書道家Syuunの忘れ物

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BELDEN スピーカーケーブル 8470を使っての驚きと切り分け

2010-06-21 11:26:50 | オーデイオ・音響関係
BELDEN スピーカーケーブル 8470を使って見ての私見

ミニコンポを設置して、まあそれなりに満足していたのは以前エントリーで書いたとおりである。そこで、PCの方のスピーカーケーブルを手持ちの太いケーブルに交換したところ、低音が出て来たと共に音量が大きくなった。
よく言う音が柔らかくなったという感じだが高音もそれなりであったので、それは、それで良しとした。
そういう風に、オーディオの音を気にし出すとミニコンポの音はクラシックでは音がよく見えない。全体が沈んでいる感じがする。
又、ボーカルの声も沈みがちで、音量を必要以上に上げないとCDによっては、良く分からないものまで出て来た。
購入直後に仮の設置としてスピーカーから1mの地点で聞いていたのと、3m離れたのでは全然音が違う。
1mからでは低音は聞こえず、3mの位置では高音が沈む状態なのである。
‥‥と言うわけで、丁度手持ちのスピーカーケーブルが無くなったところでスピーカーケーブルを新調することにした。


ヤマダ電機の家電館を見るとモンスターケーブルその他はあるもののとても高くて手が出ない。丁度LABI1高崎に行く用事があって、スピーカーケーブルについて聞いて見ると、BELDENは高音が出て、モンスターケーブルは低音が出るという。
このLABI1高崎では、10種類以上ケーブルが売っていて良く分からぬという感じだが、BELDEN(ベルデン)8470とか、8460という品番のものは無い。

あるのは、Classic14(定価¥650/m税込)、18(定価¥350/m税込)、Studio497(定価¥735/m税込)と言うもの。
これは、ある日本のBELDEN 代理店のもののようで、正確なところは分からないがネットで見ると批判しているような記事もあった。
Studio497というのは、旧版の9497と同等品のようであり、Classic14と18は8470と8460の後継品に見えるが、こちらは仕様が違う。
Classic14と18は、外装は同じようだが、例えばClassic14では芯線が14Gage (0.483mm×19本)と言うストレートの錫(スズ)メッキ線で無いもの。(銅そのものの色)

一方、BELDEN 8470は、錫メッキ導線で導体芯線:1.31m㎡(16AWG)という縒り線。
実は、いろいろなことがあちこちに書かれていて良く分からぬと言うのが現状である。
それは兎も角も、一番安く売られているところを探してみたらAmazonだった。
Amazonが直売というのではなく、トモカ電気(秋葉原)と言うところが切り売り販売してAmazonが発送するもの。それで送料が格安になっている分だけ安い。
BELDEN スピーカーケーブル 8470-10m 
‥‥‥‥‥‥‥10m 2,600円税送料込み
実は、20mを買うと230円/m(税送料込)となって、トモカ電気の直営店で買うより安い。
100m買っても220円/mなので多く使う分には、100mでも良いかも知れないが22,000円を出すのも勇気が要るものだ。
BELDEN スピーカーケーブル 8470-20m

取りあえず、届いた10mもBELDEN 8470を三等分1本約3.33m。
8470というのは3m~4mの範囲で使えと言う指示があってもっと長くしたかったのだが、いろいろコメントを調べてみたら3m~3.5mの範囲が多かった。

どうせミニコンポだから失敗して元々、という判断で元の附属ケーブルと取り替えてみると初めは明らかにどこか違う。
音量が大きくなり、低音が良く出る。
高音部もそれなりに伸びきって、楽器それぞれの定位置が判るほど。
今まで沈んでいたボーカルは定位置に聞こえ、クラシックではモーツアルトの高音がしっかりとしている。
簡単に言えば、霧が一つめくれた感じ。
兎に角、音の輪郭が際立つのには驚くと共に、本当ミニコンポで鳴っているのか不思議なくらいであった。
久々、聞き惚れてしまった。

‥‥と今度はPC側の音を聞いてみると明らかに音が曇っている。
ボーカルの音の定位も曇ってはっきりしていない。
良い音を聞くとますます耳が肥えてきて、今度はこの前に配線し直したばかりのPC側のスピーカーケーブルも全部交換したくなった気がするのである。
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○錫メッキのスピーカーケーブルの切り分けに関する私見。

銅線のスズメッキケーブルというのは、高周波を扱うときに出会うものである。
従って、音の音源である部分の高周波即ち、高音部は錫メッキケーブルというのは良く伝わると推定できる。
こういう事から推論すると、高音部はある程度一定に保たれ、錫メッキケーブルを短くすると抵抗が少なくなるので低音部の周波数が失われにくい。
即ち、低音が出る。
別の言い方をするとマイルドになる。
逆に長くすれば、抵抗が多くなって低音部の周波数が伝わりにくいために高音が強調されてシャープになる。
線材のは太い、細いに関してはその原理で、太ければ低音が出るし、細ければ高音が強調されると言うわけ。

○銅線むき出し銅線の場合の私見考察。

銅線むき出しの場合、錫メッキ銅線の逆であると考えられる。
分かりやすく言えと、高周波部分が失われやすい。
従って、短くすると高音部が保たれてシャープ(高音が出で)に、長くなると高音部が失われるためにマイルドになる。

線材の太い、細いの関係は錫メッキ銅線と同じ。