書道家Syuunの忘れ物

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ONKYO WAVIO PCIオーディオボードSE-200PCI LTD使用感ついて その3

2010-06-07 17:08:10 | PC・ハード・ソフト関係綴り
ONKYO WAVIO PCIオーディオボードSE-200PCI LTD使用感ついて その3

PCスピーカーGX-70HDの限界を見て、アクティブスピーカーというアンプ内蔵のPCスピーカーというのは見切りをつけた。
それは、前回その2で書いたとおり、SE-200PCI LTDの性能を生かせていない。
ボーカルの声は、鮮明さを欠き解像力が良くない。特に高音の切れというものが無くて「ポワン」という感じなのである。
そこで思い切って、プリメインアンプを買って手持ちのスピーカーを使うことにした。
アクティブスピーカーのより高級なものを買ったとしても、アンプ部分でどうしても劣る。
なんと言っても、スピーカーの内部に設置しなければならないから限界もある。
一方、プリメインアンプはパソコンだけでなく種々の機器がつなげるし、要らなくなったら元々のオーディオ駆動に使えばよいことだからである。
そしてオーディオ関係というのは、2007年くらいからあまり新製品が出でいなかったりして放置状態であるし、それだから安い。
そのお陰か、たとえばヤマダ電機へ行ったらオーディオ関係というのはミニコンポしかなかった。大きな音を出していたのは、ホームシアターシステムだけであったのである。
より大きいLABI1系に行けばそういうことはないのだろうが、手近ではそんな状態なのである。
それだから、選択肢も限られている。

そして、ホームシアターシステムの一部として持っていたスピーカーがサラウンドスピーカーシステムONKYO D-308M(幅136×高さ241×奥行き154mm)という極小なもの。
これを使うとなると、定格インピーダンス4Ωなので4Ωに対応するアンプが必要となる。
但し、DENON PMA-390SEあたりでも出力端子/スピーカーAorB:負荷4~16Ω、A+B:負荷8~16Ωとなっていてどこも同じ感じである。
取りあえず、一番価格の安いと思われるONKYO A-973と言うものを買ってみた。(メーカー希望小売価格(税別):¥50,000 発売日:2007年 3月上旬)これは、今半値で買える。24,965円(税込)、送料込み。



プリメインアンプ A-973(S)・24,965円(税込)送料無料(定価52,500円(税込))

今や近所の電気屋で売っていない代物だから通販で購入してみると予想していた通り以上に結構大きい。
でも大きさというのは、従来のアンプの大きさを思えば同程度というもの。
全面シルバー、アルミ削りだしのボリューム、セレクターなど結構押し出しが強い。
アナログアンプ全盛時代なら100,000円と言われてもそうと思ってしまう印象がある。
とはいうものの、後ろのインターフェイスを見てしまえば、好況感は一挙に失せてエントリー機という印象がある。

それにしても25,000円でこんな高級感とは驚いたものである。
さて、このONKYO A-973とD-308M、SE-200PCI LTDの組み合わせは、PCスピーカーGX-70HDの音は何だったのかと改めて思い起こさせるものであった。
非常なクリアでいつも標準として使っているCDの曲では、ボーカルの声の息づかいが聞こえてきそうな繊細なもの。
PCスピーカーGX-70HDに代えて聞いてみれば、籠もったような音に二度びっくりする。D-308Mでは、PCスピーカーGX-70HDの曇った霧を取り去ったような感じである。
但し、低音は出ない。なんと言っても奥行きが15㎝程度しかない。
ケンウッドのKseries のLS-K711でも(158(W)×270(H)×264(D)mm)だから10㎝以上小さいことになる。

事実PCスピーカーGX-70HDでも(Rch:W123×H225×D203mm)でかなり小さい。
従って、アンプ内蔵サブウーファーが必須である。
それは丁度SL-057というスリットダクト型サブウーファーを持っていたから、それを接続して低音部を補っている。
いずれにせよ総てONKYOのシリーズで揃えた感があるが、システム的には2007年と言うとこである。

アナログ接続だからこれて良いと思うものの、今後はデジタルになるのかどうなのかは分からない。
そして、音に関しては進化が良いとは限らないというのは、管球アンプ(真空管)には今でもトランジスターは敵わないのではないかという思いが多少ある。