書道家Syuunの忘れ物

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閣僚候補者は、筆で名前と花押の練習に余念なしか?

2010-06-05 23:17:27 | 民主党政権関係綴り
閣僚候補者は、筆で名前と花押の練習に余念なしか?

一夜過ぎての世論調査、鳩山内閣支持率19・1%から民主党の菅直人代表に「期待する」と答えた人は57・6%。(共同通信社が4日夕から5日にかけて実施した全国緊急電話世論調査)
この内閣支持率というより期待値が57.6%というのは新聞に掲載された。
今度は、例の世論調査など信用できないと言っていた民主党支持のマスコミ、文化人などは大喜びでやはり世論調査は正しいと言うのだろうか。
しかし、良く考えてみれば民主党が変わったのかという話は一つも出で来ない。むしろ今まで通りに郵政国有化(法案)も進めるし、民主党のマニフェストも従来通りに行う。
それは、何と言っても前副総理だから当然であろう。
いっそのこと、前総理になってしまった鳩山首相の方が自らの非を感じ取って、正気に戻ってマシだったかも知れない。
それで、聞くところによると中国派の代議士が重要ポストにつくらしいという話も出て来ている。だから、今までの小鳩路線から軌道変更する予定はないようだ。
又、例の「事業仕分けで注目を浴びた蓮舫議員」、社民党の福島瑞穂消費者相の代わりにすげ替えられるような報道も出て来ている。
ところが、事業仕分けではスバスバと言う様に見えた蓮舫議員も国会では実に大人しくて、昨年の事業仕分けで廃止と決まった事業が省庁のお手盛りで再び復活しても何も言わなかったという。
そう言えば、テレビ朝日系のニュースステーションで散々リベラルの言動に終始した久米宏氏。番組を降りたら何一つリベラルな言動がない。それどころか、別の番組に出演しても逆に大人しい心証なのである。
思うのは、やはりアナウンサー。
言い換えれば、人間スピーカーか拡声器というところなのではないかなのである。
同じアナウンサー出身でも、自民党の丸川珠代議員(元テレビ朝日アナウンサー)などのように上手いヤジだとか、‥‥‥

「小鳩が去って古ダヌキが2匹やって参りました」
「一匹のタヌキは出がらしの菅直人さん。もう一匹のタヌキは腹黒でうそをつくのが上手な仙谷さん(官房長官に内定した仙谷由人氏)」
菅氏・「財務大臣として答弁がのらりくらり。“カン”はいいかもしれないが経済学の知識(カン)はない」
仙谷氏・「仙谷さんはまた答弁が長い。なんだかすごいように聞かせるのは上手」
枝野幸男氏・「枝野さんが民主党幹事長室の金庫を開けたときには、お金は入っていないはず。小沢さん(小沢一郎前幹事長)が全部持っていってしまった」

(今年度の党横浜市連大会・産経新聞http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100604/plc1006042103032-n1.htm)
‥‥と言うような、上手い比喩やフレーズが言えるのは、昔から政治感覚がある人物と言えるという。
この物事を一言で表現する能力というのが、実は物事の本質が解らないと言えないことで、今度の民主党、首脳達はどうなのかと考えてしまうところである。
それで、今度の目新しさで蓮舫議員を閣僚に据えたところで、所詮「人間スピーカー」だったら笑えるではないか。
それは、取りも直さず官僚の言葉をそのまま拡大して言うだけである。
しかし、今頃は自分の名前と花押を筆で書く練習でもなさっているのかと思ったりもして。

この民主党の人達が大挙して訪れた中国、以前に福田康夫元総理は、へたくそな揮毫(ぎごう)をして(本人は得意ぶってたものの‥‥)多分中国の要人からは失笑をかっている。
中国の要人は、伝統的に日本から見ればなんでと思う人達でも例外なく文字が上手い。
上手くなくても個性的な文字で、へたくそな日本の書家よりよっぽどマシ。
それに比べたら、日本の代議士、閣僚の稚拙な文字というのは中国人から見たら、無教養と見られても仕方あるまい。
只、冊封国であれば無教養な「野蛮人」であるから、そんなものと見下げるというのだろう。

菅政権・市民運動家の冷血さに国民はついて行けるか

2010-06-05 00:18:28 | 民主党政権関係綴り
菅政権・市民運動家の冷血さに国民はついて行けるか

鳩山元首相が首相官邸から退去したという。そうするとあの何百万もかけて改造したのはどうなるのかと貧乏根性から思う。
強いて言えば、鳩山首相になって首相官邸の改造など要らなかったと言うくらい短かった。そして、今度は菅首相と言うことだが、代表戦の日にちを空けずにやったと言うことはもう既に決まっていたということでしかない。
‥‥と言うより‥‥小沢氏の新年会に唯一閣僚として参加したような‥‥小沢氏に近い人物と言えば、菅氏以外にはいなかったと言うこと。
そしてその代表戦まで長引けば、今の世の中、世情が動いて、種々の立候補者が出る可能性もあり混沌としたか知れない。
そして、リベラルというか、どうも物事が良く解っていそうにない菅氏が首相になるのだが、その組閣メンバーが予め読めてしまうようでは何も変わらないと言外に言っているようなものだ。
思うに菅氏のような市民運動家出身者というのは、元々都市部の頭しかないのではないかという気がする。より狭めれば首都圏いや東京都内の感覚でしか政治が見られないのではないかと言うことである。
前総理の鳩山氏も東京育ちと言うことで、地方に関する感覚がさっぱりなかった。
自民党というのは、元々都市部で選挙に弱い事から分かるように地方政党である。しかも農林議員が多くて、例の口蹄疫問題などになるとてきめんに効果を発揮する。
実は、労働組合も地方と言うより大都市であるし、官公労などはその土地の平均給与より高い給料をもらう公務員もいることだから元々地方という感覚はないだろう。
そう言う地方に実情をあまり解らないのに「地方主権」という国家とは無関係の地方自治構想を述べたり妙なのである。
だからこそ、口蹄疫問題などの国家が主導して問題解決に当たるような事が出来ない。
そう言う首都圏だけの感覚で政治を行うと言うのが、菅総理の思考回路ではないかと思われる。
その上こういう市民運動の臭いがする人物というのは、何か胡散臭い気がしてならない。
それは何故かというと、こういう人達の後ろに付いていったりすると突然梯子を外されて、痛い目に遭うと言う感じなのである。
鳩山前総理と一緒に仕事をやりたいとか、後からついて行くなど思いもよらないが、後から付いていったら「ピシャリ」と扉を閉められて、ここから後は「一見さんお断り」とか「身分が違います」などと言われかねない雰囲気がある。

思えば60年安保の時、樺美智子という東大生が国会議事堂前の鉄柵あたりで圧死した。
昔の記憶を頼りにすれば、元々ノンポリに近かった樺美智子氏と言うのは、デモ隊の一番後ろに付いていた筈であった。(ニュース映画で何回もその様なシーンを見た。)
先頭は、当然全学連側の学生指導者の筈なのだが、くねくねと移動するデモの隊列はいつかしらに最後尾が先頭になり最前列が最後尾になるように仕組まれる。
それで、一番ノンポリに近い人達が人間の盾になって自分たちを守るというわけである。だから、危なくなったら最後尾の指導者が一番速く逃げるというわけだ。
同じようなことが、成田闘争の時にあったと1970年代の新聞に出ていたことがある。
どこかの公務員の臨時職員が、同じ職場の公務員(正規)に物見遊山だと誘われて成田闘争に借り出される。
ところが、当時の成田闘争というのは戦争だった。そう言う闘争に馴れていない人物は危ないと言うことに気がつかず、又一番危険なところに狩り出される。
そうして、逃げ遅れて公務執行妨害などで逮捕。当然臨時職は解雇。
一方、誘った方は早々と逃げて何もなかった様に仕事をして知らぬ振り。
要するに、彼らについて行く時には自己責任なのである。
そして、その指導者がそういう市民運動家、例え過激派でなくとも同様なDNAを持つのが常だから、危なくなれば真っ先に逃げられるかもしれない恐れを感じるものだ。
それが、今度の総理。
これでは、国民としてますます自己防衛を考えなければならない時代に入った。