63)は2日午前、国会内で開かれた民主党の両院議員総会で退陣する意向を表明した。 また、民主党の小沢幹事長にも退任を求め、了承を得たと報告した。」(読売新聞Web)
鳩山首相・小沢幹事長W辞任というのは、以前から参議院選挙直前の辞任で予定されていたのではないかという話があった。
今回の辞任は、幸か不幸か予定通りの辞任と計画倒産ならぬシャッポ隠しであると考えて良い。
これで、今後参議院選挙直前まで代表選挙やら首相が替わることによっての首班指名、内閣改造などで新聞一面は民主党ばかりになる。
週刊誌も新首相や新内閣やらと特集ばかりであるし、米国に飛んでいってルーピーな鳩山首相に代わってこんな米国寄りの首相と言うアピールをするだろう。
そうすると、こんなことで米国派というリベラル保守派はころりと騙されるものだ。
その上、今度は選挙向けソフト路線の内閣というものだ。
主要閣僚は残るものの、口蹄疫問題で味噌をつけた赤松農林水産大臣などは再任されないだろうし、死刑執行に一度も判をついしていない死刑反対論者の千葉法務大臣など左派色が強い閣僚は微妙なところだ。
一方、社民党の福島瑞穂消費者相の代わりに、事業仕分けで注目を浴びた蓮舫議員などもあがってくるかも知れない。
兎に角、人気取りなのだからどうでも良いわけだ。なぜなら、参議院選挙後に又内閣改造をすればよいことで、そのときの閣僚というのは危険人物ばかりだろう。
いずれにせよ、もしそんな内閣改造があれば、民主党が目指している郵政法案などは期限切れになりかもしれない。
ところが、小沢氏にしてみれば、そんなことは元々選挙対策だから民主党は「頑張っています」と言うところさえ見せれば良い。
その上、過度のリベラルから穏健な国民の意見を聞く内閣に替わったという印象を与えて支持率が回復すればそれで良しというところだろう。
そんな策略をすれば、騙される有権者も多いことだから、親米派を中心にして10%程度の支持率改善などはあり得る。
その上、この時点に至っても支持をねつ造するような放送局があるくらいだから益々混沌とするだろう。
それは、2010/06/02の朝の文化放送「くにまるワイド ごぜんさま~」で鳩山首相の辞任の可否を尋ねたアンケートだった。
番組では、FAXだかEメールだか分からないが、今印刷しているところなので集計は印刷された部分だけと良いわけを言っているものの、「辞任不要・(鳩山首相)支持する」が圧倒的に多く7対3。
その間に、鳩山首相辞任の報が入って無意味となったものだが、こういう風に今後民主党を陰で情報操作する人達何をするか分からないと言うものなのである。
しかし、こんなことで騙されてはいけないと言うのが従来からのもので所詮、小沢独裁は単に陰に回っただけで実力者には変わらない。
シャッポ「頭」は、軽い方がよいと言うのが従来からの説だから、どうせ傀儡政権というものである。
参議院選挙はこういう小細工が成功すれば大負けは避けられても、負けるに決まっているから、後はみんなの党か公明党と連立すればどうと言うことはない。
そして、例の日本解体3法案の成立というわけである。
日本は本当にどうなってしまうのか、国民、有権者としては心配で夜も寝られないというのが今後も続くかも知れない。

「お笑い100万票」と評される大阪・大阪人の真価が問われる次期参議院選挙

2010-06-01 22:44:55 | 日記
「お笑い100万票」と評される大阪・

大阪人の真価が問われる次期参議院選挙


民主党の支持率は、例外なく10%台になり既に死に体の体(てい)をなしている。
そして、やることなすことが「Too Little Too Late」の逐次投入というのは、二次大戦の時の劣悪な作戦のようなものだ。
あのドイツ軍の名将ロンメル将軍は、指揮官先頭とばかりドイツ軍の先頭を追い抜くほどのスピードで指揮車両を走らせたことは有名である。
但し、実際の戦闘というのは、危ない綱渡りをするのではなく、かなり手堅い戦争の正攻法であったというのは動かない事実である。
そんなことで民主党の政権というのは、事件が起こったら後ろの方で他人に「ヤレヤレ」と言ってる臆病者の集団、そして何の手助けにもならない人達であることが解ってしまった。
だから、今まで自民党政権時代に一人ぐらいは能力が疑問な「タレント議員」でも良いか、という甘い考え方が払拭されるかにおいて、今度こそは有権者が問われる事態になった。
しかも、野党なら何の政策立案には関わらないことが多かったはずだ。
ところが、種々勧められて民主党の候補になったら、国民からそっぽを向かれると言うことがある。
なぜなら、今までのような民主党は野党ではなく、与党という権力のうちだからである。

そんな様子が、多少旧聞になるがスポーツ報知の5月28日版に「きん枝・空振り」という阪神タイガース掛けた記事があった。
それは、「夏の参議院比例代表に民主党から立候補する落語家・桂きん枝(59)が27日、大阪・中之島の大阪市役所前で初めて街頭演説に臨んだ」という記事である。
「阪神タイガース街宣車」というものを作ったと、新聞記事にもWeb版でも掲載されていた。
そのキャッチフレーズが西川きよし元参議院議員時代の「小さなことからこつこつと!」を借用したという。
そして、記事には「政党チームで4番打者ばかりではいけない。1番打者として1つでも多く塁に出て、1つでも多くの得点を挙げる。それが私の役目」と演説したという。
しかし、反応は「足をとめて演説に聞き入った通行人は数えるほどだった。」と要するに「空振り」。
それはそうだろう、去年の夏の衆議院選挙の時も民主党は口当たりの良い話ばかりしていたはず。
それが、すべて空手形で暫定税率も廃止にはならないし、高速道路は値上げ、事業仕分けで廃止として経費削減と思いきや、削減対象が予算編成では復活して何の効果もなし。
その上、国民の声を政治に活かせますと声を張り上げていた新人一年生議員は、それがフタを空けてみたら、一年生議員は単なる「賛成要因」で何の発言権もない。
桂きん枝の言う野球に例えるなら、ベンチ入りもしていない二軍又は、三軍選手並だろう。
これは、当然一軍入りして「1番バッター」すらなれないのが明らか。
そんな桂きん枝の大ほら吹きに、有権者は呆れているのではないかと思う。
はっきり言って、有権者よりも世間知らずである。
しかも、今の時代になって日本の危機が訪れているとは、誰でもが気がついている。
そんな危機の時に危機を助長する人物に票を託したり、政策に関わらない野党なら死に票でも良いとしても、政権与党で直接国民の生活の係わる事に対しては慎重にならざる終えない。
だから、「小さなことからこつこつと!」と言っていた西川きよし元議員の時代とは大きく違うと言うことをどう思っているのか不思議なものなのである。
一般の有権者からみて率直に思えば、支持率が5人に1人も支持していない政党の候補になぜなるのだろうと言うことである。
簡単に言えば、国民の敵として民主党に参加すると言うことである。
ふつうなら「火中の栗は拾わず」なのだが、実際は国民を敵にしても単に衆議院の絶対多数という勝ち馬に載りたいと言うことだろうか。

「お笑い100万票」と評される大阪での大阪人の真価が問われる、と言うのが今度の参議院選挙でもあるのではないか。

国民一般企業人以下の民主党代議士達の体たらく

2010-06-01 12:56:26 | 日記
国民一般企業人以下の民主党代議士達の体たらく

‥‥‥民主党辻恵副幹事長、検察審事務局に接触図る問題爺2
「検察審への接触 民主党は政治介入を厳に慎め(6月1日付・読売社説)」
この問題関して「民主党の小沢幹事長に対する不起訴処分の是非を審査している検察審査会の事務局に、民主党幹部が接触した。」と読売新聞社説で書かれている。
辻恵民主党副幹事長は、先の新聞報道では否定していたものの、事の次第が明らかになるにつれ事実であることを認めている。
そして、その批判が高まるにつれ今度は一転して「このことが報道される方がおかしい」と例の民主党独自の論理によって問題のすり替えをして居直っている。
かっての自民党であればそんなことはしなかったであろうし、もししてしまっても軽率であったと国民に謝るのが普通である。
ところが、今の民主党は国民に対する視点がなく「小沢幹事長に忠誠」とばかり、国民を無視する国会議員がいる。
こんなことは、民主主義社会では本来議員失格の筈なのだが、民主党を支持するマスコミは無視する姿勢を示していたりする。
そして、このことはやはり野党気分が未だに抜けていない自覚のなさというものである。
スポーツ報知には、あの田中真紀子元外相が「社民党との連立そのものに無理があった。鳩山首相以下、みな閣僚経験がなく、悩んでいたのが出ちゃう」と毒舌‥‥とある。

しかし、そんなことはある程度常識の域で、それが分からないのは一般社会に出でもろくに通用しない社会人、企業人であることに相違ない。
考えるに通用するのは、大企業の労働組合くらいなものだろう。
事実、この辻恵民主党副幹事長も自身の弁護士活動では、新聞沙汰になるようなどうも関心することをやっているとは思えない。
普天間問題という日本国民の防衛問題に関することも、単に社民党の非武装中立論に振り回され、挙げ句の果ては又単に沖縄問題に収斂する。
今支給が開始された「子ども手当」問題にしても金を配るということだけに専念して、国民に対するきめ細かい要望に対処していない。
又、郵政法案31日にたった6時間の審議でしかも、温家宝中国首相が来日中という日程の込み入っているところで、自民党の議員会議中に衆議院本会議を開催するという議論なしの採決。
この郵政法案にたいしても「子ども手当」法案の様に問題点にたいして一切無視する態度である。
この郵政法案によって得するのは誰かと言えば、本来国民ではなくてはならないが、郵政関連の票を目当てだと言われてしまうほどの問題点を抱えているとすれば、やはり国民の目線ではない。

今の民主党のやっていることは、何でも参議院選挙に勝って以後問答無用で日本解体の左派思想を貫徹することと思えば空恐ろしくなる。
そして、今取りざたされているのは、みんなの党と連立を組んで、公務員改革は進め、一方で、外国人参政権、民法改正、人権擁護法案など日本解体の法案は成立させるというもの。
事実、みんなの党は第2民主党と言われている位なのである。